早期体験学習  [Early Exposure]

開講情報
1年次 前期 実習 SGD 1.5単位 必修
担当教員
教授 中田 徹男 准教授 長澤 吉則 他 全教育職員
備考  

●概要
 医療人である薬剤師として身につけるべき「生命の尊厳」、「やさしさ、思いやり」など豊かな人間性の涵養(かんよう)と、「問題発見・解決能力」の重要性を認識してもらおうと思います。これらを通じて、個人個人の「医療人としての薬剤師の歓び、理想像」を皆さんの大きな真っ白なカンバスに描き、これから6年間、人にやさしい、信頼される薬剤師を目指して研鑽を積む第一歩を踏み出すきっかけになることを全教育職員(全教員)が期待し、応援します。

●授業の一般目標
 薬学生としてこれから6年間の学習に対するモチベーションを高めるために、救命応急手当(AEDを含む)、ハンディキャップ体験、薬用植物園御陵園見学、ようこそ先輩(先輩の経験談)、薬害被害者の生の声、病院・薬局見学、企業・研究室見学などにより、将来の医療人としての自覚を高めるとともに、「生命の尊厳」、「やさしさ」など豊かな人間性の涵養と、将来求められる「問題発見・解決能力」の重要性を肌で感じる。スモールグループディスカッション(SGD)、プロダクト作成とポスター形式での成果発表会を通して人の考えをじっくり聞き、自分の思いを人に伝える方法を考える。とにかく、驚き、楽しむこと。

●準備学習(予習・復習)
予習:病院・薬局・企業見学の前にSGDを行い、見学の目的について討論しますが、自分なりに下調べを   して、目的意識をもってディスカッションに参加すること。
復習:「薬害」講演会の後にはレポート提出を行い、担当教員による添削を含め、文書作成能力の向上のための基礎を学ぶ。その他、課題ごとのレポートの提出も指示されるので、復習の上レポートを作成すること。
 また、プロダクト展示では、見学内容を中心に、見たこと、感じたことをグループごとにポスター発表するので、それを意識して見学に望むこと。

●学習項目・学生の到達目標
学習項目 担当教員 学生の到達目標 SBOコード
1 全体ガイダンス 全教員分担 薬学部の学生として、学習に対するモチベーションを高める。
A-(1)--1
2 「薬害根絶」のために薬害被害から学ぶ
全教員分担 1. 薬害について具体例を挙げ、その背景を概説できる。
2. 薬害根絶のために、薬害被害者の生の声から、薬剤師は何ができるのか、何を期待されているのかを学び、自分の意見をまとめる。
A-(1)--1,4
A-(1)--1
A-(1)--1,5,6,7
A-(1)--4
E1-(4)-4
3 ハンディキャップ体験
(*40名)
(*;No.3〜5の内の1つを選択する)
全教員分担 将来、患者の悩みや苦しみを理解できる薬剤師となるために、疑似体験を通し医療人としての「やさしさ、思いやり」について考える。
1. アイマスクにより視覚が不自由な方の疑似体験をし、声掛け・介助法を習得する。
2. 車椅子により歩行の不自由な方の疑似体験をし、介助法などを習得する。
3. バリアフリーについて概説できる。
A-(1)--2,3
4 薬用植物園御陵園見学
(*40名)
全教員分担 ☆本学の薬用植物園御陵園を訪れ、薬草にふれる。
5 ようこそ先輩(*280名) 全教員分担 薬学部の学生として、これから体験する事柄などを、先輩の話から学ぶ。
A-(3)-7
6 救命応急手当(京都市消防局から普通救命講習終了証交付)
全教員分担 人の命の尊さを理解するために救命応急手当を実践する。
1. 救命のリレー・応急手当の重要性を理解する。
2. 心室細動およびAED(自動体外式除細動器)の機能を理解する。
3. 基本的心肺蘇生法(気道確保・人工呼吸・胸骨圧迫)を習得する。
4. AEDの使用法を習得する。
5. 気道異物の除去法を習得する。
6. 上記より、「生命の尊厳」について考える。
A-(1)--2
F-(1)--3
7 病院・薬局見学
全教員分担 病院薬剤師・開局薬剤師の業務を見聞し、
1. 薬の安全性・有効性の確保、
2. QOL(Quality of Life)の向上に如何に寄与し、また寄与しなければいけないかについて自分の意見をまとめる。
事前にSGD(スモールグループディスカッション)を行う。
A-(1)--1,2,3,4
A-(1)--1,2
A-(5)--2
B-(1)-3
F-(1)--1,2
F-(1)--7
8 企業見学
全教員分担 製薬企業、研究所を見学し、企業等の仕事内容を学ぶ。
事前にSGD(スモールグループディスカッション)を行う。
A-(1)--2
A-(5)--2
B-(1)-2
F-(1)--1
F-(1)--7
9 学内研究室見学
全教員分担 本学の研究室を見学し、如何に問題点を発見し、それを解決する方向で研究を進めているかについて自分の意見をまとめる。
A-(1)--2
10 プロダクト作成
全教員分担 少人数グループ単位で、病院・薬局見学または企業見学の中からテーマを選び、感じたこと、学んだことをディスカッションし、自分たちの意見や考えを模造紙等にまとめる。
A-(1)--4
A-(3)--7
A-(4)-5
F-(1)--1,2
11 プロダクト展示、意見交換会
全教員分担 作成したプロダクトをポスター展示し、全員で色々な感じ方、考え方について意見を交わす。
A-(1)--4
A-(3)--7
F-(1)--1,2

●教科書
書名 著者名 出版社名
適時プリントを配布する



●成績評価法方法・基準
 出席(全出席が必須)、積極性、レポート(MoodleによるWord書類での提出等)での考察、プロダクト作成・発表などを総合的に判断する。

●評価のフィードバック
 問い合わせに対しては個別に対応する。オフィスアワーに、あらかじめアポイントをとった上で面談する。

●備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)
 オフィスアワー:月曜〜金曜の17時〜18時。 質問は、担当教員の研究室まで来てください。
 ※出張等でオフィスアワーを持てない場合があるため、事前にメールで日程を確認することが望ましい。「薬害被害者講演:津島准教授」、「救命応急手当:藤原教授」、「ハンディキャップ体験:長澤吉則准教授」、「ようこそ先輩:渡辺教授」、「薬用植物園御陵園見学:松田教授、前田助手」、「病院・薬局見学:今西講師 」、「企業見学:野崎教授、坂本准教授」、「学内研究室見学:鈴木教授」、「プロダクト作成・展示発表:山下教授、橋詰教授」または中田教授まで。

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