歴史A  [History A]

開講情報
1年次 後期 講義 1.5単位 選択
担当教員
教授 鈴木 栄樹   
備考  

●概要
テーマ《戦後の日本と世界のあゆみ》
 2012年末の安倍政権の登場により、いわゆる「アベノミクス」の行方が注目されているが、円安や消費税増税による影響が注目されるところである。他方、アメリカではトランプ新政権が発足し日米関係の行方がどうなるのか未知数である。また、近隣の中国や韓国との間での領土問題をめぐる摩擦が激化し、さらに金正恩体制となった北朝鮮との関係、イスラム諸国の動向や国際的なテロにも眼がはなせない。このような問題をとってみても、これからの日本と世界はどのようになっていくのだろうか、ということを考えずにはいられない。現代の日本に住む私たちには様々な映像が目に映り、大量の情報が耳に入ってくる。しかし、感性的な判断、事実にもとづかない憶測は、現実に対する認識を大きく誤らせ、ひいては人々の相互理解を妨げるものである。講義では、主として第二次世界大戦後の日本と世界の歴史を学び、今後の日本の行く末について考えるための知的素材を提供したい。(授業では実写フィルムなどの映像教材を多用しますが、なかには悲惨な映像もあることを了解したうえで受講してください。)

●授業の一般目標
 歴史を学ぶことで「今」という時代を相対化し、「自分」という人間、「日本」という国を客観的にとらえる視点を獲得し、国際化時代に通用する自分なりの確かでかつ柔軟な価値観をつくりあげてもらいたい。

●準備学習(予習・復習)
 日頃から新聞やテレビ・インターネットなどで国内外のニュースに目を配り、その歴史的な背景について考える習慣をつけていってほしい。さらに、講義で扱われた問題についても、自分なりの関心を持って知識と理解を深めてほしい。予習復習を合わせて1週あたり150分程度の学修が必要である。内容については、その都度指示する。

●学習項目・学生の到達目標
学習項目 担当教員 学生の到達目標
1 開講にあたって 鈴木 講義についての概観、現代史(戦後史)についての見方を理解する。
2 「戦後」の成立(1945〜1960)1 鈴木 日本の敗戦、米軍による日本占領、新憲法の制定について理解する。
3 「戦後」の成立(1945〜1960)2 鈴木 冷戦の始まり、冷戦開始期のアジアと日本について理解する。
4 「戦後」の成立(1945〜1960)3 鈴木 講和条約締結と日本の独立、1955年体制について理解する。
5 「戦後」の基本的枠組みの定着(1960〜1973)1 鈴木 日本の高度経済成長の意義について理解する。
6 「戦後」の基本的枠組みの定着(1960〜1973)2 鈴木 ベトナム戦争と日本との関わりについて理解する。
7 「戦後」の基本的枠組みの定着(1960〜1973)3 鈴木 沖縄返還、日中国交回復について理解する。
8 「戦後」のゆらぎ(1973〜1990)1 鈴木 第1次オイルショックと高度経済成長の終焉について理解する。
9 「戦後」のゆらぎ(1973〜1990)2 鈴木 第1次オイルショック後の政治と社会について理解する。
10 「戦後」のゆらぎ(1973〜1990)3 鈴木 日本社会の変化、バブル経済の発生について理解する。
11 「戦後」の終焉(1990〜2000)1 鈴木 湾岸戦争、バブル経済の崩壊について理解する。
12 「戦後」の終焉(1990〜2000)2 鈴木 農業・農村社会の変化について理解する。
13 新しい戦争の中で(2000〜)1 鈴木 9・11同時多発テロ事件、アフガン戦争と日本について理解する。
14 新しい戦争の中で(2000〜)2 鈴木 イラク戦争、中東と日本との関わりについて理解する。
15 総括・まとめ    

●教科書
書名 著者名 出版社名
戦後史入門
成田龍一
河出書房新社(文庫)
●参考書
書名 著者名 出版社名
戦後史
中村政則
岩波書店(岩波新書)

●成績評価法方法・基準
 定期試験の成績を基本(80%)として、さらに小レポートなど(20%)を加味して評価する予定でいるが、受講者数によって多少の変更もありうる。

●評価のフィードバック
 講評は、合格発表日に掲示にて公開する。

●備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)
 基本的に、金曜日の午後3時30分〜5時30分をオフィスアワーとするが、所用で不在となるばあいもあるので、必ずアポイントメントをとってほしい。詳しくは、初回の授業で知らせる。

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