文化論B  [Culture B]

開講情報
2年次 後期 講義 1.5単位 選択
担当教員
准教授 桑形 広司   
備考  

●概要
 現在、欧州連合(EU)を牽引する両輪として28ヶ国(2015年現在)の加盟国を率いるドイツとフランスであるが、政治、経済、軍事などあらゆる分野でかつてないほど極めて良好な関係にある。しかし歴史的に見るとゲルマン民族の本家を自認するドイツと古代ローマの正当な後継者を自認するフランスはまさに水と油の関係で、第二次世界大戦終了まで幾度も激しい対立を繰り返してきた。長らく犬猿の仲であった両国であるが、双方には意外なほど共通点も多い。国家間の紛争が絶えない欧州にあっても、両国は比類を見ない対立関係に陥ったのは何故か、また今日の欧州連合の成立に両国はどのように関わっていったか明らかにしたい。今回は独仏関係に英国を加え、三者の関係を言語の観点から見ていきたい。

●授業の一般目標
 ドイツとフランスの国の成り立ちから生活文化まで項目別に比較しながら論じる。
 犬猿の仲と言われるドイツとフランスだが、いつごろからこのような関係に陥ったのか、その歴史的経緯に基づき明らかにしたい。今回は独仏と英国との関係を言語の観点から論ずるつもりなので、受講生には今日の英語とドイツ語、フランスとの関係についても認識を深めてほしい。

●準備学習(予習・復習)
 予習復習を合わせて1週あたり150分程度の学修が必要である。ドイツ・フランス両国の文化事情、英語の歴史を論じた参考書を授業のたびに紹介するのでそれを読んでおいてほしい。

●学習項目・学生の到達目標
学習項目 担当教員 学生の到達目標
1 文化とは 桑形 文化の定義について認識を深める。
2 ドイツとフランスの成立以前の時代 桑形 ドイツ・フランスが成立する以前の欧州の情勢を知る。
3 ドイツとフランスの成立後の時代 桑形 ドイツ・フランスが成立した後の欧州の情勢を知る。 
4 ドイツとフランスの人名と
地名ドイツ人とフランス人の美徳とは
桑形 ドイツとフランスの人名と地名の比較して
その共通性を知る。ドイツ人やフランス人が生活の基盤に据える重要な行動、思考を知る。
5 ドイツ語と英語とフランス語の関係について 桑形 現代の英語が出来上がるまでの過程を歴史的に振り返る。
6 ドイツとフランスの教育制度 桑形 エリートが組織を引っ張る国の教育制度を知る。
7 世界を魅了する工業製品や
ものづくり
桑形 ドイツとフランスの優れた工芸品や工業製品を生み出すパワーの源を知る。
8 余暇大国 桑形 世界に誇るドイツやフランスの余暇事情について認識する。
9 環境意識 桑形 ドイツとフランスにおける環境問題のその今後について認識を深める。
10 結婚と育児について 桑形 ドイツ人やフランス人の結婚観や育児事情について知る。
11 ドイツとフランスのメディア 桑形 ドイツやフランスの新聞や雑誌など大衆メディア事情を知る。
12 ドイツやフランスの食文化 桑形 ドイツ人の食生活、フランス人の食生活について知る。
13 アルザス
桑形 父なるドイツの体に、母なるフランスの心が宿るフランス東部のアルザスの地域事情について知る。
14 ドイツ・フランス両国関係の今後の課題 桑形 現代両国の抱えるの諸問題とヨーロッパの未来に果たす両国の役割について認識を深める。
15 総括・まとめ    

●教科書
書名 著者名 出版社名
プリント



●成績評価法方法・基準
 最終レポートを80%、授業中の課題を20%として評価する。

●評価のフィードバック
成績評価の講評については、合格発表以後個別に対応する。

●備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)
 質問がある場合は、水曜日を除く曜日の午後に育心館4階の研究室まで来てください。メールでも常時、質問を受け付けます。

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