薬理学C  [Pharmacology C]

開講情報
3年次 前期 講義 1.5単位 必修
担当教員
教授 加藤 伸一 講師 天ヶ瀬 紀久子 助教 松本 健次郎
備考  

●概要
 薬理学は、薬物が生体に及ぼす種々の反応およびその作用機序について学ぶものであり、臨床における薬物療法の基礎となる科目である。また薬理学は、生物学、生化学、解剖学、生理学などとも密接に関連しており、これらの既習の基礎知識の応用も必要となる。講義では、正常時および病態時における生体の仕組みを理解した上で、薬物の作用機序、安全性、体内動態などについて概説する。

●授業の一般目標
 薬理学Cでは、消化器系に作用する薬、ホルモンと薬、代謝系に作用する薬、呼吸器系に作用する薬、炎症・アレルギーと薬、および血液・造血器系に作用する薬などについて、作用機序、適応症および副作用を理解し、習得する。

●準備学習(予習・復習)
 教科書の該当箇所に目を通すとともに、生理学等の該当箇所を復習するなど、予習した上で講義に出席すること。
 また、講義後、講義内容の見直しを行い、1週あたり150分程度の予習復習が必要である。

●学習項目・学生の到達目標
学習項目 担当教員 学生の到達目標 SBOコード
1 消化器系に作用する薬(1) 松本 消化器系の疾患に用いられる代表的な薬物の基本構造と薬効の関連を概説できる。
胃食道逆流症(逆流性食道炎を含む)、消化性潰瘍、胃炎について、治療薬の薬理を説明できる。
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病等)、機能性消化管障害(過敏性腸症候群を含む)について、治療薬の薬理を説明できる。
便秘・下痢について、治療薬の薬理を説明できる。
E2-(4)--1
E2-(4)--1,2,6,7
2 消化器系に作用する薬(2) 松本 肝疾患(肝炎、肝硬変(ウイルス性を含む)、薬剤性肝障害)、膵炎、胆道疾患(胆石症、胆道炎)について、治療薬の薬理を説明できる。
悪心・嘔吐について、治療薬および関連薬物(催吐薬)の薬理を説明できる。
痔について、治療薬の薬理を説明できる。
E2-(4)--3,4,5,8,9
E2-(7)--4
3 ホルモンと薬(1) 天ヶ瀬紀 代謝系・内分布系、生殖器系疾患の疾患に用いられる代表的な薬物の基本構造と薬効の関連を概説できる。
Basedow(バセドウ)病、甲状腺炎(慢性(橋本病)、亜急性)について、治療薬の薬理を説明できる。
E2-(5)--1
E2-(3)--6
E2-(5)--2,3
4 ホルモンと薬(2) 天ヶ瀬紀 アジソン病について、治療薬の薬理を説明できる。
尿崩症について、治療薬の薬理を説明できる。
E2-(2)--7
E2-(5)--4
5 ホルモンと薬(3) 天ヶ瀬紀 生殖器系疾患の疾患に用いられる代表的な薬物の基本構造と薬効の関連を概説できる。
性ホルモン関連薬の薬理および臨床適用を説明できる。
前立腺肥大症、子宮内膜症、子宮筋腫について、治療薬の薬理を説明できる。
妊娠・分娩・避妊に関連して用いられる薬物について、薬理を説明できる。
E2-(3)--6,7
E2-(3)--1
E2-(5)--1
6 代謝系に作用する薬 天ヶ瀬紀 骨粗鬆症、カルシウム代謝の異常を伴う疾患(副甲状腺機能亢進(低下)症、骨軟化症(くる病を含む)、悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症)について、治療薬の薬理を説明できる。 E2-(2)--2,4
7 呼吸器系に作用する薬(1) 天ヶ瀬紀 呼吸器系の疾患に用いられる代表的な薬物の基本構造と薬効の関連を概説できる。
気管支喘息について、治療薬の薬理を説明できる。
E2-(4)--1
E2-(4)--1
8 呼吸器系に作用する薬(2) 天ヶ瀬紀 慢性閉塞性肺疾患および喫煙に関連する疾患(ニコチン依存症を含む)、間質性肺炎について、治療薬の薬理を説明できる。
鎮咳薬、去痰薬、呼吸興奮薬の薬理を説明できる。
E2-(4)--2,3,4
9 炎症・アレルギーと薬(1) 加藤 抗炎症薬(ステロイド性および非ステロイド性)および解熱性鎮痛薬の薬理および臨床適用を説明できる。
抗炎症薬の作用機序に基づいて炎症について説明できる。
創傷治癒の過程について説明できる。
炎症の一般的症状、担当細胞および反応機構について説明できる。
アレルギーを分類し、担当細胞および反応機構について説明できる。
E2-(2)--1,2,3
C8-(2)--1,2
10 炎症・アレルギーと薬(2) 加藤 関節リウマチ、変形性関節症について、治療薬の薬理を説明できる。
重症筋無力症、多発性硬化症、特発性血小板減少性紫斑病、シェーグレン症候群等の臓器特異的自己免疫疾患について、治療薬の薬理を説明できる。
E2-(2)--7,8
E2-(2)--1,3
11 炎症・アレルギーと薬(3) 加藤 免疫・炎症・アレルギー疾患に用いられる代表的な薬物の基本構造と薬効の関連を概説できる。
アレルギー治療薬(抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬等)、免疫抑制薬の薬理および臨床適用を説明できる。
アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、接触性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、花粉症、消化管アレルギーについて、治療薬の薬理を説明できる。
E2-(2)--1,2,3
E2-(2)--1
12 血液・造血器系に作用する薬(1) 加藤 止血薬の薬理および臨床適用を説明できる。
脳血管疾患(脳内出血、脳梗塞(脳血栓、脳塞栓、一過性脳虚血)、くも膜下出血)について、治療薬の薬理を説明できる。
E2-(1)--8
E2-(3)--1
13 血液・造血器系に作用する薬(2) 加藤 抗血栓薬、抗凝固薬および血栓溶解薬の薬理および臨床適用を説明できる。
脳血管疾患(脳内出血、脳梗塞(脳血栓、脳塞栓、一過性脳虚血)、くも膜下出血)について、治療薬の薬理を説明できる。
E2-(1)--8
E2-(3)--2
14 血液・造血器系に作用する薬(3) 加藤 鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血(悪性貧血等)、再生不良性貧血、自己免疫性溶血性貧血(AIHA)、腎性貧血、鉄芽球性貧血、播種性血管内凝固症候群(DIC)について、治療薬の薬理を説明できる。 E2-(3)--3,4
15 総括・まとめ      

●教科書
書名 著者名 出版社名
詳解 薬理学
編集:香月博志、成田年、川畑篤史
廣川書店

●成績評価法方法・基準
 定期試験(100%)の結果により評価する。

●評価のフィードバック
 成績評価の講評については、合格発表以降個別に対応する。

●備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)
 授業内容に関する質問がある場合には、各教員に事前にメールにて確認してから来て下さい。
 オフィスアワー:月曜から金曜 17時〜18時 (薬物治療学分野;愛学館5F)。

▲PAGE TOPへ