緩和医療概論  [Introduction to Palliative Care ]

開講情報
6年次 前期 講義 1単位 選択
担当教員
教授 矢野 義孝 講師 中村 暢彦 助教 松村 千佳子
非常勤講師 足立 幸人   
備考  

●概要
 緩和医療は、がんと診断されたときから終末期に至るまで、患者およびその家族のQOL向上を実現するために必要な医療である。本講義においては全人的苦痛の概念を理解することで、患者の痛みの評価方法、オピオイド鎮痛薬の薬理学的特徴および副作用対策に必要な疼痛マネジメントについて学び、さらに精神的苦痛に対するサポートやがん患者とのコミュニケーション、また呼吸困難、消化管閉塞などの疼痛以外の身体症状マネジメントについても概説する。また、入院・外来患者ならびに地域医療の中での緩和ケアチームの役割について、具体的な薬剤師による研究事例も紹介しながら概説する。 

●授業の一般目標
 患者に適切な緩和医療を提供できるようになるために、チーム医療における薬剤師の役割を理解し、緩和医療に必要な薬剤に関する知識、患者やその家族とのコミュニケーションに関する専門的な知識や技能を修得する。

●準備学習(予習・復習)
 事前にオピオイド鎮痛薬などの医薬品について薬理作用や適応などを復習しておくことが望ましい。受講後は講義プリントや参考書の他、緩和医療に関わる書籍を読み返し知識を深めることを期待する。毎回の予習・復習をあわせて3.5時間程度の学修が必要である。

●学習項目・学生の到達目標
学習項目 担当教員 学生の到達目標 SBOコード
1 緩和医療総論 矢野・中村暢 ☆緩和医療の現状を学び、緩和医療の概要と必要性を理解する。
2 各論(1) がん疼痛治療法 松村 ☆WHO方式がん疼痛治療法の実際について理解を深める。
3 各論(2) オピオイド鎮痛薬  松村 ☆オピオイド鎮痛薬の薬理学的特徴、副作用とその対策について理解を深める。
4 各論(3) がん医療におけるコミュニケーション 松村 ☆精神的苦痛におけるサポートとがん医療におけるコミュニケーションについて理解する。
5 各論(4) 医療連携 松村 ☆医療連携(緩和ケアチーム、在宅緩和ケア)の中での薬剤師の役割について理解を深める。
6 各論(5) がん治療と緩和医療 足立 ☆がん治療の中での緩和医療の意義について理解する。
7 各論(6) 各種症状マネジメント 足立 ☆疼痛以外の身体症状(呼吸困難、腹水、消化管閉塞など)の症状マネジメントについて理解する。
8 各論(7) 終末期ケア 足立 ☆終末期ケアについて症状緩和と患者、家族の関わりについて理解する。

●教科書
書名 著者名 出版社名
特に指定しない
適宜プリントを配付する
 
●参考書
書名 著者名 出版社名
緩和医療薬学
日本緩和医療薬学会 編
南江堂
専門家をめざす人のための緩和医療学
日本緩和医療学会
南江堂
がん疼痛治療
後明郁男、真野徹
南江堂

●成績評価法方法・基準
 定期試験で評価する(100%)

●評価のフィードバック
 定期試験後に、解説等を掲示にて公開する。

●備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)
 各講義終了後。あるいは、あらかじめメールで連絡の上臨床薬学教育研究センター3F情報処理室まで。

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