• 比較文化論

    [Comparative Culture]

    開講情報
    • 1年次前期

      1.5単位選択

    担当教員
    • 准教授鈴木 栄樹

    備考  

    概要

    江戸時代以降、日本人は世界をどういうふうに認識・整理し、そしてその中に自国をどう位置づけてきたか。それと同時に世界は日本をどういうふうに見てきたのか。近現代日本の自画像と対外観、そして外国の近現代日本観を本、映画、その他のメディアを通じて分析する。

    授業の一般目標

    日本の自己像と世界観や他国の日本観に関する知識を得る。文明、文化、民族の諸概念を批判的に考える姿勢を取得する。自国の文化と他国の文化を相対的に見る目をトレーニングする。

    成績評価法・基準

    それぞれに課題を設定したうえでレポートを提出してもらう。また、最終レポートに至るまでに2、3回ほどの中間レポートの提出を要求される。レポートの評価は、その独自性・独創性および調査の程度等によって評価される。また、講義の終わりに、講義の内容についての理解をペーパーで問うこともある。

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    特にない。資料を適宜に配布する。

    参考書

    書名 著者名 出版社名
    授業のなかで、随時紹介する

    学習項目・学生の到達目標

    学習項目 担当教員 学生の到達目標
    1 オリエンテーション 鈴木栄樹 今、比較文化論を学ぶ理由を考える
    2 文化とは何か 鈴木栄樹 文化の語源、文化と文明の区別、文化の諸定義について学ぶ
    3 比較文化とは何か 鈴木栄樹 比較文化学の系譜について学ぶ
    4 西洋の日本観。近世編1 鈴木栄樹 来日西洋人の日本観について学ぶ
    5 西洋の日本観。近世編2 鈴木栄樹 同上
    6 日本人の対外観。近世編1 鈴木栄樹 華夷秩序と日本、儒学と国学の“世界”について学ぶ
    7 日本人の対外観。近世編2 鈴木栄樹 同上
    8 西洋の日本観。近代編1 鈴木栄樹 19世紀のジャポニズムについて学ぶ
    9 西洋の日本観。近代編2 鈴木栄樹 黄禍論について学ぶ
    10 日本人の対外観。近代編1 鈴木栄樹 明治期の文明開化について学ぶ
    11 日本人の対外観。近代編2 鈴木栄樹 第一次世界大戦前後の対外観について学ぶ
    12 日本人の対外観。近代編3 鈴木栄樹 昭和戦前期の対外観について学ぶ
    13 現代日本の世界観と自己像 鈴木栄樹 現代日本人の自己像、西洋観やアジア観について学ぶとともに、全体をまとめる

    1

    学習項目 オリエンテーション
    担当教員 鈴木栄樹
    学生の到達目標 今、比較文化論を学ぶ理由を考える

    2

    学習項目 文化とは何か
    担当教員 鈴木栄樹
    学生の到達目標 文化の語源、文化と文明の区別、文化の諸定義について学ぶ

    3

    学習項目 比較文化とは何か
    担当教員 鈴木栄樹
    学生の到達目標 比較文化学の系譜について学ぶ

    4

    学習項目 西洋の日本観。近世編1
    担当教員 鈴木栄樹
    学生の到達目標 来日西洋人の日本観について学ぶ

    5

    学習項目 西洋の日本観。近世編2
    担当教員 鈴木栄樹
    学生の到達目標 同上

    6

    学習項目 日本人の対外観。近世編1
    担当教員 鈴木栄樹
    学生の到達目標 華夷秩序と日本、儒学と国学の“世界”について学ぶ

    7

    学習項目 日本人の対外観。近世編2
    担当教員 鈴木栄樹
    学生の到達目標 同上

    8

    学習項目 西洋の日本観。近代編1
    担当教員 鈴木栄樹
    学生の到達目標 19世紀のジャポニズムについて学ぶ

    9

    学習項目 西洋の日本観。近代編2
    担当教員 鈴木栄樹
    学生の到達目標 黄禍論について学ぶ

    10

    学習項目 日本人の対外観。近代編1
    担当教員 鈴木栄樹
    学生の到達目標 明治期の文明開化について学ぶ

    11

    学習項目 日本人の対外観。近代編2
    担当教員 鈴木栄樹
    学生の到達目標 第一次世界大戦前後の対外観について学ぶ

    12

    学習項目 日本人の対外観。近代編3
    担当教員 鈴木栄樹
    学生の到達目標 昭和戦前期の対外観について学ぶ

    13

    学習項目 現代日本の世界観と自己像
    担当教員 鈴木栄樹
    学生の到達目標 現代日本人の自己像、西洋観やアジア観について学ぶとともに、全体をまとめる

    備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)

    ビデオや映画などの視聴覚教材も利用する予定。なお、下記のウェブ・サイト上で授業に関する参考情報を公開している(随時更新)。
    http://www.kyoto-phu.ac.jp/labo/kyouyou/eijuszk/index.html