開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
今日の高度に発達した現代社会や高齢化社会において、一生のうちのどこかでわれわれは必ずくすりの世話になっている。また病気の質や病気そのものも昔に比べれば少なからず変化してきたとも言っても過言ではない。くすりも進歩し画期的な新薬が創製され、人々の寿命の延長に貢献してきた。今や数え切れない医薬品が開発され使用される中で、それらの効き方を科学的な根拠をもって知ることは、医療関係者のみならず消費者(患者)にとって少なからず恩恵となる。本講では、痛み、不眠、生活習慣病、心の病、がん等の個々の病気に対する「くすりの効き方のメカニズム」をできるだけわかり易く説明する。さらに、くすりが時折起こす副作用についても述べ、くすりの用い方によって克服する方法にも触れたいと思う。それによって患者はくすりを正しくそして安心して使えるようになるのではないかと考える。臓器移植とかゲノム創薬といった今日的な話題も提供したいと思う。
備考)やさしい薬の科学Iを受講した後に、IIを受講した方が理解容易である。
(書 名) (著者・編者) (発行所)
参考書『薬は何故効くか』 田中正敏著 講談社
『生活習慣病を防ぐ』 香川靖雄 岩波新書
【成績評価方法・基準】
出席数およびレポート