• 基礎演習 死と生の分子生物学から死生学へ

    [Basic Seminar]

    開講情報
    • 1年次通年

      1.5単位必修

    担当教員
    • 准教授大和田 幸嗣

    備考  

    概要

     分子生物学の発達により、我々の5本の指は指の間を埋めていた細胞のプログラムされた死により形成されること、この死を司る遺伝子群が我々のゲノム染色体に組み込まれていることが明らかとなった。ヒトのゲノムの中に死と生、それぞれを司る遺伝子(複数)が存在し、これらの遺伝子の働きが生、老、病死に深く関わっている。前期ではこれらの遺伝子の働きとその分子機構を学び、生命科学から死と生を考えてみたい。後期では、アルフォンス・デーケン著”死とどう向き合うか”(NHK出版ライブラリー 、1996)をテキストとして、全ての人に必ず訪れる死とどう向き合ったらいいか、死から生を学び(死生学)生きる意義について考えてみたい。