• 免疫学

    [Immunology]

    開講情報
    • 3年次前期

      1.5単位必修

    担当教員
    • 教授中田 徹男

      准教授小原 幸

    備考  

    概要

     免疫とは、一度かかった病気に二度とかからないことであり、生体の感染防御機構の一つである。過剰な免疫反応がアレルギーであり、自己の組織に対する免疫反応による疾患が、自己免疫疾患である。免疫機構が破綻した病態が、免疫不全である。
     本講義においては、基礎的な免疫学というよりは、臨床免疫学、すなわち、免疫に関連した臓器の役割、疾患の病態と免疫の関与を中心に講義する。

    成績評価法・基準

    定期試験で評価する。

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    (免疫学、臨床医学概論、及び、病態生理学(臨床薬理学教室の担当の項目)に共通)
    臨床医学の概論ノート 朝山 純、中田徹男 廣川出版

    参考書

    書名 著者名 出版社名
    免疫学の入門 第4版 今西二郎 金芳堂

    授業計画

    項目 授業内容
    1 免役とは 免役寛容、T細胞、B細胞、マクロファージ、食作用、抗原提示
    2 抗体と補体 サイトカイン、免疫グロブリン、クローン選択説
    3 気管支喘息、蕁麻疹 Gell&Coombs分類、肥満細胞、RTC療法と時間治療
    4 過敏症、アトピー アレルギーのメカニズムと治療
    5 自己免疫疾患 SLE、ITP、関節リウマチ、バセドウ氏病、橋本病 等
    6 リウマチ性弁膜症 弁の役割、心機能、心不全、浮腫の機序
    7 腎  炎 腎機能、腎炎の発症機序と病態
    8 アナフィラキシーショック ショックの発現機序と治療
    9 移植免疫 MHC抗原、造血幹細胞(骨髄)移植、ミニ移植、心臓移植、心筋症
    10 腫瘍免疫 悪性腫瘍、良性腫瘍
    11 感染症と免疫 肺炎、結核症、日和見感染症、新興感染症、予防接種、ワクチン
    12 ウイルスと免疫 A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、E型肝炎、後天性免疫不全症候群
    13 抗原抗体反応 血液型、クームス試験、生物学的擬陽性、モノクローナル抗体

    1

    項目 免役とは
    授業内容 免役寛容、T細胞、B細胞、マクロファージ、食作用、抗原提示

    2

    項目 抗体と補体
    授業内容 サイトカイン、免疫グロブリン、クローン選択説

    3

    項目 気管支喘息、蕁麻疹
    授業内容 Gell&Coombs分類、肥満細胞、RTC療法と時間治療

    4

    項目 過敏症、アトピー
    授業内容 アレルギーのメカニズムと治療

    5

    項目 自己免疫疾患
    授業内容 SLE、ITP、関節リウマチ、バセドウ氏病、橋本病 等

    6

    項目 リウマチ性弁膜症
    授業内容 弁の役割、心機能、心不全、浮腫の機序

    7

    項目 腎  炎
    授業内容 腎機能、腎炎の発症機序と病態

    8

    項目 アナフィラキシーショック
    授業内容 ショックの発現機序と治療

    9

    項目 移植免疫
    授業内容 MHC抗原、造血幹細胞(骨髄)移植、ミニ移植、心臓移植、心筋症

    10

    項目 腫瘍免疫
    授業内容 悪性腫瘍、良性腫瘍

    11

    項目 感染症と免疫
    授業内容 肺炎、結核症、日和見感染症、新興感染症、予防接種、ワクチン

    12

    項目 ウイルスと免疫
    授業内容 A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、E型肝炎、後天性免疫不全症候群

    13

    項目 抗原抗体反応
    授業内容 血液型、クームス試験、生物学的擬陽性、モノクローナル抗体