[History of Science]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
現代社会における科学技術の基盤を構成する科学の諸分野が、歴史的にどのように形成されてきたかを概観する。はじめに科学史の対象、方法について学んだ後、現在の科学がどのような制度によって成り立っているかを見る。そこで得られた現在的視座から、古代哲学における自然思想、イスラーム圏、中世ヨーロッパにおける自然哲学、近代ヨーロッパにおける科学の発展、戦争と科学、女性と科学の関係などについて学ぶ。また、あわせて日本の科学史についても概観する。
科学の理論、制度、実践の形成の過程を把握する。
現在の科学が直面しているさまざまな課題を、歴史との関連で理解する。
予習は特に求めないが、日常的に科学の歴史に関心をもつようにして、また講義のなかで興味を持った分野や事項については、紹介する参考図書などに目を通して深めてほしい。
No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 |
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1 | 科学史とは何か? | 坂本・鈴木 | 科学史のさまざまな対象、方法、時代区分などについて理解できる。 |
2 | 現代科学の諸制度 | 坂本 | 現代の科学における諸制度の存在を把握でき、それらを歴史的視点から説明できる。 |
3 | 古代世界における「科学」 | 坂本 | 古代ギリシャにおける自然に関するさまざまな思想について説明できる。 |
4 | アラビア世界と中世ヨーロッパ | 坂本 | アラビア世界が科学史において果たした役割と、中世ヨーロッパにおける自然哲学の展開が理解できる。 |
5 | 科学革命(1) | 坂本 | 17世紀西洋世界において天文学の分野で起こった重大な変化を理解できる。 |
6 | 科学革命(2) | 坂本 | 17世紀西洋世界において力学の分野で起こった重大な変化を理解できる。 |
7 | 18世紀の科学 | 坂本 | 18世紀西洋世界における科学の諸分野における発展を理解できる。 |
8 | 江戸時代以前の科学 | 鈴木 | 日本の古代・中世における自然についての知識の発展とその特徴を理解できる。 |
9 | 江戸時代前期の科学 | 鈴木 | 江戸時代前期の医学・天文・暦学などの知識の発展とその特徴を理解できる。 |
10 | 江戸時代後期の科学 | 鈴木 | 江戸時代後期の医学・地理学ほか自然科学の知識の発展とその特徴を理解できる。 |
11 | 科学と国家 | 坂本 | 近代における国家による科学の制度化と職業化の流れについて説明できる。 |
12 | 戦争と科学 | 坂本 | 二度の世界大戦が科学に及ぼした影響について理解できる。 |
13 | 女性と科学 | 坂本 | 科学史における女性の役割について、多様な視点から考察できる。 |
14 | 科学の現代史 | 坂本 | 現代の科学の諸問題を、歴史的視点から理解できる。 |
15 | 総括・まとめ |
No.1
学習項目 | 科学史とは何か? |
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担当教員 | 坂本・鈴木 |
学生の到達目標 | 科学史のさまざまな対象、方法、時代区分などについて理解できる。 |
No.2
学習項目 | 現代科学の諸制度 |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 現代の科学における諸制度の存在を把握でき、それらを歴史的視点から説明できる。 |
No.3
学習項目 | 古代世界における「科学」 |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 古代ギリシャにおける自然に関するさまざまな思想について説明できる。 |
No.4
学習項目 | アラビア世界と中世ヨーロッパ |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | アラビア世界が科学史において果たした役割と、中世ヨーロッパにおける自然哲学の展開が理解できる。 |
No.5
学習項目 | 科学革命(1) |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 17世紀西洋世界において天文学の分野で起こった重大な変化を理解できる。 |
No.6
学習項目 | 科学革命(2) |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 17世紀西洋世界において力学の分野で起こった重大な変化を理解できる。 |
No.7
学習項目 | 18世紀の科学 |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 18世紀西洋世界における科学の諸分野における発展を理解できる。 |
No.8
学習項目 | 江戸時代以前の科学 |
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担当教員 | 鈴木 |
学生の到達目標 | 日本の古代・中世における自然についての知識の発展とその特徴を理解できる。 |
No.9
学習項目 | 江戸時代前期の科学 |
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担当教員 | 鈴木 |
学生の到達目標 | 江戸時代前期の医学・天文・暦学などの知識の発展とその特徴を理解できる。 |
No.10
学習項目 | 江戸時代後期の科学 |
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担当教員 | 鈴木 |
学生の到達目標 | 江戸時代後期の医学・地理学ほか自然科学の知識の発展とその特徴を理解できる。 |
No.11
学習項目 | 科学と国家 |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 近代における国家による科学の制度化と職業化の流れについて説明できる。 |
No.12
学習項目 | 戦争と科学 |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 二度の世界大戦が科学に及ぼした影響について理解できる。 |
No.13
学習項目 | 女性と科学 |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 科学史における女性の役割について、多様な視点から考察できる。 |
No.14
学習項目 | 科学の現代史 |
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担当教員 | 坂本 |
学生の到達目標 | 現代の科学の諸問題を、歴史的視点から理解できる。 |
No.15
学習項目 | 総括・まとめ |
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担当教員 | |
学生の到達目標 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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プリントにて配布する。 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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授業中に適宜紹介する。 |
定期試験の成績を主とし、出席などの平常点を加味して評価する。
質問等がある場合は、授業後、または研究室にて受け付ける(坂本・鈴木)。