• 薬理学C

    [Pharmacology C]

    開講情報
    • 3年次前期

      講義

      1.5単位必修

    担当教員
    • 教授加藤 伸一

      講師天ヶ瀬 紀久子

      助教松本 健次郎

    備考  

    概要

     薬理学は、薬物が生体に及ぼす種々の反応およびその作用機序について学ぶものであり、臨床における薬物療法の基礎となる科目である。また薬理学は、生物学、生化学、解剖学、生理学などとも密接に関連しており、これらの既習の基礎知識の応用も必要となる。講義では、正常時および病態時における生体の仕組みを理解した上で、薬物の作用機序、安全性、体内動態などについて概説する。

    授業の一般目標

     薬理学Cでは、ホルモンと薬、代謝系に作用する薬、呼吸器系に作用する薬、消化器系に作用する薬、、炎症・アレルギーと薬、および血液・造血器系に作用する薬などについて、作用機序、適応症および副作用を理解し、習得する。

    準備学習(予習・復習)

     事前に教科書の該当箇所に目を通すとともに、生理学等の該当箇所を復習するなど、予習した上で講義に臨んでもらいたい。

    学習項目・学生の到達目標

    No. 学習項目 担当教員 学生の到達目標 SBOコード
    1 ホルモンと薬(1) 天ヶ瀬紀 ホルモンの分泌異常に用いられる代表的治療薬の薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。 C13-(3)-1-1
    C13-(3)-7-1
    2 ホルモンと薬(2) 天ヶ瀬紀 代表的な糖質コルチコイド代用薬の薬理作用、機序、臨床応用および主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。 C13-(3)-1-2
    C13-(3)-7-1
    3 ホルモンと薬(3) 天ヶ瀬紀 代表的な性ホルモン代用薬および拮抗薬の薬理作用、機序、臨床応用および主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。 C13-(3)-1-3
    C13-(3)-7-1
    4 代謝系に作用する薬(1) 天ヶ瀬紀 代表的な高尿酸血症治療薬・痛風治療薬を挙げ、作用機序と主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。 C13-(3)-5-3
    C13-(3)-7-1
    5 代謝系に作用する薬(2) 天ヶ瀬紀 カルシウム代謝調節・骨代謝に関連する代表的な治療薬を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。 C13-(3)-5-4
    C13-(3)-7-1
    6 呼吸器系に作用する薬 天ヶ瀬紀 代表的な呼吸興奮薬を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。代表的な鎮咳・去痰薬を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。代表的な気管支喘息治療薬を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。 C13-(2)-5-1,2,3
    7 消化器系に作用する薬(1) 松本 代表的な胃・十二指腸潰瘍治療薬などの消化器疾患に対する治療薬を挙げ、その作用機序などを説明できる。
    代表的な催吐薬・制吐薬、胃運動調節薬、腸疾患治療薬を挙げ、作用機序および主な副作用について説明できる。
    C13-(3)-2-1,2,3
    C13-(3)-7-1
    8 消化器系に作用する薬(2) 松本 代表的な肝臓疾患治療薬、膵臓疾患治療薬を挙げ、作用機序および主な副作用について説明できる。 C13-(3)-2-4,5
    C13-(3)-7-1
    9 炎症・アレルギーと薬(1) 加藤 炎症の一般的症状、担当細胞および反応機構について説明できる。代表的な炎症治療薬を挙げ、作用機序および主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。 C-10-(2)-1-2
    C13-(3)-6-1
    C13-(3)-7-1
    10 炎症・アレルギーと薬(2) 加藤 慢性関節リウマチの代表的な治療薬を挙げ、作用機序および主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。 C13-(3)-6-2
    C13-(3)-7-1
    11 炎症・アレルギーと薬(3) 加藤 アレルギーについて分類し、担当細胞および反応機構を説明できる。アレルギーの代表的な治療薬を挙げ、作用機序、臨床応用、および主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。 C-10-(2)-1-1
    C13-(3)-6-3
    C13-(3)-7-1
    12 血液・造血器系に作用する薬(1) 加藤 代表的な止血薬を挙げ、作用機序と主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。 C13-(3)-4-1
    C13-(3)-7-1
    13 血液・造血器系に作用する薬(2) 加藤 代表的な抗血栓薬を挙げ、作用機序と主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。 C13-(3)-4-2
    C13-(3)-7-1
    14 血液・造血器系に作用する薬(3) 加藤 代表的な造血薬を挙げ、作用機序および主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。 C13-(3)-4-3
    C13-(3)-7-1
    15 総括・まとめ

    No.1

    学習項目 ホルモンと薬(1)
    担当教員 天ヶ瀬紀
    学生の到達目標 ホルモンの分泌異常に用いられる代表的治療薬の薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。
    SBOコード C13-(3)-1-1
    C13-(3)-7-1

    No.2

    学習項目 ホルモンと薬(2)
    担当教員 天ヶ瀬紀
    学生の到達目標 代表的な糖質コルチコイド代用薬の薬理作用、機序、臨床応用および主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。
    SBOコード C13-(3)-1-2
    C13-(3)-7-1

    No.3

    学習項目 ホルモンと薬(3)
    担当教員 天ヶ瀬紀
    学生の到達目標 代表的な性ホルモン代用薬および拮抗薬の薬理作用、機序、臨床応用および主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。
    SBOコード C13-(3)-1-3
    C13-(3)-7-1

    No.4

    学習項目 代謝系に作用する薬(1)
    担当教員 天ヶ瀬紀
    学生の到達目標 代表的な高尿酸血症治療薬・痛風治療薬を挙げ、作用機序と主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。
    SBOコード C13-(3)-5-3
    C13-(3)-7-1

    No.5

    学習項目 代謝系に作用する薬(2)
    担当教員 天ヶ瀬紀
    学生の到達目標 カルシウム代謝調節・骨代謝に関連する代表的な治療薬を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。
    SBOコード C13-(3)-5-4
    C13-(3)-7-1

    No.6

    学習項目 呼吸器系に作用する薬
    担当教員 天ヶ瀬紀
    学生の到達目標 代表的な呼吸興奮薬を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。代表的な鎮咳・去痰薬を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。代表的な気管支喘息治療薬を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
    SBOコード C13-(2)-5-1,2,3

    No.7

    学習項目 消化器系に作用する薬(1)
    担当教員 松本
    学生の到達目標 代表的な胃・十二指腸潰瘍治療薬などの消化器疾患に対する治療薬を挙げ、その作用機序などを説明できる。
    代表的な催吐薬・制吐薬、胃運動調節薬、腸疾患治療薬を挙げ、作用機序および主な副作用について説明できる。
    SBOコード C13-(3)-2-1,2,3
    C13-(3)-7-1

    No.8

    学習項目 消化器系に作用する薬(2)
    担当教員 松本
    学生の到達目標 代表的な肝臓疾患治療薬、膵臓疾患治療薬を挙げ、作用機序および主な副作用について説明できる。
    SBOコード C13-(3)-2-4,5
    C13-(3)-7-1

    No.9

    学習項目 炎症・アレルギーと薬(1)
    担当教員 加藤
    学生の到達目標 炎症の一般的症状、担当細胞および反応機構について説明できる。代表的な炎症治療薬を挙げ、作用機序および主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。
    SBOコード C-10-(2)-1-2
    C13-(3)-6-1
    C13-(3)-7-1

    No.10

    学習項目 炎症・アレルギーと薬(2)
    担当教員 加藤
    学生の到達目標 慢性関節リウマチの代表的な治療薬を挙げ、作用機序および主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。
    SBOコード C13-(3)-6-2
    C13-(3)-7-1

    No.11

    学習項目 炎症・アレルギーと薬(3)
    担当教員 加藤
    学生の到達目標 アレルギーについて分類し、担当細胞および反応機構を説明できる。アレルギーの代表的な治療薬を挙げ、作用機序、臨床応用、および主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。
    SBOコード C-10-(2)-1-1
    C13-(3)-6-3
    C13-(3)-7-1

    No.12

    学習項目 血液・造血器系に作用する薬(1)
    担当教員 加藤
    学生の到達目標 代表的な止血薬を挙げ、作用機序と主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。
    SBOコード C13-(3)-4-1
    C13-(3)-7-1

    No.13

    学習項目 血液・造血器系に作用する薬(2)
    担当教員 加藤
    学生の到達目標 代表的な抗血栓薬を挙げ、作用機序と主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。
    SBOコード C13-(3)-4-2
    C13-(3)-7-1

    No.14

    学習項目 血液・造血器系に作用する薬(3)
    担当教員 加藤
    学生の到達目標 代表的な造血薬を挙げ、作用機序および主な副作用について説明できる。代表的な薬物について基本構造を示すことができる。
    SBOコード C13-(3)-4-3
    C13-(3)-7-1

    No.15

    学習項目 総括・まとめ
    担当教員
    学生の到達目標
    SBOコード

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    最新基礎薬理学 高木敬次郎、亀山努監修 岡部進編集 廣川書店

    成績評価方法・基準

    定期試験の成績を中心に評価する。

    備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)

    オフィスアワー:火・水・木の17:00~18:00 (薬物治療学分野;愛学館5F)
    授業内容に関する質問がある場合には、各教員に事前にメールにて確認してから来て下さい。加藤;skato@mb.kyoto-phu.ac.jp, 天ヶ瀬:amagase@mb.kyoto-phu.ac.jp, 松本 kenjiro@mb.kyoto-phu.
    ac.jp