• 病態診断学A

    [Clinical Diagnostics A]

    開講情報
    • 3年次後期

      講義

      1.5単位必修

    担当教員
    • 教授中田 徹男

      教授吉貴 達寛

      准教授小原 幸

    備考  

    概要

    疾患の症状や治療方法について学んだ後、逆にその病態から疾患名を考える手立てを学ぶのが「診断学」である。鑑別診断のためには様々な検査についても学ぶと共に、薬物治療に対する反応から診断につながることもある。病態診断学A(B)では、バイタルサインや症状、臨床検査値、代表的な画像診断及び今後、薬剤師にも求められているフィジカルアセスメントの基礎を学ぶ。

    授業の一般目標

    代表的な循環器、呼吸器、生殖器、皮膚疾患及びアレルギー・自己免疫疾患、臓器移植について学ぶと共に、バイタルサインや臨床検査値等から疾患名を類推する手法について学ぶ。

    準備学習(予習・復習)

    【予習】シラバスに従い、講義予定の領域の代表的疾患についてテキストや参考書などに目を通しておくことが望ましい。
    【復習】講義資料並びにテキスト、参考書を活用し、講義ごとに不明な点を明らかにしておくこと。この分野に、一夜漬けの知識は通用しないことを十分認識しておくこと。

    学習項目・学生の到達目標

    No. 学習項目 担当教員 学生の到達目標 SBOコード
    1 バイタルサイン 中田 バイタルサインを列挙し、その意義及び正常値を説明出来る。 C14-(1)-②-11
    2 心・血管疾患(1) 中田 高血圧の病態生理、治療について説明出来る。治療薬の薬効薬理、使用上の注意、副作用について説明出来る。 C14-(2)-①-1,2
    C14-(2)-②-4
    3 心・血管疾患(2) 中田 動脈硬化のリスクファクター及びそれに伴う疾患の病態生理、治療について説明出来る。治療薬の薬効薬理、使用上の注意、副作用について説明出来る。 C14-(2)-①-2
    C14-(2)-②-1,6
    4 心・血管疾患(3) 小原 虚血性心疾患、急性心不全、心源性ショック、慢性心不全の病態生理、治療について説明出来る。治療薬の薬効薬理、使用上の注意、副作用について説明出来る。 C14-(2)-①-1,2
    C14-(2)-②-3,6,5
    5 心・血管疾患(4) 小原 不整脈、弁膜症、心筋症、閉塞性動脈硬化症、肺高血圧症の病態生理、治療について説明出来る。治療薬の薬効薬理、使用上の注意、副作用について説明出来る。 C14-(2)-①-1,2
    C14-(2)-②-1,2,6
    6 生殖器疾患(1)
    吉貴 男性生殖器に関する代表的な疾患を列挙し、病態生理・治療法について概説できる。 C14-(3)-②-1,2,3
    7 生殖器疾患(2) 小原 女性生殖器に関する代表的な疾患を列挙し、病態生理・治療法について概説できる。 C14-(3)-②-1,3
    8 呼吸器疾患(1) 中田 肺と気道に関する代表的な疾患を概説し、肺気腫の病態生理・治療法について概説できる。 C14-(3)-③-1,2,3
    9 呼吸器疾患(2) 中田 気管支喘息の病態生理・治療法について概説できる。 C14-(3)-③-2
    10 皮膚疾患 中田 代表的な皮膚疾患を列挙し、アトピー性皮膚炎の病態生理・治療法について概説できる。 C14-(4)-③-1,2,4
    11 アレルギー・免疫疾患(1) 中田 代表的なアレルギー・免疫疾患を列挙し、アナフィラキシーショックの病態生理・治療法について概説できる。 C10-(2)-①-3
    C14-(4)-⑥-1,2
    12 アレルギー・免疫疾患(2) 中田 自己免疫疾患、免疫不全の病態生理、治療について説明出来る。治療薬の薬効薬理、使用上の注意、副作用について説明出来る。 C14-(4)-⑥-1,3,4
    13 移植医療(1) 中田 移植免疫・拒絶反応の病態生理について概説し、移植に用いる治療薬の薬効薬理、使用上の注意、副作用について説明出来る。 C10-(2)-②-1
    C14-(4)-⑦-1
    14 移植医療(2) 中田 幹細胞移植について説明できる。 C14-(4)-⑦-1
    15 総括・まとめ

    No.1

    学習項目 バイタルサイン
    担当教員 中田
    学生の到達目標 バイタルサインを列挙し、その意義及び正常値を説明出来る。
    SBOコード C14-(1)-②-11

    No.2

    学習項目 心・血管疾患(1)
    担当教員 中田
    学生の到達目標 高血圧の病態生理、治療について説明出来る。治療薬の薬効薬理、使用上の注意、副作用について説明出来る。
    SBOコード C14-(2)-①-1,2
    C14-(2)-②-4

    No.3

    学習項目 心・血管疾患(2)
    担当教員 中田
    学生の到達目標 動脈硬化のリスクファクター及びそれに伴う疾患の病態生理、治療について説明出来る。治療薬の薬効薬理、使用上の注意、副作用について説明出来る。
    SBOコード C14-(2)-①-2
    C14-(2)-②-1,6

    No.4

    学習項目 心・血管疾患(3)
    担当教員 小原
    学生の到達目標 虚血性心疾患、急性心不全、心源性ショック、慢性心不全の病態生理、治療について説明出来る。治療薬の薬効薬理、使用上の注意、副作用について説明出来る。
    SBOコード C14-(2)-①-1,2
    C14-(2)-②-3,6,5

    No.5

    学習項目 心・血管疾患(4)
    担当教員 小原
    学生の到達目標 不整脈、弁膜症、心筋症、閉塞性動脈硬化症、肺高血圧症の病態生理、治療について説明出来る。治療薬の薬効薬理、使用上の注意、副作用について説明出来る。
    SBOコード C14-(2)-①-1,2
    C14-(2)-②-1,2,6

    No.6

    学習項目 生殖器疾患(1)
    担当教員 吉貴
    学生の到達目標 男性生殖器に関する代表的な疾患を列挙し、病態生理・治療法について概説できる。
    SBOコード C14-(3)-②-1,2,3

    No.7

    学習項目 生殖器疾患(2)
    担当教員 小原
    学生の到達目標 女性生殖器に関する代表的な疾患を列挙し、病態生理・治療法について概説できる。
    SBOコード C14-(3)-②-1,3

    No.8

    学習項目 呼吸器疾患(1)
    担当教員 中田
    学生の到達目標 肺と気道に関する代表的な疾患を概説し、肺気腫の病態生理・治療法について概説できる。
    SBOコード C14-(3)-③-1,2,3

    No.9

    学習項目 呼吸器疾患(2)
    担当教員 中田
    学生の到達目標 気管支喘息の病態生理・治療法について概説できる。
    SBOコード C14-(3)-③-2

    No.10

    学習項目 皮膚疾患
    担当教員 中田
    学生の到達目標 代表的な皮膚疾患を列挙し、アトピー性皮膚炎の病態生理・治療法について概説できる。
    SBOコード C14-(4)-③-1,2,4

    No.11

    学習項目 アレルギー・免疫疾患(1)
    担当教員 中田
    学生の到達目標 代表的なアレルギー・免疫疾患を列挙し、アナフィラキシーショックの病態生理・治療法について概説できる。
    SBOコード C10-(2)-①-3
    C14-(4)-⑥-1,2

    No.12

    学習項目 アレルギー・免疫疾患(2)
    担当教員 中田
    学生の到達目標 自己免疫疾患、免疫不全の病態生理、治療について説明出来る。治療薬の薬効薬理、使用上の注意、副作用について説明出来る。
    SBOコード C14-(4)-⑥-1,3,4

    No.13

    学習項目 移植医療(1)
    担当教員 中田
    学生の到達目標 移植免疫・拒絶反応の病態生理について概説し、移植に用いる治療薬の薬効薬理、使用上の注意、副作用について説明出来る。
    SBOコード C10-(2)-②-1
    C14-(4)-⑦-1

    No.14

    学習項目 移植医療(2)
    担当教員 中田
    学生の到達目標 幹細胞移植について説明できる。
    SBOコード C14-(4)-⑦-1

    No.15

    学習項目 総括・まとめ
    担当教員
    学生の到達目標
    SBOコード

    参考書

    書名 著者名 出版社名
    臨床医学の概論ノート 朝山 純、 中田徹男 京都廣川書店

    成績評価方法・基準

    定期試験の成績を基準に判定する。

    備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)

    質問等は講義のあと、または研究室へ来てください。
    オフィスアワー:水曜、金曜の17:00~18:00時。会議や出張によりオフィスアワーが持てないこともあるので、あらかじめメールにて確認することが望ましい。 中田教授(nakata@mb.kyoto-phu.ac.jp)、吉貴教授(yoshiki@mb.kyoto-phu.ac.jp)、小原准教授(kobara@mb.kyoto-phu.ac.jp)