• 物理化学実習

    [Physical Chemistry, Lab.]

    開講情報
    • 2年次前期

      実習

      0.5単位必修

    担当教員
    • 教授斎藤 博幸

      助教扇田 隆司

      学生実習支援センター 教員

    備考  

    概要

     物理化学は、物質の構造、状態、変化についての化学の法則や理論を体系的に取り扱うが、化学のもとになっている原理を理解し、実際の問題に適用する方法論を示してくれるという点で、薬学を含む自然科学分野の基本となる学問である。物理化学実習では、反応速度を測定し、速度定数を求めるための基本的技能を習得するとともに、薬学領域で重要な物理化学の項目に関する知識を習得する。

    授業の一般目標

     薬物の(擬)一次反応の反応速度を測定し、得られた結果より速度定数を求める。さらに、吸着平衡・相平衡およびコロイドの基本的性質を観察することで、薬学領域で重要な物理化学の項目について理解を深める。

    準備学習(予習・復習)

     事前に実習書や教科書の該当箇所を60分程度読み、よく理解した上で実習に臨むこと。また、実習後90分程度の実習内容の復習を行うこと。

    学習項目・学生の到達目標

    No. 学習項目 担当教員 学生の到達目標 SBOコード
    1 アスピリンの加水分解速度の測定 全員 アスピリンの加水分解反応を測定することで、(擬)一次反応を理解し、速度定数を求めることができる。 C1-(3)-①-1,4
    2 SDS水溶液の電気伝導率の測定 全員 界面活性剤の吸着平衡およびコロイドの性質について説明できる。 E5-(1)-③-1,2
    C1-(2)-⑥-3
    3 融点測定による二成分系の固液平衡相図の作成 全員 粉末薬物の混合による融点降下を測定することで、二成分系(固液平衡)について理解し、その特徴を説明できる。 C1-(2)-⑤-1,2,3
    4 実習講義・まとめ 全員 反応速度・相平衡・吸着平衡・コロイドに関する基本法則について説明できる。 C1-(3)-①-1,4
    C1-(2)-⑥-3
    E5-(1)-③-1,2
    C1-(2)-⑤-1,2,3

    No.1

    学習項目 アスピリンの加水分解速度の測定
    担当教員 全員
    学生の到達目標 アスピリンの加水分解反応を測定することで、(擬)一次反応を理解し、速度定数を求めることができる。
    SBOコード C1-(3)-①-1,4

    No.2

    学習項目 SDS水溶液の電気伝導率の測定
    担当教員 全員
    学生の到達目標 界面活性剤の吸着平衡およびコロイドの性質について説明できる。
    SBOコード E5-(1)-③-1,2
    C1-(2)-⑥-3

    No.3

    学習項目 融点測定による二成分系の固液平衡相図の作成
    担当教員 全員
    学生の到達目標 粉末薬物の混合による融点降下を測定することで、二成分系(固液平衡)について理解し、その特徴を説明できる。
    SBOコード C1-(2)-⑤-1,2,3

    No.4

    学習項目 実習講義・まとめ
    担当教員 全員
    学生の到達目標 反応速度・相平衡・吸着平衡・コロイドに関する基本法則について説明できる。
    SBOコード C1-(3)-①-1,4
    C1-(2)-⑥-3
    E5-(1)-③-1,2
    C1-(2)-⑤-1,2,3

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    実習書を配布する。

    参考書

    書名 著者名 出版社名
    ベーシック薬学教科書シリーズ3 物理化学 石田寿昌 編 化学同人

    成績評価方法・基準

     全実習項目へ遅刻・早退せず出席すること、レポートの期限内提出、及び実習試験の受験は必須とする。なお、点数配分は、レポート(70%)、実習試験(30%)とする。

    評価のフィードバック

     講評は、合格発表日に掲示にて公開する。

    備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)

     斎藤:火曜日、水曜日、木曜日の 17:00~18:00(躬行館4階)
     扇田:火曜日、水曜日、木曜日の 17:00~18:00(躬行館4階)
     ※オフィスアワー以外の曜日や時間帯での質問の場合はメール等で前もって連絡してください。