日本文学  [Japanese Literature]

開講情報
1年次 前期 講義 1.5単位 選択
担当教員
非常勤講師 瀧本 和成   
備考  

●概要
 京都は、平安以後日本文学創成の場であり、文学(作品)の宝庫であり続けてきた。近現代文学に於いても、森鴎外『高瀬舟』、夏目漱石『虞美人草』、与謝野晶子『みだれ髪』、志賀直哉『暗夜行路』、中原中也『山羊の歌』、谷崎潤一郎『細雪』、川端康成『古都』、三島由紀夫『金閣寺』、村上春樹『ノルウェイの森』など数々の文学作品(名作)の舞台となり、また映像においてもクロード・ガ二オン監督作品『Keiko』や大森一樹監督作品『ヒポクラテスたち』など多くの映画作品の舞台ともなっている。そして同時に多くの文人たちの棲家(生活の場)であり、映画人たちの撮影場所ともなっている。本講義では、文芸生成の場としての〈京都〉、文人・映画人たちの住及び撮影所としての〈京都〉など様々な視点から文化・芸術(空間)〈京都〉を考察し、意味づけて行きたい。

●授業の一般目標
 近現代文学のなかで〈京都〉を描いた作品を抽出し、〈京都〉が(作品のなかで)どのように描かれているか、あるいは作家が〈京都〉をどう描いたか、どのようなイメージを持っているか。そうした作者の意識をも探り、近代から現代に至る〈京都〉の位相に迫りつつ、総体として浮かび上がる〈京都〉を把握(認識)することを目標とする。

●準備学習(予習・復習)
 講義で紹介する参考文献を指定する講義までに読んでおくこと。文献を読み込む時間としては毎回概ね1~2時間程度を想定している。(講義3回ごとに1文献を読むことを想定した場合)

●学習項目・学生の到達目標
学習項目 担当教員 学生の到達目標
1 近代文学・芸術文化と〈京都〉 瀧本 近代文学・芸術文化と〈京都〉の特質を把握する。
2 近代文学・芸術文化と〈京都〉 瀧本 近代文学・芸術文化と〈京都〉の位置づけを把握する。
3 夏目漱石と〈京都〉(1) 瀧本 『門』 の特質を把握する。
4 夏目漱石と〈京都〉(2) 瀧本 『門』の位置づけを把握する。
5 夏目漱石と〈京都〉(3) 瀧本 『門』を鑑賞し、そのうえで分析を試み、その内容を理解する。
6 森鴎外と〈京都〉(1) 瀧本 『高瀬舟』の特質を把握する。
7 森鴎外と〈京都〉(2) 瀧本 『高瀬舟』の位置づけを把握する。
8 森鴎外と〈京都〉(3) 瀧本 『高瀬舟』を鑑賞し、そのうえで分析を試み、その内容を理解する。
9 芥川龍之介と〈京都〉(1) 瀧本 「京都日記」の特質を把握する。
10 芥川龍之介と〈京都〉(2) 瀧本 「京都日記」の位置づけを把握する。
11 芥川龍之介と〈京都〉(3) 瀧本 「京都日記」を鑑賞し、そのうえで分析を試み、その内容を理解する。
12 大森一樹と〈京都〉(1) 瀧本 『ヒポクラテスたち』の特質を把握する。
13 大森一樹と〈京都〉(2) 瀧本 『ヒポクラテスたち』の位置づけを把握する。
14 大森一樹と〈京都〉(3) 瀧本 『ヒポクラテスたち』を鑑賞し、そのうえで分析を試み、その内容を理解する。
15 総括・まとめ    

●教科書
書名 著者名 出版社名
『京都 歴史・物語のある風景』
瀧本和成編
嵯峨野書院
●参考書
書名 著者名 出版社名
参考書・研究書等は講義中適宜指示する。



●成績評価法方法・基準
 定期試験の成績(80%)を主とし、これに出席等の平常点(20%)を加味して総合評価する。

●評価のフィードバック
 コミュニケーションペーパー(コメントペーパー)を実施し、コメントをつけて返却するか、あるいは教室でまとめて解説する(内容によって判断する)。
 定期試験に関しては照会に対して個別に対応する。

●備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)
 質問時間:毎水曜日・昼の休憩時間に講師控室にて(事前連絡不要)

▲PAGE TOPへ