人間学  [Philosophical Anthropology]

開講情報
2年次 前期 講義 1.5単位 選択
担当教員
准教授 坂本 尚志   
備考  

●概要
 「人間とは何か」という問いについて、哲学を出発点にどのように考えることができるかを、人間と社会を構成するさまざまな要素を視野に入れて考察する。その手段として、哲学的問題について記述する手法の一つである小論文(ディセルタシオン)の技法を習得することを目指す。哲学の概念を用いつつ、自分の意見と対立する意見についても十分な目配りを行った上で、説得力のある意見を構築することが目的である。また、哲学書の抜粋にも随時触れることで、哲学という学問の多面性、奥深さにも理解を深めていきたい。

●授業の一般目標
 人間の多様な側面について、哲学がどのように考えてきたかを説明できる。
 哲学のさまざまな問題について、哲学的な概念を用いて、対立する意見を尊重しつつ、自分の意見を主張できる。

●準備学習(予習・復習)
 この講義では主に復習に時間を使うこと。
 毎回の配布資料を授業後に読み直し、理解の行き届かない部分についてはまず自分で考えてみること。それでもわからない部分については、友人同士で議論したり、教員に質問したりすること。また、授業中に配布する哲学に関する著作のコピーもできるだけ詳細に読んでおくこと。
 この講義は哲学的小論文作成を目標としているので、作成方法やそこで書くべき内容などについて、自分なりに整理して理解しておくこと。
 準備学習の所要時間は各回の内容や時期によって異なるので一律の時間を決めることはしないが、平均すると60分程度を必要とする。

●学習項目・学生の到達目標
学習項目 担当教員 学生の到達目標
1 哲学的に考え、書く 坂本 講義の概要、到達目標について説明できる。
哲学における考え方、議論の仕方について説明できる。
小論文の基本的構成要素、記述法について説明できる。
2 人間の意識 坂本 意識する存在としての人間について説明できる。
小論文の構成案の特徴について説明できる。
3 人間と欲望 坂本 欲望する存在としての人間について説明できる。
問題分析の方法を理解する(1)。
4 他者の存在 坂本 他者とのかかわりにおいて人間について説明できる。
問題分析の方法を理解する(2)
5 労働と技術 坂本 労働、技術、自然との関係において人間について説明できる。
問題の導入の方法について説明できる。
6 歴史と人間 坂本 歴史的存在としての人間について説明できる。
問題の展開の方法について説明できる(1)。
7 芸術と人間 坂本 人間にとって芸術とは何かについて説明できる。問題の展開の方法について説明できる(2)。
8 宗教と人間 坂本 宗教との関わりで人間について説明できる。結論の書き方について説明できる。
9 正義について 坂本 人間にとって正義とは何であるかについて説明できる。
小論文の構成案の作成法について説明できる。
10 中間課題 坂本 小論文の構成案を作成する。
11 自由について 坂本 人間にとって自由とは何であるかについて説明できる。
構成案から小論文を作成する方法について説明できる。
12 幸福について 坂本 人間にとって幸福とは何であるかについて説明できる。
小論文の評価基準について説明できる。
13 義務について 坂本 義務との関係で人間について説明できる。
14 正常と健康 坂本 正常/異常、健康/病気という対概念との関係で人間について説明できる。
15 総括・まとめ    

●教科書
書名 著者名 出版社名
特になし。


●参考書
書名 著者名 出版社名
授業中に指示する。



●成績評価法方法・基準
 レポート試験90%、中間課題10%

●評価のフィードバック
 成績評価の講評については、個別に対応する。

●備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)
 オフィスアワーは以下の通りです。
 金曜日13時~14時(育心館4階)。出張・会議等により不在の場合もありますので、事前にメール等で確認してください。

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