臨床情報学  [Clinical Informatics]

開講情報
4年次 前期 講義 1.5単位 必修
担当教員
教授 橋詰 勉 准教授 津島 美幸  
備考  

●概要
 医薬品は有効性・安全性に係る情報と一体となって初めて適正に使用され、その目的を達成できる。
 本講では、臨床現場で医療チームの一員として医師や看護師とともに活躍する薬剤師にとって、また医療現場と製薬企業間における医薬品情報のメッセンジャーとしての医薬情報担当者等にとって、重要で有用となる医薬品情報に関するさまざまな事項を体系的に整理し、解説する。

●授業の一般目標
 医薬品の適正使用に必要な医薬品情報および患者情報を判断し、取扱いができるようになるために、これら情報の収集、評価、整理・保管、加工・提供に関する知識を修得し、併せてその手法についての技能、態度を考察する。

●準備学習(予習・復習)
 講義ごとに、その内容を次回講義までに復習しておくこと。また、指示する項目について、情報の検索・調査や得られた情報の判断を行うこと。これらのために毎回最低1.5時間の学修が必要である。

●学習項目・学生の到達目標
学習項目 担当教員 学生の到達目標 SBOコード
1 薬害と医薬品情報の重要性
医薬品の情報源:資料の種類
橋詰 代表的な薬害の原因と社会的背景を具体的に述べ、医薬品情報の重要性を説明できる。 医薬品情報源の一次資料、二次資料、三次資料について説明し、それらの具体例を列挙できる。 C17-(1)-⑧-1
C15-(1)-①-1,2
C15-(1)-②-1,2
2 情報検索とデータベース 橋詰 情報検索法について説明し、代表的な医薬品情報データベースを列挙できる。 C15-(1)-④-1,2
3 厚生労働省および製薬企業から提供される情報 橋詰 厚生労働省、製薬企業などの発行する資料を列挙し、それらの特徴を説明できる。 C15-(1)-②-3
4 医薬品インタビューフォーム 橋詰 医薬品インタビューフォームの位置づけと用途を説明し、医療用医薬品添付文書と比較できる。 C15-(1)-②-6,7
5 医薬品添付文書(医療用、一般用)(1) 津島 医薬品添付文書(医療用、一般用)の法的位置づけと用途を説明できる。 C15-(1)-②-4
6 医薬品添付文書(医療用、一般用)(2) 津島 医薬品添付文書(医療用、一般用)に記載されている項目を列挙し、その必要性を説明できる。 C15-(1)-②-5
7 医薬品添付文書(医療用、一般用)(3) 津島 特殊な患者(小児、高齢者、妊産婦等)の薬物治療において、医薬品添付文書の活用と注意すべき点を説明できる。 C15-(3)-②-1~3
C15-(3)-③-1,2
8 医薬品の開発に伴う情報 津島 医薬品の開発過程を具体的に述べ、各過程で得られる情報について説明できる。 C15-(1)-①-3
C17-(1)-④-1,2,4
C17-(1)-⑥-1
9 医薬品の市販過程に伴う情報 津島 医薬品の市販後調査の制度とその意義について説明し、調査から得られる情報の種類を列挙できる。 C15-(1)-①-4,5
C17-(1)-④-3
10 医薬品情報検索の実践 津島 医薬品の効能・効果、用法・用量、副作用、相互作用など多様な医薬品情報を目的に合わせて検索、収集できる。 C15-(1)-③-1
C15-(1)-④-3
11 患者情報と記録 橋詰 薬物治療に必要な患者基本情報を列挙できるとともに、SOAP形式で患者記録を作成できる。 C15-(2)-①-1,2
C15-(2)-②-1~7
12 患者情報の読み方 橋詰 薬歴、検査値などから患者の状態を把握できる。 C15-(2)-②-2,4
13 医薬品情報の伝達・提供 橋詰 医薬品情報を目的に合わせて適切に加工し、提供するための注意点を説明できる。 C15-(1)-③-3,4,5
C15-(1)-⑥-1,2
14 医薬品情報の評価とEBM 橋詰 EBMの基本概念や実践プロセス、医薬品情報の質的評価に係る事項を説明できる。 C15-(1)-③-2
C15-(1)-⑤-1~6
15 総括・まとめ      

●教科書
書名 著者名 出版社名
医薬品情報学
栄田敏之ら編集
廣川書店
●参考書
書名 著者名 出版社名
医薬品情報学-ワークブック
望月眞弓ら編集
朝倉書店

●成績評価法方法・基準
 定期試験90%、指示した課題(医療従事者からの質問に対する回答、薬害に関する考察)のレポート10%

●評価のフィードバック
 成績評価の講評については、合格発表以降個別に対応する。

●備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)
 月・火曜日の17:00~18:00、臨床薬学教育研究センター3階
 ※これ以外の日時については、各回の講義終了時またはメールで確認してください。

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