生命科学探究概論  [ Introduction to Biomolecular Science]

開講情報
6年次 前期 講義 1単位 選択
担当教員
教授 藤室 雅弘 教授 中山 祐治 教授 小田 真隆
准教授 中田 晋 准教授 高田 和幸 助教 渡部 匡史
助教 大石 晃弘   
備考  

●概要
 生命現象のしくみや疾患の発症機構を踏まえ薬物治療に貢献することは薬剤師の使命の一つである。生体構成分子、細胞小器官、細胞により構築される組織や個体に至るまでの各階層における生命分子科学的な基礎知識を統合することにより、生物の恒常性維持、免疫、病態などの生命現象と薬物治療を理解することが本概論の目標である。各講義では、ヒトや微生物の遺伝子発現、細胞小器官や細胞機能、情報伝達、代謝、細胞増殖に関する知識の統合と理解により、生物の高次機能、疾患発症およびその防御ならびに薬物治療を学ぶ。

●授業の一般目標
 遺伝子発現、細胞小器官、情報伝達、代謝、細胞増殖、微生物に関する生命分子科学的な基礎知識の修得に留まることなく、それら基礎知識を統合することにより生物の高次機能、疾患発症およびその防御ならびに薬物治療を理解し概説できるようになる。

●準備学習(予習・復習)
 事前に各学習項目で必要とされる基礎知識を確認し、教科書や参考資料に目を通すなどの予習を行ったうえで講義に臨むこと。受講後は配布プリントとノートを用いて復習をすること。予習復習を合わせ、各講義あたり概ね各講義あたり概ね3.5時間の学修が必要である。

●学習項目・学生の到達目標
学習項目 担当教員 学生の到達目標 SBOコード
1 遺伝子からタンパク質 大石 ☆遺伝子発現における転写及び翻訳について説明できる。これらに関わる薬を例示し、その作用を概説できる。 C6-(4)-④-1~5
C8-(3)-①-1
2 遺伝子発現と分化 渡部 ☆転写調節因子ならびにクロマチンリモデリングによる遺伝子発現機構の知識により免疫細胞分化を概説できる。 C6-(4)-②-1, 2
C6-(4)-④-1~3
3 免疫における細胞内器官 藤室 ☆小胞体、ゴルジ体、リソソーム、輸送小胞、細胞膜、エンド・エキソサイトーシス等の機能により抗原提示、食作用、サイトカイン分泌等の免疫応答を概説できる。 C6-(1)-①-2
C6-(1)-②-1
C8-(1)-③-1~5
4 神経細胞と感覚機能 高田 ☆神経細胞の刺激受容から情報伝達に至るまでの生体分子を介した脳高次機能としての感覚機能の発現制御機構を概説できる。 C7-(1)-④-1, 2
C7-(1)-⑥-1
C7-(1)-⑬-1
C7-(2)-①-1~3
5 シグナル伝達 中田 ☆悪性腫瘍の発症に関与する細胞増殖制御シグナル伝達系の破綻とその原因分子を標的とする薬物療法を概説できる。 C6-(6)-①-1
C6-(6)-②-1~5
6 細胞周期調節 中山 ☆細胞周期の調節機構を概説できる。細胞周期調節に関連する抗がん剤の作用機構を概説できる。 C6-(7)-①-1
E2-(7)-⑧-1
7 代謝の統合 中山 ☆糖・脂質代謝に関して、各臓器 での代謝および臓器間の相互関連について概説できる。 C6-(5)-②-1~5
C6-(5)-③-1, 2
C6-(5)-④-1, 2
8 微生物 小田 ☆真核生物と原核生物の違いについて遺伝学的および構造学的に説明できる。抗微生物薬の作用機構を概説できる。 C8-(3)-①-1
C8-(3)-②-1~6
E2-(7)-①-1~10

●教科書
書名 著者名 出版社名
配布プリントを用いる。



●成績評価法方法・基準
 定期試験の成績で評価する(100%)。なお、講義には遅刻・早退せず出席すること。

●評価のフィードバック
 講評(解説を含む)は、掲示にて公開する。

●備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)
 講義に関する質問がある場合は、担当教員にe-mailにて質問、あるいは対面質問の日時を予約すること。

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