[Contemporary History]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
2001年9月11日のアメリカでの同時多発テロ事件やその後のアフガニスタンやイラクでの戦争、さらに北朝鮮の核開発など、昨今の世界情勢はきわめて不安定化している。また、国内では、「憲法改正」に向けた動きも現実化しつつある。こうした問題をとってみても、これからの日本と世界はどのようになっていくのだろうか、ということを考えずにはいられない。現代の日本に住む私たちには様々な映像が目にうつり、大量の情報が耳にはいってくる。しかし、感性的な判断、事実にもとづかない憶測は、現実に対する認識を大きく誤らせ、ひいては人々の相互理解を妨げるものである。講義では、主として第二次世界大戦後の日本と世界の歴史を学び、今後の日本の行く末について考えるための知的素材を提供したい。歴史を学ぶことで「今」という時代を相対化し、「自分」という人間、「日本」という国を客観的にとらえる視点を獲得し、自分なりの国際的な価値観をつくりあげていってほしい。
定期試験の成績を基本として、さらに小テストなどの平常点を加味して評価する予定でいるが、受講者数によって多少の変更もありうる。
適宜プリントを配布、またビデオなどの視聴覚教材も多く利用する予定。なお、下記のウェブ・サイト上で授業に関する参考情報を公開している(随時更新)。
http://www.kyoto-phu.ac.jp/labo/kyouyou/eijuszk/index.html
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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そうだったのか!現代史 | 池上彰 | 集英社 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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講義のなかで紹介する |
回 | 項目 | 授業内容 |
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1 | 開講にあたって | 現代史の見方 |
2 | 第二次世界大戦と世界 | 第二次世界大戦の背景、大戦下の世界の動向 |
3 | ヤルタとポツダム | ヤルタ会談・ポツダム会談が戦後世界に与えた影響 |
4 | 東西冷戦下の世界(1) | アメリカとソ連との対立を軸とした冷戦下のヨーロッパ諸国の動向 |
5 | 東西冷戦下の世界(2) | アメリカとソ連との対立を軸とした冷戦下のアジア諸国の動向 |
6 | 核開発競争の激化 | 米ソ両国による核軍備の加速化とキューバ危機 |
7 | 1960年代のアジア(1) | 中国の文化大革命 |
8 | 1960年代のアジア(2) | ベトナム戦争、日本の高度経済成長 |
9 | イスラエルとパレスチナ問題 | イスラエルの建国、中東戦争 |
10 | 1970年代の世界と日本 | 第四次中東戦争、イラン革命 |
11 | 冷戦の終結とソ連の崩壊 | ソ連および東欧の社会主義国の崩壊 |
12 | 1990年代の世界と日本 | 冷戦後の民族的・宗教的対立の深刻化 |
13 | 現代世界の諸問題 | テロの恐怖、環境破壊問題ほか |
第1回
項目 | 開講にあたって |
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授業内容 | 現代史の見方 |
第2回
項目 | 第二次世界大戦と世界 |
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授業内容 | 第二次世界大戦の背景、大戦下の世界の動向 |
第3回
項目 | ヤルタとポツダム |
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授業内容 | ヤルタ会談・ポツダム会談が戦後世界に与えた影響 |
第4回
項目 | 東西冷戦下の世界(1) |
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授業内容 | アメリカとソ連との対立を軸とした冷戦下のヨーロッパ諸国の動向 |
第5回
項目 | 東西冷戦下の世界(2) |
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授業内容 | アメリカとソ連との対立を軸とした冷戦下のアジア諸国の動向 |
第6回
項目 | 核開発競争の激化 |
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授業内容 | 米ソ両国による核軍備の加速化とキューバ危機 |
第7回
項目 | 1960年代のアジア(1) |
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授業内容 | 中国の文化大革命 |
第8回
項目 | 1960年代のアジア(2) |
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授業内容 | ベトナム戦争、日本の高度経済成長 |
第9回
項目 | イスラエルとパレスチナ問題 |
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授業内容 | イスラエルの建国、中東戦争 |
第10回
項目 | 1970年代の世界と日本 |
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授業内容 | 第四次中東戦争、イラン革命 |
第11回
項目 | 冷戦の終結とソ連の崩壊 |
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授業内容 | ソ連および東欧の社会主義国の崩壊 |
第12回
項目 | 1990年代の世界と日本 |
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授業内容 | 冷戦後の民族的・宗教的対立の深刻化 |
第13回
項目 | 現代世界の諸問題 |
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授業内容 | テロの恐怖、環境破壊問題ほか |