• 世界の薬と日本の薬

    [Foreign drug and Japanese drug]

    開講情報
    • 1年次前期

      1.5単位選択

    担当教員
    • 教授高田 寛治

    備考  

    概要

     医療は国によって様々異なる状況にある。そこで、薬を通して、日本の医療の実態を世界の医療との比較の下に考える。本講の目的は単なる知識の習得ではなく、薬と医療にまつわる話題を毎回テーマに取り上げ、受講生が気軽にディスカッションすることにより、将来、科学者・薬剤師・製薬ビジネスマンとして仕事をこなしていく上で必要となるプレゼンテーション、意見交換などのスキルを身につけることを目的とする。

    成績評価法・基準

    毎回のプレゼンテーションおよびディスカッションにおける能力を重視して評価を行う。また、毎回のテーマの中から本人が最も興味を持ったテーマについてレポートを提出してもらう。締め切り日は7月末日。


    情報収集にはインターネットが有力なツールとなるので、パソコン環境を整備した上で受講して欲しい。

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    薬が効く人効かない人 高田 寛治 集英社

    参考書

    書名 著者名 出版社名

    授業計画

    項目 授業内容
    1 薬、医療に関する情報の収集法 インターネット利用法、図書館の利用法、医療情報の収集法、プレゼンの基礎
    2 公害・薬害と薬剤師としての役割 スモン、水俣病、サリドマイド事件、ソリブジン事件、薬害エイズ
    3 植物人間と安楽死 生命の尊厳、臓器移植、植物人間、生命の誕生、人の誕生、安楽死に対する国際比較
    4 日本の医療の問題点 診療報酬、急性期型病院と慢性期型病院、医療保険制度の国際比較
    5 代理妻、代理出産 生命の誕生、堕胎の是非、人口問題、我が国の抱える人口構成の問題点
    6 遺伝子診断と遺伝子治療 DNA,遺伝子診断と個人情報の機密性、遺伝子治療の問題点とメリット
    7 抗ガン剤のメリット、デメリット クレスチン、ピシバニール、丸山ワクチン、分子標的抗ガン剤、ジェノタイピング
    8 臨床試験(治験) 医薬品の開発手順、治験ボランティア、臨床第I相試験、臨床第II,III相試験、市販後試験、トランスレーショナルリサーチ、インフォームドコンセント
    9 特許 物質特許、製剤特許、特許紛争、特許の日米間相違、特許制度、中国
    10 医薬品販売における規制 医薬品販売と薬剤師、コンビニにおける医薬品販売の問題点、OEM製品、海外生産
    11 点滴治療の是非 臨床薬剤師業務、点滴投与速度、薬物動態速度論の利用、看護士による取り扱い
    12 薬における人種差 薬物動態の人種差、薬力学における人種差、ブリッジング試験、肝薬物代謝酵素の人種差

    1

    項目 薬、医療に関する情報の収集法
    授業内容 インターネット利用法、図書館の利用法、医療情報の収集法、プレゼンの基礎

    2

    項目 公害・薬害と薬剤師としての役割
    授業内容 スモン、水俣病、サリドマイド事件、ソリブジン事件、薬害エイズ

    3

    項目 植物人間と安楽死
    授業内容 生命の尊厳、臓器移植、植物人間、生命の誕生、人の誕生、安楽死に対する国際比較

    4

    項目 日本の医療の問題点
    授業内容 診療報酬、急性期型病院と慢性期型病院、医療保険制度の国際比較

    5

    項目 代理妻、代理出産
    授業内容 生命の誕生、堕胎の是非、人口問題、我が国の抱える人口構成の問題点

    6

    項目 遺伝子診断と遺伝子治療
    授業内容 DNA,遺伝子診断と個人情報の機密性、遺伝子治療の問題点とメリット

    7

    項目 抗ガン剤のメリット、デメリット
    授業内容 クレスチン、ピシバニール、丸山ワクチン、分子標的抗ガン剤、ジェノタイピング

    8

    項目 臨床試験(治験)
    授業内容 医薬品の開発手順、治験ボランティア、臨床第I相試験、臨床第II,III相試験、市販後試験、トランスレーショナルリサーチ、インフォームドコンセント

    9

    項目 特許
    授業内容 物質特許、製剤特許、特許紛争、特許の日米間相違、特許制度、中国

    10

    項目 医薬品販売における規制
    授業内容 医薬品販売と薬剤師、コンビニにおける医薬品販売の問題点、OEM製品、海外生産

    11

    項目 点滴治療の是非
    授業内容 臨床薬剤師業務、点滴投与速度、薬物動態速度論の利用、看護士による取り扱い

    12

    項目 薬における人種差
    授業内容 薬物動態の人種差、薬力学における人種差、ブリッジング試験、肝薬物代謝酵素の人種差