• 英語1B

    [English 1B]

    開講情報
    • 1年次後期

      講義

      1.5単位必修

    担当教員
    • 教授實川 眞理子

    備考  

    概要

    英語圏の同世代(high-teens, adolescents)に向けて多様なメディアで発信される情報を教材とすることで、英語を使用する人々の文化や宗教、歴史や法制度を理解しながら、英語を使う姿勢と技能を身につける。

    授業の一般目標

    ・中高で学んだ英語を土台として、情報源の信頼度や情報の真偽を見極めながらインターネットを活用し、英語でコミュニケートする段階に入る。
    ・日本人向けに作成された教科書ではないため、英語圏(特にアメリカ合衆国)で暗黙の前提とされている宗教や歴史、制度について、自覚的に理解する。
    ・多様なソースを使いこなすことで、自分にあった英語技能の向上方法を見つける。
    [関連する卒業認定・学位授与方針]DP3・DP4

    準備学習(予習・復習)

    ・各回の教材は、manabaに掲載されたwebsiteからダウンロードし、よく読み、音声教材があればそれを聞いて朗読の練習もする。それぞれのテーマについて、身近な事例も考えて、授業でディスカッションできるように準備する。(リンク先のwebsiteで更新があれば、そのつどmanabaで注意喚起と指示を出すので注意してください。)
    ・映画"Philadelphia"の内容を学ぶために、履修生とスケジュールを相談の上、準備学習として授業時間外に上演するので必ず出席のこと。150分を超えるものではありません。
    ・準備学習に不備があると、授業に貢献することが難しくなり、平常点を獲得できないことがあることを宣言しておきます。準備学習に手こずると感じたら、すぐに(手遅れになる前に)教員に相談に来てください。

    学習項目・学生の到達目標

    No. 学習項目 担当教員 学生の到達目標
    1 Introduction
    Academic skills ①
    實川 ・他者から情報を得てこれを簡潔にまとめ、定型文に従ってキーポイントを英語で発信する。
    ・合衆国のNPOが青少年向けに提供する教材で「ノートの取り方」「試験の準備」「インターネットのリサーチへの利用」を学ぶ。
    2 Academic skills ②
    The body and daily activities ①
    實川 ・Academic Skills ①で学んだ技能を実践できる。
    ・身体の状況に関する日常生活で使うことばを学ぶ。
    3 The body and daily activities ②
    Feelings 
    實川 ・前週の学びを活用して身体の状況を日常用語で平易に語ることができる。
    ・感情を伝え、感情と向き合うことばを身に付ける。他動詞について理解を深める。
    4 Life Expectancy &
    Life Span
    實川 余命と寿命の違いを理解し、違いを英語で説明できる。生活習慣など余命や健康余命に影響する事柄を英語で理解する。
    5 "Genesis” 實川 ・聖書を読む。
    アメリカは科学界のリーダーだが"In God We Trust“をモットーとしていて、大統領就任式の宣誓が聖書に懸けて行われる。「信仰心に篤いアメリカ」という側面が国際社会にもつ影響を論考するのに必要な基礎知識について、聖書の中から「創世記」を読んでその一端をもつ。
    6 "Genesis” and
    "On the Origin of Species”
    實川 ・古典を読む。
    キリスト教圏の人々にとってダーウィンの「進化論」がどのようなインパクトがあったかについて、自分の推論を英語で表現できる。
    7 Mutation and Pandemics ① 實川 ・ネット動画で学ぶ。
    The World Health Organization (WHO, a UN agency specialized in international public health) and TED-ed (youth and education initiative of a nonprofit organization, TED)のWebsiteから必要な情報を得る。
    8 Mutation and Pandemics ② 實川 WHOとTED-ED教材等を通して学んだ基本語彙を使って、英語でパンデミックについて語ることができる。
    9 “What's the Difference Between Infectious and Contagious?”, “Immune System” 實川 合衆国のNPOが青少年向けに提供する健康・医療教材を用いて、感染症についての英語の基本語彙と言い回しを身につける。
    10 HIV/AIDS ① Map and History 實川 HIV/AIDSを含む感染症の理解に地理(地図)と地政学を含む歴史の素養が必要なことを理解し、その素養を築く方向性を持つ。
    11 HIV/AIDS ② Timelines 實川 HIV/AIDSについて人類が得てきた知識とその背景を英語資料で振り返り、読み解くことができる。
    12 HIV/AIDS ③ Law
    "LAW: AT THE BAR”
    "About HIV/AIDS Discrimination”
    實川 ・新聞記事を読む。
    PLWHAの権利保護制度と社会的現実に関してCain v. Hyatt Legal Services Inc.訴訟についてのNew York Times記事から学ぶ。
    ・連邦政府法務省のWebsite記事を読む。
    PLWHAもADAの法益を受けるとした最高裁判例を通して、アメリカ障がい者差別禁止法を学ぶ。
    ・自己保存の本能と防疫、感染者差別の境界線について考える。
    13 HIV/AIDS ④ “Philadelphia” (1993)
    Tom Hanks (アカデミー賞主演男優賞1994) & Denzel Washington
    實川 ・映画を見る。
    Cain訴訟をヒントとしたとされる映画から、HIVの治療法が不明で感染経路についての知識も普及していなかった時代を、当時の無知と偏見、差別の多重性とその影響、またアメリカ社会の縮図とも呼ばれる法廷でのやりとりを含めて、学ぶ。
    14 HIV/AIDS ⑤ 21st century 實川 ・日常生活と国際社会を関連付ける。
    UNAIDS”90-90-90 Targets“の取り組みを英語で理解し、表現できる。持てる者と持たざる者の間の医療格差が鮮明に表われるHIV/AIDSの今後を、UN Sustainable Development Goalsを始めとする国際協力の視点から考える。
    15 総括・まとめ

    No.1

    学習項目 Introduction
    Academic skills ①
    担当教員 實川
    学生の到達目標 ・他者から情報を得てこれを簡潔にまとめ、定型文に従ってキーポイントを英語で発信する。
    ・合衆国のNPOが青少年向けに提供する教材で「ノートの取り方」「試験の準備」「インターネットのリサーチへの利用」を学ぶ。

    No.2

    学習項目 Academic skills ②
    The body and daily activities ①
    担当教員 實川
    学生の到達目標 ・Academic Skills ①で学んだ技能を実践できる。
    ・身体の状況に関する日常生活で使うことばを学ぶ。

    No.3

    学習項目 The body and daily activities ②
    Feelings 
    担当教員 實川
    学生の到達目標 ・前週の学びを活用して身体の状況を日常用語で平易に語ることができる。
    ・感情を伝え、感情と向き合うことばを身に付ける。他動詞について理解を深める。

    No.4

    学習項目 Life Expectancy &
    Life Span
    担当教員 實川
    学生の到達目標 余命と寿命の違いを理解し、違いを英語で説明できる。生活習慣など余命や健康余命に影響する事柄を英語で理解する。

    No.5

    学習項目 "Genesis”
    担当教員 實川
    学生の到達目標 ・聖書を読む。
    アメリカは科学界のリーダーだが"In God We Trust“をモットーとしていて、大統領就任式の宣誓が聖書に懸けて行われる。「信仰心に篤いアメリカ」という側面が国際社会にもつ影響を論考するのに必要な基礎知識について、聖書の中から「創世記」を読んでその一端をもつ。

    No.6

    学習項目 "Genesis” and
    "On the Origin of Species”
    担当教員 實川
    学生の到達目標 ・古典を読む。
    キリスト教圏の人々にとってダーウィンの「進化論」がどのようなインパクトがあったかについて、自分の推論を英語で表現できる。

    No.7

    学習項目 Mutation and Pandemics ①
    担当教員 實川
    学生の到達目標 ・ネット動画で学ぶ。
    The World Health Organization (WHO, a UN agency specialized in international public health) and TED-ed (youth and education initiative of a nonprofit organization, TED)のWebsiteから必要な情報を得る。

    No.8

    学習項目 Mutation and Pandemics ②
    担当教員 實川
    学生の到達目標 WHOとTED-ED教材等を通して学んだ基本語彙を使って、英語でパンデミックについて語ることができる。

    No.9

    学習項目 “What's the Difference Between Infectious and Contagious?”, “Immune System”
    担当教員 實川
    学生の到達目標 合衆国のNPOが青少年向けに提供する健康・医療教材を用いて、感染症についての英語の基本語彙と言い回しを身につける。

    No.10

    学習項目 HIV/AIDS ① Map and History
    担当教員 實川
    学生の到達目標 HIV/AIDSを含む感染症の理解に地理(地図)と地政学を含む歴史の素養が必要なことを理解し、その素養を築く方向性を持つ。

    No.11

    学習項目 HIV/AIDS ② Timelines
    担当教員 實川
    学生の到達目標 HIV/AIDSについて人類が得てきた知識とその背景を英語資料で振り返り、読み解くことができる。

    No.12

    学習項目 HIV/AIDS ③ Law
    "LAW: AT THE BAR”
    "About HIV/AIDS Discrimination”
    担当教員 實川
    学生の到達目標 ・新聞記事を読む。
    PLWHAの権利保護制度と社会的現実に関してCain v. Hyatt Legal Services Inc.訴訟についてのNew York Times記事から学ぶ。
    ・連邦政府法務省のWebsite記事を読む。
    PLWHAもADAの法益を受けるとした最高裁判例を通して、アメリカ障がい者差別禁止法を学ぶ。
    ・自己保存の本能と防疫、感染者差別の境界線について考える。

    No.13

    学習項目 HIV/AIDS ④ “Philadelphia” (1993)
    Tom Hanks (アカデミー賞主演男優賞1994) & Denzel Washington
    担当教員 實川
    学生の到達目標 ・映画を見る。
    Cain訴訟をヒントとしたとされる映画から、HIVの治療法が不明で感染経路についての知識も普及していなかった時代を、当時の無知と偏見、差別の多重性とその影響、またアメリカ社会の縮図とも呼ばれる法廷でのやりとりを含めて、学ぶ。

    No.14

    学習項目 HIV/AIDS ⑤ 21st century
    担当教員 實川
    学生の到達目標 ・日常生活と国際社会を関連付ける。
    UNAIDS”90-90-90 Targets“の取り組みを英語で理解し、表現できる。持てる者と持たざる者の間の医療格差が鮮明に表われるHIV/AIDSの今後を、UN Sustainable Development Goalsを始めとする国際協力の視点から考える。

    No.15

    学習項目 総括・まとめ
    担当教員
    学生の到達目標

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    教科書はない。指定教材をmanabaに掲載する

    成績評価方法・基準

    定期試験 80%、平常点(提出物や授業への貢献)20%

    評価のフィードバック

    定期試験の講評はmanabaまたは掲示板に掲載する。個々に講評を聞きたい学生は、メールでアポイントメントをとって面談を実施する。