[Physical Pharmacy]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
人または動物の疾病の診断、治療、予防、その他の目的で薬物を使用する場合には、その医薬品の効果が十分に発揮されるように、また、医薬品の副作用の防止、軽減を考慮すると同時に、医薬品の適用や保存が便利なように適切な形状および機能を付与した剤形が選択され、医薬品が製剤化される。様々な物性を持つ医薬品を適切な製剤とするために、医薬品以外の様々な物質が医薬品に添加され、適当な加工がなされた上で、最終製品が出来あがる。
品質の良い製剤を調製するためには、添加物の性質を理解し、さらに、個々の剤形に応じた様々な知識・理論・技術が必要である。薬剤学Bでは製剤を調製するために必要な物理化学を学習する。
基礎科目の物理化学で学習した内容を基本に、薬局製剤や院内製剤の調製に応用可能な医薬品の製剤化に関する物理化学の内容を修得する。
No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 | SBOコード |
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1 | 粉体の性質-1 | 坂根 | 粉体粒子径の測定法を列挙できる。 | C16-(1)-③-4 |
2 | 粉体の性質-2 | 坂根 | 各粒子径測定法の特徴を説明できる。 | C16-(1)-③-4 |
3 | 粉体の性質-3 | 坂根 | 粉体の粒子径と粉体の性質との関係を説明できる。 | C16-(1)-③-4 |
4 | 物質の溶解と拡散-1 |
坂根 | 溶解速度を表す式を列挙し、説明できる。 | C16-(1)-①-1 |
5 | 物質の溶解と拡散-2 |
坂根 | 薬物の溶解速度を支配する因子を説明できる。 | C16-(1)-①-2 C16-(1)-③-7 |
6 | 物質の溶解と拡散-3 |
坂根 | 薬物の溶解速度を改善する方法を説明できる。 | C16-(1)-①-3,4 |
7 | 分散系と界面化学-1 | 坂根 | 界面における物理化学的現象、界面活性剤の性質と作用を説明できる。 | C16-(1)-②-1,2 C16-(1)-③-5 |
8 | 分散系と界面化学-2 | 坂根 | 分散系の性質と安定化の方法を説明できる。 | C16-(1)-②-3,4,5 |
9 | 物質の流動と変形-1 | 坂根 | 物質の弾性と粘性について説明できる。 | C16-(1)-③-1 |
10 | 物質の流動と変形-2 |
坂根 | 液体の流動とその性質について説明できる。 | C16-(1)-③-2,3 |
11 | 薬物と製剤材料の安定性-1 | 坂根 | 薬物の分解速度を表す式を説明できる。 | C16-(1)-③-6 |
12 | 薬物と製剤材料の安定性-2 | 坂根 | 薬物の分解に影響を及ぼす因子を列挙できる。 | C16-(1)-③-6 |
13 | 薬物と製剤材料の安定性-3 | 坂根 | 薬物を安定化する方法を列挙できる。 | C16-(1)-③-6 |
No.1
学習項目 | 粉体の性質-1 |
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担当教員 | 坂根 |
学生の到達目標 | 粉体粒子径の測定法を列挙できる。 |
SBOコード | C16-(1)-③-4 |
No.2
学習項目 | 粉体の性質-2 |
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担当教員 | 坂根 |
学生の到達目標 | 各粒子径測定法の特徴を説明できる。 |
SBOコード | C16-(1)-③-4 |
No.3
学習項目 | 粉体の性質-3 |
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担当教員 | 坂根 |
学生の到達目標 | 粉体の粒子径と粉体の性質との関係を説明できる。 |
SBOコード | C16-(1)-③-4 |
No.4
学習項目 | 物質の溶解と拡散-1 |
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担当教員 | 坂根 |
学生の到達目標 | 溶解速度を表す式を列挙し、説明できる。 |
SBOコード | C16-(1)-①-1 |
No.5
学習項目 | 物質の溶解と拡散-2 |
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担当教員 | 坂根 |
学生の到達目標 | 薬物の溶解速度を支配する因子を説明できる。 |
SBOコード | C16-(1)-①-2 C16-(1)-③-7 |
No.6
学習項目 | 物質の溶解と拡散-3 |
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担当教員 | 坂根 |
学生の到達目標 | 薬物の溶解速度を改善する方法を説明できる。 |
SBOコード | C16-(1)-①-3,4 |
No.7
学習項目 | 分散系と界面化学-1 |
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担当教員 | 坂根 |
学生の到達目標 | 界面における物理化学的現象、界面活性剤の性質と作用を説明できる。 |
SBOコード | C16-(1)-②-1,2 C16-(1)-③-5 |
No.8
学習項目 | 分散系と界面化学-2 |
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担当教員 | 坂根 |
学生の到達目標 | 分散系の性質と安定化の方法を説明できる。 |
SBOコード | C16-(1)-②-3,4,5 |
No.9
学習項目 | 物質の流動と変形-1 |
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担当教員 | 坂根 |
学生の到達目標 | 物質の弾性と粘性について説明できる。 |
SBOコード | C16-(1)-③-1 |
No.10
学習項目 | 物質の流動と変形-2 |
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担当教員 | 坂根 |
学生の到達目標 | 液体の流動とその性質について説明できる。 |
SBOコード | C16-(1)-③-2,3 |
No.11
学習項目 | 薬物と製剤材料の安定性-1 |
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担当教員 | 坂根 |
学生の到達目標 | 薬物の分解速度を表す式を説明できる。 |
SBOコード | C16-(1)-③-6 |
No.12
学習項目 | 薬物と製剤材料の安定性-2 |
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担当教員 | 坂根 |
学生の到達目標 | 薬物の分解に影響を及ぼす因子を列挙できる。 |
SBOコード | C16-(1)-③-6 |
No.13
学習項目 | 薬物と製剤材料の安定性-3 |
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担当教員 | 坂根 |
学生の到達目標 | 薬物を安定化する方法を列挙できる。 |
SBOコード | C16-(1)-③-6 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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製剤学・物理薬剤学 | 栄田、唐沢、岡本 編集 | 廣川書店 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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マーチン 物理薬剤学[第4版] | 砂田久一 他 | 廣川書店 |
定期試験をメインに評価するが、必要に応じて授業への出席や小テストの成績を加味する。
質問等がある場合、躬行館4階の薬剤学研究室を訪ねるか、Eメール(sakane@mb.kyoto-phu.ac.jp)またはMoodleを利用してください。