[Attitude toward medical care B]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
1992年の第二次医療法改正により薬剤師は「医療の担い手」、2006年の第五次医療法改正により調剤を実施する薬局が「医療提供施設」として明記された。これにより、薬剤師は患者を中心としたチーム医療の中で、薬の専門家として薬物療法へのさらなる積極的な関与が期待されている。そのためには薬学的知識、医療人としての自覚と高い倫理観、患者や患者家族に対する良好なコミュニケーション能力を修得する必要がある。本講の前半にはコミュニケーションをとるために必要な基礎知識と技能について、後半には医療関係者としての倫理観や責任感、社会的役割について論述する。
患者との信頼関係を築き、医療人として社会に貢献できるようになるために必要な心構えを身につける。
[関連する卒業認定・学位授与方針] DP1・DP2・DP3・DP4・DP5
シラバスに記載されている学習項目と到達目標を理解して講義に出席すること。また、講義で配付された資料を元に復習すること。予習と復習には1週あたり150分程度の学習が必要である。
No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 | SBOコード |
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1 | コミュニケーション基礎知識 | 八田 | コミュニケーションの構成要素、メッセージ、発信・受信、言語・非言語について学習する。 | A-(3)-①-2,3 |
2 | 人間関係における自己理解と他者理解 | 八田 | 自己の反応への気付き、感情と態度について理解する。 | A-(1)-①-1,2 A-(3)-①-4,5 |
3 | 援助関係における医療者の基本姿勢と態度 | 八田 | 傾聴、明確化、感情の反映、共感、自己一致について学習する。 | A-(3)-①-2,4,5 |
4 | 患者・家族との信頼関係と効果的なコミュニケーション | 八田 | 家族メンバーの相互関係とキーパーソンについて理解する。 | A-(3)-①-3,4,5 |
5 | コミュニケーション技術(1) | 松本 | 多様な価値観を尊重した共感的理解について演習する。 | A-(1)-①-7 |
6 | コミュニケーション技術(2) | 松本 | チームで協調的な態度の果たす役割について演習する。 | A-(4)-3,5 F-(4)-①-2 |
7 | コミュニケーション技術(3) | 松本 | 情報共有と意思の伝達について理解する。 | A-(3)-①-9 F-(1)-②-2 |
8 | 医療の目的ならびに社会における薬剤師の役割①(医療倫理や倫理綱領を中心に) | 今西 | ジュネーブ宣言やヘルシンキ宣言、リスボン宣言などの医療における倫理的原則を説明できる。 薬剤師綱領や薬剤師行動規範の内容を概説できる。 |
A-(1)-②-8 A-(2)-①-1~4 A-(2)-②-1~3 A-(2)-③-1~4 A-(2)-④-1 A-(1)-③-3,4,6 B-(2)-①-5 |
9 | 医療の目的ならびに社会における薬剤師の役割②(生命倫理や患者の権利を中心に) | 今西 | 医療の担い手として必要な生命観(脳死や臓器移植、終末医療など)について概説できる。 薬害事例をもとに薬剤師の社会的役割について説明できる。 |
A-(2)-①-1~4 A-(2)-②-1~3 A-(2)-③-1~4 A-(2)-④-1 A-(1)-③-3,4,6 F-(4)-①-3 |
10 | 医療の目的ならびに社会における薬剤師の役割③(自己研鑽の必要性を中心に) | 今西 | 医療の担い手として、社会的ニーズの対応について説明できる。 生涯にわたって自ら学習する重要性について説明できる。 |
A-(5)-③-1 A-(1)-②-2,5~7 B-(2)-①-7 |
11 | チーム医療における薬剤師の役割(癌治療) | 松村 | がん患者の心理を把握して、適切な対処の方法を理解する。 チーム医療における薬剤師の役割を説明できる。 |
A-(3)-①-1~5 A-(4)-3 F-(4)-①-1 |
12 | チーム医療における薬剤師の役割(緩和医療)① | 松村 | がん医療におけるコミュニケーション・スキルを概説できる。 緩和ケアチームにおける薬剤師の役割を説明できる。 |
A-(4)-3,5 A-(1)-②-3 |
13 | チーム医療における薬剤師の役割(緩和医療)② | 松村 | 患者の意思決定支援の方法を理解し、がん患者や医療スタッフと協力してよりよい解決法を見出すことができる。 | A-(3)-①-9 F-(4)-①-2 |
14 | 医療者としての倫理についての考察 | 楠本 今西 松村 |
☆これまでの講義内容に関する医療にかかわる様々な諸問題から、課題を見出し、SGDを実践できる。 | A-(1)-①-5 A-(1)-②-1 B-(1)-4,5 F-(1)-②-1,2,4~7 ☆ |
15 | 総括・まとめ |
No.1
学習項目 | コミュニケーション基礎知識 |
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担当教員 | 八田 |
学生の到達目標 | コミュニケーションの構成要素、メッセージ、発信・受信、言語・非言語について学習する。 |
SBOコード | A-(3)-①-2,3 |
No.2
学習項目 | 人間関係における自己理解と他者理解 |
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担当教員 | 八田 |
学生の到達目標 | 自己の反応への気付き、感情と態度について理解する。 |
SBOコード | A-(1)-①-1,2 A-(3)-①-4,5 |
No.3
学習項目 | 援助関係における医療者の基本姿勢と態度 |
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担当教員 | 八田 |
学生の到達目標 | 傾聴、明確化、感情の反映、共感、自己一致について学習する。 |
SBOコード | A-(3)-①-2,4,5 |
No.4
学習項目 | 患者・家族との信頼関係と効果的なコミュニケーション |
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担当教員 | 八田 |
学生の到達目標 | 家族メンバーの相互関係とキーパーソンについて理解する。 |
SBOコード | A-(3)-①-3,4,5 |
No.5
学習項目 | コミュニケーション技術(1) |
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担当教員 | 松本 |
学生の到達目標 | 多様な価値観を尊重した共感的理解について演習する。 |
SBOコード | A-(1)-①-7 |
No.6
学習項目 | コミュニケーション技術(2) |
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担当教員 | 松本 |
学生の到達目標 | チームで協調的な態度の果たす役割について演習する。 |
SBOコード | A-(4)-3,5 F-(4)-①-2 |
No.7
学習項目 | コミュニケーション技術(3) |
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担当教員 | 松本 |
学生の到達目標 | 情報共有と意思の伝達について理解する。 |
SBOコード | A-(3)-①-9 F-(1)-②-2 |
No.8
学習項目 | 医療の目的ならびに社会における薬剤師の役割①(医療倫理や倫理綱領を中心に) |
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担当教員 | 今西 |
学生の到達目標 | ジュネーブ宣言やヘルシンキ宣言、リスボン宣言などの医療における倫理的原則を説明できる。 薬剤師綱領や薬剤師行動規範の内容を概説できる。 |
SBOコード | A-(1)-②-8 A-(2)-①-1~4 A-(2)-②-1~3 A-(2)-③-1~4 A-(2)-④-1 A-(1)-③-3,4,6 B-(2)-①-5 |
No.9
学習項目 | 医療の目的ならびに社会における薬剤師の役割②(生命倫理や患者の権利を中心に) |
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担当教員 | 今西 |
学生の到達目標 | 医療の担い手として必要な生命観(脳死や臓器移植、終末医療など)について概説できる。 薬害事例をもとに薬剤師の社会的役割について説明できる。 |
SBOコード | A-(2)-①-1~4 A-(2)-②-1~3 A-(2)-③-1~4 A-(2)-④-1 A-(1)-③-3,4,6 F-(4)-①-3 |
No.10
学習項目 | 医療の目的ならびに社会における薬剤師の役割③(自己研鑽の必要性を中心に) |
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担当教員 | 今西 |
学生の到達目標 | 医療の担い手として、社会的ニーズの対応について説明できる。 生涯にわたって自ら学習する重要性について説明できる。 |
SBOコード | A-(5)-③-1 A-(1)-②-2,5~7 B-(2)-①-7 |
No.11
学習項目 | チーム医療における薬剤師の役割(癌治療) |
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担当教員 | 松村 |
学生の到達目標 | がん患者の心理を把握して、適切な対処の方法を理解する。 チーム医療における薬剤師の役割を説明できる。 |
SBOコード | A-(3)-①-1~5 A-(4)-3 F-(4)-①-1 |
No.12
学習項目 | チーム医療における薬剤師の役割(緩和医療)① |
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担当教員 | 松村 |
学生の到達目標 | がん医療におけるコミュニケーション・スキルを概説できる。 緩和ケアチームにおける薬剤師の役割を説明できる。 |
SBOコード | A-(4)-3,5 A-(1)-②-3 |
No.13
学習項目 | チーム医療における薬剤師の役割(緩和医療)② |
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担当教員 | 松村 |
学生の到達目標 | 患者の意思決定支援の方法を理解し、がん患者や医療スタッフと協力してよりよい解決法を見出すことができる。 |
SBOコード | A-(3)-①-9 F-(4)-①-2 |
No.14
学習項目 | 医療者としての倫理についての考察 |
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担当教員 | 楠本 今西 松村 |
学生の到達目標 | ☆これまでの講義内容に関する医療にかかわる様々な諸問題から、課題を見出し、SGDを実践できる。 |
SBOコード | A-(1)-①-5 A-(1)-②-1 B-(1)-4,5 F-(1)-②-1,2,4~7 ☆ |
No.15
学習項目 | 総括・まとめ |
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担当教員 | |
学生の到達目標 | |
SBOコード |
楠本正明
業種:その他(病院・薬局・行政)
学習項目No. | その経験を生かして、どのような教育を行なうのか。 |
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14 | 病院薬剤師30年・薬局薬剤師4年の実務経験から、臨床現場で培った医療倫理とコミュニケーションを概説する。 |
今西孝至
業種:その他(病院・薬局)
学習項目No. | その経験を生かして、どのような教育を行なうのか。 |
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8,9,10,14 | 病院薬剤師・薬局薬剤師(計10年間)として医療現場で従事していたので、これから必要とされる薬剤師に必要な医療倫理や生命倫理などについて、医療現場で実際にあった事例などにも触れながら説明する。また、項目により救急救命士としての視点も交えて講義を行う。 |
松村千佳子
業種:病院
学習項目No. | その経験を生かして、どのような教育を行なうのか。 |
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11,12,13,14 | 約20年間の病院薬剤師、現在は週に1回市中病院の緩和ケアチームに所属している。病院薬剤師の実務経験をもとに多職種連携や患者およびその家族への薬学的支援のあり方についても触れる。 |
八田勘司
業種:その他(看護師)
学習項目No. | その経験を生かして、どのような教育を行なうのか。 |
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1,2,3,4,5,6,7 | 大学病院手術部および精神科病院での看護師経験で培った治療的コミュニケーション技術を体験できる演習を行う。 |
松本賢哉
業種:その他(看護師)
学習項目No. | その経験を生かして、どのような教育を行なうのか。 |
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1,2,3,4,5,6,7 | 精神科病院での看護師経験で培った治療的コミュニケーション技術を体験できる演習を行う。 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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教科書等については特に指定しない。 | 適宜プリントを配布する。 |
原則として、講義態度およびレポート(40%)(八田、松本)、講義態度やSGDへの積極的な参加および定期試験(60%)(楠本、今西、松村)などを総合して評価する。
講評は、manaba上で対応する。