[Psychology]
| 開講情報 |
|
|---|---|
| 担当教員 |
|
| 備考 |
私達人間は、「心」の様々なメカニズムに支えられて生きている。「心理学」は文字通り、その「心」の仕組みの「理(ことわり)」について学ぶことで、自分とは何か、生きることとは何かといった人間の根本的なテーマについて問い続ける学問である。
本授業では代表的な心理学実験や理論について講義形式で紹介する。講義を通じて“自分も体験したことのある出来事の背景には、このような心の仕組みがあったのか”と、体験を通して理論を体得していく。また身近な体験を心理学の観点から考えたときに、世界がどのように見えるのかを考え、受講者とシェアすることを通して、心理学的観点を身につけていく。
身近でありながら目に見えない「心」を理解するための科学的なアプローチとはどのようなものか、そして心理学を通してとらえられる心の仕組みとはどのようなものかを知り、理解できる。
予習・復習とも授業中に課題を出します。
予習段階で文献を詳しく読む必要はありません。授業での“発見”を大事にします。
その分復習に比重を置きます。授業で聞いたことを思い出し、文献を読むなどして知識と思考を広げてください。
課題には1週当たり150分程度の学修が必要です。
| No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 |
|---|---|---|---|
| 1 | 心理学とは何か | 谷口 | 心理学とは何をどのように研究する学問であるかを知る。本授業の目標、概要についても理解する。 |
| 2 | 人を知り、人の心を癒すこと(1) | 谷口 | いわゆる「問題行動」や「症状」が心のどのようなメカニズムによって起こるかを理解する。 |
| 3 | 人を知り、人の心を癒すこと(2) | 谷口 | カウンセリングと心理療法の理論と実際、人が癒されるというのはどういうことかについて理解する。 |
| 4 | 社会のなかの人間(1) | 谷口 | 社会や対人関係において私達の心はどのようにはたらくものなのか、そのメカニズムを理解する。取り上げるテーマは「同調」や「説得」などである。 |
| 5 | 社会のなかの人間(2) | 谷口 | 社会や対人関係において私達の心はどのようにはたらくものなのか、そのメカニズムを理解する。取り上げるテーマは「対人魅力」である。 |
| 6 | 発達(1) | 谷口 | エリクソンのライフサイクル論を理解する。乳児期から思春期までのライフステージにおける心理的課題について理解する。 |
| 7 | 発達(2) | 谷口 | エリクソンのライフサイクル論を理解する。青年期から老年期までのライフステージにおける心理的課題について理解する。 |
| 8 | この世界を意味づけること | 谷口 | 感覚を通じて受け取った情報を再構成する「知覚」のはたらきについて理解する。錯視現象を通して、人間の知覚の特徴を理解する。 |
| 9 | 日常生活のなかの行動変容 | 谷口 | 心理学における「学習」とは何か、学習方略にはどのようなものがあるかを理解する。 |
| 10 | 覚えることと忘れること | 谷口 | 記憶のプロセスとメカニズム、記憶の測定法について理解する。 |
| 11 | 問題を解くこと | 谷口 | 人間の思考パターンについて、代表的な問題を解きながら理解する。 |
| 12 | 行動を方向づけ、適応的にすること(1) | 谷口 | 私達の行動の原因となる、「動機づけ」について理解する。 |
| 13 | 行動を方向づけ、適応的にすること(2) | 谷口 | 私達の行動の原因となる、「情動」について理解する。 |
| 14 | 心はどこまでわかるのか | 谷口 | 脳の仕組みと心の働きについて理解する。また心理学分野の最新知見について理解する。 |
| 15 | 総括・まとめ |
No.1
| 学習項目 | 心理学とは何か |
|---|---|
| 担当教員 | 谷口 |
| 学生の到達目標 | 心理学とは何をどのように研究する学問であるかを知る。本授業の目標、概要についても理解する。 |
No.2
| 学習項目 | 人を知り、人の心を癒すこと(1) |
|---|---|
| 担当教員 | 谷口 |
| 学生の到達目標 | いわゆる「問題行動」や「症状」が心のどのようなメカニズムによって起こるかを理解する。 |
No.3
| 学習項目 | 人を知り、人の心を癒すこと(2) |
|---|---|
| 担当教員 | 谷口 |
| 学生の到達目標 | カウンセリングと心理療法の理論と実際、人が癒されるというのはどういうことかについて理解する。 |
No.4
| 学習項目 | 社会のなかの人間(1) |
|---|---|
| 担当教員 | 谷口 |
| 学生の到達目標 | 社会や対人関係において私達の心はどのようにはたらくものなのか、そのメカニズムを理解する。取り上げるテーマは「同調」や「説得」などである。 |
No.5
| 学習項目 | 社会のなかの人間(2) |
|---|---|
| 担当教員 | 谷口 |
| 学生の到達目標 | 社会や対人関係において私達の心はどのようにはたらくものなのか、そのメカニズムを理解する。取り上げるテーマは「対人魅力」である。 |
No.6
| 学習項目 | 発達(1) |
|---|---|
| 担当教員 | 谷口 |
| 学生の到達目標 | エリクソンのライフサイクル論を理解する。乳児期から思春期までのライフステージにおける心理的課題について理解する。 |
No.7
| 学習項目 | 発達(2) |
|---|---|
| 担当教員 | 谷口 |
| 学生の到達目標 | エリクソンのライフサイクル論を理解する。青年期から老年期までのライフステージにおける心理的課題について理解する。 |
No.8
| 学習項目 | この世界を意味づけること |
|---|---|
| 担当教員 | 谷口 |
| 学生の到達目標 | 感覚を通じて受け取った情報を再構成する「知覚」のはたらきについて理解する。錯視現象を通して、人間の知覚の特徴を理解する。 |
No.9
| 学習項目 | 日常生活のなかの行動変容 |
|---|---|
| 担当教員 | 谷口 |
| 学生の到達目標 | 心理学における「学習」とは何か、学習方略にはどのようなものがあるかを理解する。 |
No.10
| 学習項目 | 覚えることと忘れること |
|---|---|
| 担当教員 | 谷口 |
| 学生の到達目標 | 記憶のプロセスとメカニズム、記憶の測定法について理解する。 |
No.11
| 学習項目 | 問題を解くこと |
|---|---|
| 担当教員 | 谷口 |
| 学生の到達目標 | 人間の思考パターンについて、代表的な問題を解きながら理解する。 |
No.12
| 学習項目 | 行動を方向づけ、適応的にすること(1) |
|---|---|
| 担当教員 | 谷口 |
| 学生の到達目標 | 私達の行動の原因となる、「動機づけ」について理解する。 |
No.13
| 学習項目 | 行動を方向づけ、適応的にすること(2) |
|---|---|
| 担当教員 | 谷口 |
| 学生の到達目標 | 私達の行動の原因となる、「情動」について理解する。 |
No.14
| 学習項目 | 心はどこまでわかるのか |
|---|---|
| 担当教員 | 谷口 |
| 学生の到達目標 | 脳の仕組みと心の働きについて理解する。また心理学分野の最新知見について理解する。 |
No.15
| 学習項目 | 総括・まとめ |
|---|---|
| 担当教員 | |
| 学生の到達目標 |
| 書名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|
| 特に指定しないが、授業は主に参考書として挙げた「サイコロジー事始め」に基づいて行う。 | ||
| 書名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|
| サイコロジー事始め | 金児曉嗣(編) | 有斐閣ブックス 2003 |
| 心理学をつかむ | 今井久登他著 | 有斐閣 2009 |
授業内課題(予習、復習含め) 30%
学期末テスト 70%
講評は、manabaにて公開する。