[19th century Kyoto as a disaster-stricken city]
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担当教員 |
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備考 |
一般的に言っても、都市というものは、居住人口はもちろんのこと、人やモノの流出入が多く、政治的・社会的・経済的な諸機能が集中しているため、様々な災害がおきやすく、また被害規模が大きくなりやすい。平安京以来の王権の所在都市でもあった京都は、歴史的にみて、とくにそうした特徴が著しい。
本講義では、開国・明治維新という動乱の時期をはさむ19世紀の京都におけるもろもろの災害をとりあげ、その被害のあり方、災害に対する行政や人々の対応、復興の過程、災害からの学び(防災や予防)などについて、京都における社会システムと関わらせながら跡づけてみる。そうすることで、京都という特徴ある都市の歴史をダイナミックに捉えることを目指したい。
1. イントロダクション、天明の大火とその後
2. 文政の大地震と京都
3. 天保の飢饉と京都(1)
4. 天保の飢饉と京都(2)
5. 天保の改革と京都
6. 嘉永・安政期の京都(1)-物価高騰と飢餓-
7. 嘉永・安政期の京都(2)-安政の大火とその後-
8. 開国・安政の大獄と京都
9. 安政期のコレラ流行と京都
10.禁門の変とどんどん焼け
11.慶応期の物価高騰と飢餓
12.戊辰戦争と京都
13.明治期のコレラ流行と京都(1)
14.明治期のコレラ流行と京都(2)
15.まとめ
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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プリントにて関連資料を配付する。 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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『京都の歴史災害』 | 吉越昭久・片平博文編 | 思文閣出版、2012年 |
平常点(30%)
筆記試験(70%)
成績発表後まもなく掲示にて公開する。