[Medical Psychology]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
医療現場における人間関係を心理療法や臨床心理学の視点から論じる。
とくに患者や家族と医療提供者との関係や多職種間,同職種間の援助的人間関係を,心理療法の視点から検討する。
本講義では,援助的人間関係を心理療法や臨床心理学的視点から検討するための講義に加え,実践的な援助的人間関係を築くための知識と技術,および態度を習得するため,グループディスカッションやロールプレイングを行う。
この授業の実施方法については、受講人数が決定次第お知らせする。
援助的人間関係を心理療法の視点で検討することを通し,援助的人間関係について,必要な知識と技法について理解する。
援助的人間関係を築くにあたって,必要な自己理解と対人関係における自分の課題を明確にできる。
グループディスカッションなど積極的に参加するため,講義中に示す予習・復習課題に取り組み,講義に臨むこと。
講義中に示す文献を読み,体験学習で得た知識を深めること。
予習復習を合わせて 1 週あたり 150 分程度の学修が必要である。内容については、その都度指示する。
No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 |
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1 | オリエンテーション(講義目標と評価方法について) | 仲倉 | 人間観・感と目的・方法・理解のための理論との関係を理解する |
2 | 援助的人間関係の基盤となるもの | 仲倉 | 環境としての援助者,態度と言葉,attending(その場に存在している)について理解する |
3 | 話を聴くということ | 仲倉 | 援助的人間関係では,どのように聴くのか,何を聴くのかについて理解する |
4 | 援助的人間関係のなかで生じること① | 仲倉 | 援助的人間関係のなかで,被援助者が体験するであろう心理状況について理解する ①不安や抵抗 |
5 | 援助的人間関係のなかで生じること② | 仲倉 | ②退行や投影 ③自己決定 |
6 | 援助的人間関係のなかで分かるということ① | 仲倉 | ①他者認知を左右させるものついて理解する |
7 | 援助的人間関係のなかで分かるということ② | 仲倉 | ②発達や知的側面について理解する ③行動様式や性格について理解する |
8 | 援助的人間関係を築きはじめる前に① | 仲倉 | 自己理解を深める ①個別性のある自己や他者について理解を深め,援助者としての自己理解と,対象としての人の理解を深める |
9 | 援助的人間関係を築きはじめる前に② | 仲倉 | ②他者から見た自分と自分が知っている自分を比較することを通し,援助者としての自己理解を深める |
10 | 援助的人間関係を築きはじめる前に③ | 仲倉 | ③集団の中での自己主張と他者理解を体験し,多職種間や同職種間での人間関係について想像力を深める |
11 | 模擬事例を通して援助的人間関係を考える① | 仲倉 | ①服薬指導場面を互いに演じながら,援助的人間関係について理解を深める |
12 | 模擬事例を通して援助的人間関係を考える② | 仲倉 | ②模擬事例の事例検討を小集団で行い,同職種間での自己主張や他者理解について考えを深める |
13 | 模擬事例を通して援助的人間関係を考える③ | 仲倉 | ③模擬事例について多職種の役割演技・分担を行い,事例検討をおこない,多職種間での援助的人間関係について理解を深める |
14 | 援助的人間関係を維持,高めるために | 仲倉 | スーパーヴィジョンやピア相談,自身のメンタルヘルス,倫理について考える |
15 | 総括・まとめ |
No.1
学習項目 | オリエンテーション(講義目標と評価方法について) |
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担当教員 | 仲倉 |
学生の到達目標 | 人間観・感と目的・方法・理解のための理論との関係を理解する |
No.2
学習項目 | 援助的人間関係の基盤となるもの |
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担当教員 | 仲倉 |
学生の到達目標 | 環境としての援助者,態度と言葉,attending(その場に存在している)について理解する |
No.3
学習項目 | 話を聴くということ |
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担当教員 | 仲倉 |
学生の到達目標 | 援助的人間関係では,どのように聴くのか,何を聴くのかについて理解する |
No.4
学習項目 | 援助的人間関係のなかで生じること① |
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担当教員 | 仲倉 |
学生の到達目標 | 援助的人間関係のなかで,被援助者が体験するであろう心理状況について理解する ①不安や抵抗 |
No.5
学習項目 | 援助的人間関係のなかで生じること② |
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担当教員 | 仲倉 |
学生の到達目標 | ②退行や投影 ③自己決定 |
No.6
学習項目 | 援助的人間関係のなかで分かるということ① |
---|---|
担当教員 | 仲倉 |
学生の到達目標 | ①他者認知を左右させるものついて理解する |
No.7
学習項目 | 援助的人間関係のなかで分かるということ② |
---|---|
担当教員 | 仲倉 |
学生の到達目標 | ②発達や知的側面について理解する ③行動様式や性格について理解する |
No.8
学習項目 | 援助的人間関係を築きはじめる前に① |
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担当教員 | 仲倉 |
学生の到達目標 | 自己理解を深める ①個別性のある自己や他者について理解を深め,援助者としての自己理解と,対象としての人の理解を深める |
No.9
学習項目 | 援助的人間関係を築きはじめる前に② |
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担当教員 | 仲倉 |
学生の到達目標 | ②他者から見た自分と自分が知っている自分を比較することを通し,援助者としての自己理解を深める |
No.10
学習項目 | 援助的人間関係を築きはじめる前に③ |
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担当教員 | 仲倉 |
学生の到達目標 | ③集団の中での自己主張と他者理解を体験し,多職種間や同職種間での人間関係について想像力を深める |
No.11
学習項目 | 模擬事例を通して援助的人間関係を考える① |
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担当教員 | 仲倉 |
学生の到達目標 | ①服薬指導場面を互いに演じながら,援助的人間関係について理解を深める |
No.12
学習項目 | 模擬事例を通して援助的人間関係を考える② |
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担当教員 | 仲倉 |
学生の到達目標 | ②模擬事例の事例検討を小集団で行い,同職種間での自己主張や他者理解について考えを深める |
No.13
学習項目 | 模擬事例を通して援助的人間関係を考える③ |
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担当教員 | 仲倉 |
学生の到達目標 | ③模擬事例について多職種の役割演技・分担を行い,事例検討をおこない,多職種間での援助的人間関係について理解を深める |
No.14
学習項目 | 援助的人間関係を維持,高めるために |
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担当教員 | 仲倉 |
学生の到達目標 | スーパーヴィジョンやピア相談,自身のメンタルヘルス,倫理について考える |
No.15
学習項目 | 総括・まとめ |
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担当教員 | |
学生の到達目標 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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特に指定しない |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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必要に応じ,講義中に提示する |
講義内の課題:60%(講義中課題6回×10%)
学期末テスト:40%
講評はmanabaにて公開する