[Those who founded modern Kyoto]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
本講義では、18世紀末の天明の大火より、1830年代の天保の大飢饉を経て、開国・明治維新という動乱に至る時期の京都を災害という観点からとらえなおしてみたい。もろもろの災害をとりあげ、その被害のあり方、災害に対する行政や人々の対応、復興の過程、災害からの学び(防災や予防)などについて、京都における社会システム、政治的な動向と関わらせながら跡づけてみる。そうすることで、京都という特徴ある都市の歴史をダイナミックに捉えられるようになることを到達目標としたい。あわせて、現代の災害をめぐる諸問題を考えるための視点を獲得してほしい。
なお、受講の前提として、当該時期の歴史に関する基礎的な知識を持っていることが望ましい。
1. イントロダクション、天明の大火とその後
2. 文政の大地震と京都
3. 天保の飢饉と京都(1)
4. 天保の飢饉と京都(2)
5. 天保の改革と京都
6. 嘉永・安政期の京都(1)物価高騰と飢餓
7. 嘉永・安政期の京都(2)安政の大火とその後
8. 開国・安政の大獄と京都
9. 安政期のコレラ流行と京都
10. 禁門の変とどんどん焼け
11. 慶応期の物価高騰と飢餓
12. 戊辰戦争と京都
13. 明治期のコレラ流行と京都(1)
14. 明治期のコレラ流行と京都(2)
15. まとめ
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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使用しない(毎回、プリント資料を配付する) |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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『京都の歴史災害』 | 吉越昭久・片平博文編 | 思文閣出版、2012年 |
『京都大地震』 | 三木晴男著 | 思文閣出版、1979年 |
『京都の町家と火消衆』 | 丸山俊明著 | 昭和堂、2011年 |
『近代日本と公衆衛生』 | 小林丈弘著 | 雄山閣出版、2001年 |
筆記試験(80%)・中間レポート(20%)
成績発表後まもなく掲示にて公開する。