• 特別講義 -消化管のサイエンス-

    [The Science of Alimentary Tract]

    開講情報
    • 1年次前期・後期

      講義

      2単位選択

    担当教員
    • 名誉教授竹内 孝治

    備考  

    概要

     胃、十二指腸、小腸など、消化管の働きに関して、様々な研究も含めて紹介し、さらに薬剤の副作用として生じる様々な消化管障害、ならびに治療薬について解りやすく説明する。

    1. 総論:消化管の働きに関する様々な研究の紹介、および講義の全体的な概要
    2. 消化管障害モデルの紹介(障害発生における攻撃因子と防禦因子の説明)
    3. 攻撃因子 (1):胃酸分泌の調節と酸分泌抑制薬
    4. 攻撃因子 (2):胃酸分泌の調節と酸分泌抑制薬
    5. 防禦因子 (1):プロスタグランジンによる粘膜保護
    6. 防禦因子 (2):一酸化窒素による粘膜保護
    7. 防禦因子 (3):カプサイシン感受性知覚神経を介する保護作用
    8. 防御因子 (4):重炭酸イオン分泌の調節と分泌促進薬
    9. 防御因子 (5):重炭酸イオン分泌の調節と分泌促進薬
    10. 防御因子 (6):胃粘膜血流(粘膜保護における重要性)
    11. 薬の副作用による消化管障害 (1):非ステロイド系抗炎症薬
    12. 薬の副作用による消化管障害 (2):非ステロイド系抗炎症薬
    13. 薬の副作用による消化管障害 (3):骨粗鬆症薬と抗うつ薬
    14. 薬の副作用による消化管障害 (4):抗血栓薬による胃出血の増大
    15. 抗潰瘍薬の紹介

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    なし

    参考書

    書名 著者名 出版社名
    なし

    成績評価方法・基準

     小テストおよびレポート提出

  • 特別講義 -スポーツってどんなくすり?―病気に対する運動のはたらき―-

    [Sports as Medicines: Exercise without Disease]

    開講情報
    • 1年次前期・後期

      講義

      2単位選択

    担当教員
    • 名誉教授浜崎 博

    備考  

    概要

     日本は世界でもまれにみる長寿国です。医療技術進歩や有効な新薬開発は、死亡率を低下させ平均寿命の延長に寄与している反面、超高齢化社会への道を進める結果にもなっています。少子高齢化が高まるなか、治療や介護による社会的負担の増大は今後の大きな政治的課題になっていくでしょう。
     このような時代背景から社会には健康ブームが広がり、健康食品、健康産業および健康○○といった言葉があふれています。今や我々の一番関心の高い事象といっても過言ではありません。国民の将来を考える「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」では、第一に〔栄養・食生活」をあげ第二に「身体活動・運動」を提案しています。食事と運動の正しい管理が健康に寄与することは言うまでもありません。そして最近では「平均寿命」より「健康寿命」という言葉が重要視されるようになりました。
     本講義では、運動(スポーツ)実践の目的、意義、効果を理解し、スポーツが疾患の予防や改善、服薬減量およびQOL(生活の質)向上に寄与していることを学びます。最終的に受講生の皆さんが実際に運動やスポーツを実践し、より充実した健康生活を築くことができる能力を身につけることを目標とします。

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    テキストを配布する

    参考書

    書名 著者名 出版社名
    必要に応じて指示する

    成績評価方法・基準

    出席、レポート(毎時終了時にミニレポートを提出する)