• 法学A

    [Law A]

    開講情報
    • 1年次後期

      講義

      1.5単位選択

    担当教員
    • 非常勤講師横山 真紀

    備考  

    概要

     この授業では、法学の中でも、もっとも基本にある日本国憲法を学びます。日本国憲法は国の基本法といわれ、「人権の保障」と「統治のシステム」という二本の柱で成り立っていますが、この法学Aでは、主として人権の保障について学びます。
     人権は、皆さんの生活とかかわりのある問題です。この講義では、これまで人権の分野で問題となってきた具体的な事件(判例)を取り上げ、そこで何が問題だったのか、その問題について裁判所はどのように判断したのか、その判断は果たして妥当だったのかについて、考えていきます。
     この多様性の時代に人権を学ぶことは、人ひとりひとりに価値があることを改めて考える、よい機会となるでしょう。
     なお、この授業では、環境保全のため、紙媒体での資料配布を一切行いません。初回レジュメを含め、授業で使用する資料等は、すべてmanabaにアップします。必ずmanabaを確認し、資料等をプリントアウトするか、パソコン・スマホ等にダウンロードして、授業に臨んでください。
     この授業は全て対面授業で実施します。

    授業の一般目標

     この授業では、(1)法的なものの考え方ができるようになること、(2)日本の人権問題について、説明や議論ができるようになることを目標とします。

    準備学習(予習・復習)

     予習として、教科書の該当箇所(レジュメにページ数を記載)を読み、気になるところ、わからなかったところにチェックをしましょう。授業を踏まえ、復習として、毎回の「まとめの問題」を文章で書けるようになるとともに、予習でわからなかったところを自分が理解できているか、説明ができるか、確認しましょう。
     これらの作業で、1週あたり150分程度を要します。

    学習項目・学生の到達目標

    No. 学習項目 担当教員 学生の到達目標
    1 この授業で学ぶこと 横山 法とは何か、大まかに説明できる。
    2 憲法とは何か 横山 憲法とはどのような法律かを、簡単に説明できる。
    3 近代立憲主義 横山 日本国憲法の核心にある人権保障と権力分立ついて説明できる。(歴史的な発展の経緯も含めて)
    4 人権の誕生と発展 横山 日本国憲法にある基本的人権がどのように誕生し、発展してきたか、その歴史を説明できる。
    5 人権の制約 横山 人権はどのような場合に制約されるのか説明できる。
    6 思想・良心の自由 横山 思想・良心の自由がの歴史的背景と判例を説明できる。
    7 信教の自由 横山 信教の自由の歴史的背景と判例を説明できる。
    8 政教分離 横山 政教分離の歴史的背景と判例を説明できる。
    9 表現の自由 横山 表現の自由の歴史的背景と判例を説明できる。
    10 職業選択の自由 横山 職業選択の自由の歴史的背景と判例を説明できる。
    11 生存権 横山 生存権の歴史的背景と判例を説明できる。
    12 幸福追求権 横山 幸福追求権の歴史的背景と判例を説明できる。
    13 人権の課題と展望 横山 現代日本の人権の課題を知り、説明することができる。
    14 人権を考える 横山 これまでの授業の応用として、海外の人権問題についても議論ができる。
    15 総括・まとめ 横山 総括・まとめ

    No.1

    学習項目 この授業で学ぶこと
    担当教員 横山
    学生の到達目標 法とは何か、大まかに説明できる。

    No.2

    学習項目 憲法とは何か
    担当教員 横山
    学生の到達目標 憲法とはどのような法律かを、簡単に説明できる。

    No.3

    学習項目 近代立憲主義
    担当教員 横山
    学生の到達目標 日本国憲法の核心にある人権保障と権力分立ついて説明できる。(歴史的な発展の経緯も含めて)

    No.4

    学習項目 人権の誕生と発展
    担当教員 横山
    学生の到達目標 日本国憲法にある基本的人権がどのように誕生し、発展してきたか、その歴史を説明できる。

    No.5

    学習項目 人権の制約
    担当教員 横山
    学生の到達目標 人権はどのような場合に制約されるのか説明できる。

    No.6

    学習項目 思想・良心の自由
    担当教員 横山
    学生の到達目標 思想・良心の自由がの歴史的背景と判例を説明できる。

    No.7

    学習項目 信教の自由
    担当教員 横山
    学生の到達目標 信教の自由の歴史的背景と判例を説明できる。

    No.8

    学習項目 政教分離
    担当教員 横山
    学生の到達目標 政教分離の歴史的背景と判例を説明できる。

    No.9

    学習項目 表現の自由
    担当教員 横山
    学生の到達目標 表現の自由の歴史的背景と判例を説明できる。

    No.10

    学習項目 職業選択の自由
    担当教員 横山
    学生の到達目標 職業選択の自由の歴史的背景と判例を説明できる。

    No.11

    学習項目 生存権
    担当教員 横山
    学生の到達目標 生存権の歴史的背景と判例を説明できる。

    No.12

    学習項目 幸福追求権
    担当教員 横山
    学生の到達目標 幸福追求権の歴史的背景と判例を説明できる。

    No.13

    学習項目 人権の課題と展望
    担当教員 横山
    学生の到達目標 現代日本の人権の課題を知り、説明することができる。

    No.14

    学習項目 人権を考える
    担当教員 横山
    学生の到達目標 これまでの授業の応用として、海外の人権問題についても議論ができる。

    No.15

    学習項目 総括・まとめ
    担当教員 横山
    学生の到達目標 総括・まとめ

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    スタディ憲法(第2版) 曽我部真裕・横山真紀編 法律文化社、2023年

    成績評価方法・基準

     講義中に取組む課題(10%)、期末レポート試験(90%)に基づき総合的に判定します。最終評価の際には、講義内容をきちんと理解し、それを踏まえた説明ができているか、という点を重視します。

    評価のフィードバック

     講義中の課題は、その講義の中でフィードバックします。また、期末レポート試験については、採点基準をmanabaに公開します。