[English Literature]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
効率性、実用性が極めて重視される現代の日本において、読書人口はこれまで減少の一途を辿り、文学はまさに危機的状況に置かれてきた。学生諸君が小説(外国ものは特に)を読む機会も非常に少ないことと思う。しかし、文学とは一面において時代や人間の本質を映し出す鏡であり、また心の糧を与えてくれるものでもある。決していわゆる「無用の長物」ではない。そこから我々が学び取れることは多いはずである。最近になって、子供には幼児期から読書に親しむ習慣をつけさせようという気運が高まりつつある傾向が見られるが、それは文学の有用性を大人たちが再認識し始めたからに他なるまい。
本講義では、英語が平易で読みやすく、ハリウッドで映画化されているような、英語圏で人気の高いイギリスの小説を1冊~数冊選択し(どの作品にするかは受講生と相談の上決定する予定)、できれば比較的少人数のクラスにおいて、
○原文講読
○ストーリーが内包する意味の解釈
○原作と映画との比較(映画の鑑賞も行なう)
○作品の背景に存在する作者の物の捉え方についての検討
○作中に見られるイギリス(あるいは西洋)の文化、歴史、習慣等についての学習
○他の文学作品との比較
などをいろいろ取り混ぜ、多角的に対象作品について考察して行きたいと考えている。授業はグループによる課題研究や発表、質疑応答を中心に進める予定である。
なお、上述したように、原文講読も時々行なうので、ある程度は英語が読め、かつ本好きの学生の受講を歓迎する。
大学生にふさわしい教養として、文学および西洋文化に関する知識の一端を習得する。またある程度の分量の英文を読みこなせるようにし、読書の楽しさを実感する。
授業への貢献度(授業中に行なうレポート発表、講読、発言など)を重視し、出席点等とあわせて総合的に評価する。
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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講義中に指示する。 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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講義中に指示する。 |
E-mail アドレス: imai@mb.kyoto-phu.ac.jp