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哲学的人類学
[Philosophical Anthropology]
開講情報 -
1年次前期
1.5単位選択
担当教員 -
准教授秋澤 雅男
備考 概要
「人類学」と言えば、「自然人類学」や「文化人類学」を思い浮かべるかも知れぬが、この講義で話しをするのは「哲学的人類学」である。「哲学的」と聞くと敬遠したい気持ちになるかも知れない。しかし、その語源的意味は、「智を愛する」又は「智を請い(恋い)求める」ことである。だから、哲学的人類学とは、自分がそうである人類・人間をまず愛おしみ、その人間の多様な在り方を知識として把握し、その上で単なる知識の総合に留まらない、科学的知を超える人間の基本的な在り方を開示する英知(智)を請い求めることである。
授業の一般目標
将来医療人の一人として活躍することになる諸君は、自らがそうである人間のあらゆる特性を広範に且つ深く知り理解する必要がある。この講義では、人間の種としてのまた個としてのその多様な在り方について、日常性の視点をやや超えたところから考察することを学んでもらうことにする。
成績評価法・基準
レポートで成績の評価を行う。レポートの課題を五つほど挙げ、その内の一つについて報告を書いてもらうことになる。他者のレポートのコピーは、致命的な結果を招くことになると理解しておくように。
教科書
書名 著者名 出版社名 特になし。 参考書
書名 著者名 出版社名 講義中に指示する。 学習項目・学生の到達目標
回 学習項目 担当教員 学生の到達目標 1 哲学的に考えるとは? 秋澤 雅男 日常生活と哲学的思考の関連についての理解 2 〃 秋澤 雅男 哲学的人類学の歴史、宗教と哲学そして科学の相関についての理解 3 人間はどこまで動物なのか? 秋澤 雅男 人間の自然本性と文化的存在についての理解 4 〃 秋澤 雅男 進化論の哲学的背景とその歴史についての理解 5 〃 秋澤 雅男 A.ポルトマンの哲学的生物学についての理解 6 様々な現代の哲学的人類学 秋澤 雅男 J.フォン・ユクスキュルの環境世界論についての理解 7 〃 秋澤 雅男 H.ドリーシュ等の新生気論についての理解 8 〃 秋澤 雅男 M.シェーラーの形而上学的人類学についての理解 9 〃 秋澤 雅男 H.プレスナーの哲学的人類学についの理解 10 〃 秋澤 雅男 K.ローレンツの比較行動学についての理解 11 〃 秋澤 雅男 A.ゲーレンの哲学的人類学についての理解 12 〃 秋澤 雅男 日本における哲学的人類学・人間学についての理解 13 哲学的人類学と現代社会 秋澤 雅男 制度のエートスと人間、愛国心と人類愛の葛藤についての理解 第1回
学習項目 哲学的に考えるとは? 担当教員 秋澤 雅男 学生の到達目標 日常生活と哲学的思考の関連についての理解 第2回
学習項目 〃 担当教員 秋澤 雅男 学生の到達目標 哲学的人類学の歴史、宗教と哲学そして科学の相関についての理解 第3回
学習項目 人間はどこまで動物なのか? 担当教員 秋澤 雅男 学生の到達目標 人間の自然本性と文化的存在についての理解 第4回
学習項目 〃 担当教員 秋澤 雅男 学生の到達目標 進化論の哲学的背景とその歴史についての理解 第5回
学習項目 〃 担当教員 秋澤 雅男 学生の到達目標 A.ポルトマンの哲学的生物学についての理解 第6回
学習項目 様々な現代の哲学的人類学 担当教員 秋澤 雅男 学生の到達目標 J.フォン・ユクスキュルの環境世界論についての理解 第7回
学習項目 〃 担当教員 秋澤 雅男 学生の到達目標 H.ドリーシュ等の新生気論についての理解 第8回
学習項目 〃 担当教員 秋澤 雅男 学生の到達目標 M.シェーラーの形而上学的人類学についての理解 第9回
学習項目 〃 担当教員 秋澤 雅男 学生の到達目標 H.プレスナーの哲学的人類学についの理解 第10回
学習項目 〃 担当教員 秋澤 雅男 学生の到達目標 K.ローレンツの比較行動学についての理解 第11回
学習項目 〃 担当教員 秋澤 雅男 学生の到達目標 A.ゲーレンの哲学的人類学についての理解 第12回
学習項目 〃 担当教員 秋澤 雅男 学生の到達目標 日本における哲学的人類学・人間学についての理解 第13回
学習項目 哲学的人類学と現代社会 担当教員 秋澤 雅男 学生の到達目標 制度のエートスと人間、愛国心と人類愛の葛藤についての理解 備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)
質問のある学生は、教員の研究室(南校舎4階)まで来てください。
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