開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
ヒトの生体と関わりをもつ化合物の科学の中で、くすり(薬)の科学に関する領域は今日急速な進歩を遂げ、またすばらしい新薬が生まれつつある。高度に発達し高齢化社会で暮らす現代人は健康と病気を常に意識し質の高い生活を送らねばならない。歴史的にみてくすりは必ずしも順調な歩みを続けてきたとは言えず、いくつかの薬害事件にも遭遇し変遷を経てきた。我々が病気の治療に用いるくすりは、病気、活性化合物、投与剤形等の種類によって大変種類の多いことも事実である。本授業では、くすりの発見や歴史を振り返り、くすりが持つ生体との関係、生体内での運命に言及し、世の中へ生み出されるくすりの開発の経緯、副作用を防ぎ薬効を追求する正しいくすりの開発研究、医療におけるくすりの使い方等の問題を取り扱う。くすりをめぐる最新の進歩や時事問題についても解説する。広く、化学の苦手な人にも理解できるよう分かり易く講述する。
(書 名) (著者・編者) (発行所)
参考書『薬学概論』 高畑英伍著 廣川書店
『現代医学の基礎13巻 薬物動態と薬効』 加藤隆一・水島裕編 岩波書店 『免疫と健康』 野本亀久雄 講談社
【成績評価方法・基準】
出席数およびレポート