• 基礎演習 生と死のあわい-生と死の倫理について

    [Basic Seminar]

    開講情報
    • 1年次通年

      1.5単位必修

    担当教員
    • 准教授秋澤 雅男

    備考  

    概要

     女性と男性の生殖により女性の内に生じた生命のいかほどが誕生までに至るのであろうか。受胎した生命が全てこの世の生を受けるわけではない。誕生した人の生も直ぐに死という生の終わりを向かえることもあれば、その長き生に倦み疲れ死を望むものおり、また死を超えた永遠の生を願うものもいる。
     何れにせよこの世に産まれ生を受けたものは、必ず死を向かえる、そう全ての人は刹那の今の連なりの未来に死ぬのだ。
     人の生は何時始まるのか、そしてその生はいつ死に呑み込まれるのか。人の誕生と言う生とその生の終わりである死の間に私たちの人生がある。その人生の内にある人の生命と死の在り方そしてそのような人と人との間柄のきまりである倫理について少しばかりまじめに考えることにしよう。
     鬱陶しい顔はぜすに晴れやかに、自分の生を肯定するために自分の死を考えつつ、生と死のあわいにある人の生命の倫理について話し合うことにしましよう。