• 微生物薬品化学

    [Microbiological Chemistry]

    開講情報
    • 3年次後期

      1.5単位

    担当教員
    • 教授後藤 直正

    備考  

    概要

     微生物によって生産される二次代謝産物は、抗生物質にとどまらず多くの医薬品として利用されてきた。さらに新規化合物探索の材料としても注目されている。本講では、①医薬品として利用されている微生物代謝産物とそのスクリーニング、②新規化合物取得の可能性、③製造工場としての微生物の3つの微生物の能力の可能性をテーマにして、生命現象の不思議を講述する。

    成績評価法・基準

    定期試験で評価する。


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    教科書

    書名 著者名 出版社名
    微生物薬品化学 上野芳夫、大村智編 南江堂

    参考書

    書名 著者名 出版社名

    授業計画

    項目 授業内容
    1 新規化合物探索の材料としての微生物1 抗菌薬などの二次代謝産物とそのスクリーニング法
    2 新規化合物探索の材料としての微生物2 新規O157感染症治療薬と可能性
    3 新規化合物探索の材料としての微生物3 新規マラリア薬の可能性
    4 新規化合物探索の材料としての微生物4 極限環境で生きる微生物とVBNC微生物
    5 新規化合物探索の材料としての微生物5 細菌ゲノムとメタゲノム
    6 バイオテクノロジーの基礎1 遺伝子のクローニングのためのツール
    7 バイオテクノロジーの基礎2 原核生物と真核生物の遺伝子構造とそのクローニング法
    8 バイオテクノロジーの基礎3 PCR法とSouthern hybridization法の原理と応用
    9 バイオテクノロジーの応用-微生物による医薬品の製造1 尿酸酸化酵素遺伝子のクローニング
    10 バイオテクノロジーの応用-微生物による医薬品の製造2 ソマトスタチン・インスリンの大腸菌中での生産
    11 バイオテクノロジーの応用-微生物による医薬品の製造3 エリスロポエチンの大腸菌での製造
    12 バイオテクノロジーの応用-微生物による医薬品の製造4 ヒト成長ホルモンの生産
    13 バイオテクノロジーの応用-微生物による医薬品の製造5 B型肝炎ウイルスワクチンの生産

    1

    項目 新規化合物探索の材料としての微生物1
    授業内容 抗菌薬などの二次代謝産物とそのスクリーニング法

    2

    項目 新規化合物探索の材料としての微生物2
    授業内容 新規O157感染症治療薬と可能性

    3

    項目 新規化合物探索の材料としての微生物3
    授業内容 新規マラリア薬の可能性

    4

    項目 新規化合物探索の材料としての微生物4
    授業内容 極限環境で生きる微生物とVBNC微生物

    5

    項目 新規化合物探索の材料としての微生物5
    授業内容 細菌ゲノムとメタゲノム

    6

    項目 バイオテクノロジーの基礎1
    授業内容 遺伝子のクローニングのためのツール

    7

    項目 バイオテクノロジーの基礎2
    授業内容 原核生物と真核生物の遺伝子構造とそのクローニング法

    8

    項目 バイオテクノロジーの基礎3
    授業内容 PCR法とSouthern hybridization法の原理と応用

    9

    項目 バイオテクノロジーの応用-微生物による医薬品の製造1
    授業内容 尿酸酸化酵素遺伝子のクローニング

    10

    項目 バイオテクノロジーの応用-微生物による医薬品の製造2
    授業内容 ソマトスタチン・インスリンの大腸菌中での生産

    11

    項目 バイオテクノロジーの応用-微生物による医薬品の製造3
    授業内容 エリスロポエチンの大腸菌での製造

    12

    項目 バイオテクノロジーの応用-微生物による医薬品の製造4
    授業内容 ヒト成長ホルモンの生産

    13

    項目 バイオテクノロジーの応用-微生物による医薬品の製造5
    授業内容 B型肝炎ウイルスワクチンの生産