• 医薬品情報学

    [Drug Informatics]

    開講情報
    • 4年次前期

      1.5単位必修

    担当教員
    • 教授金澤 治男

      准教授橋詰 勉

      講師津島 美幸

    備考  

    概要

     厚生省薬務局長の諮問委員会「21世紀の医薬品のあり方に関する懇談会」の最終報告において、「医薬品の適正使用」の重要性が指摘されており、医薬品は情報と一体となって初めて適正に使用され、その目的を達成できるとして、具体策を提案している。しかしながら、従来の薬学教育においては、医薬品を適正に管理し使用するために必要な教育・研究が万全であったとは言いがたい。
     従って、本講では、薬学領域において、ひいては実際に臨床現場で医療チームの一員として医師および看護師等とともに活躍する薬剤師にとって、また医療現場と製薬企業間における医薬品情報のメッセンジャーとしての医薬情報担当者(MR)等にとって、今後ますますその重要性ならびに有用性を増すであろう医薬品情報に関するさまざまな事項を体系的に整理し、分かりやすく解説する。

    成績評価法・基準

    定期試験で評価する。


    プリント使用

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    改訂二版薬学情報学 新谷 茂ら編集 じほう

    参考書

    書名 著者名 出版社名
    医薬品情報 河島 進監修 廣川書店

    授業計画

    項目 授業内容
    1 医薬品情報の重要性 医薬品の適正使用、薬害、医薬品医療機器総合機構の役割
    2 医薬品の情報源(1) 資料の種類、厚生労働省および製薬企業からの医薬品情報
    3     〃  (2) 情報の活用、インタビューフォーム
    4 医薬品情報の収集(1) 文献検索法、検索語、シソーラス
    5     〃   (2) コンピュータ検索、データベース、検索効率
    6 医薬品の開発に伴う情報 GLP、GCP、GMP、GQP、ICH、治験
    7 医薬品の市販過程に伴う情報 市販後安全対策、GVP、GPSP、薬剤疫学の研究デザイン
    8 医薬品添付文書〔医療用、一般用〕 医薬品添付文書の意義と役割
    9 医療用医薬品添付文書(1) 基本情報〔効能・効果、用法(含:時間薬理学)など〕
    10      〃    (2) 使用上の注意〔警告、禁忌、副作用、高齢者への投与など〕
    11      〃    (3) 動態(含:遺伝子多型)、理化学的知見などその他の項目
    12 医薬品情報の分類、伝達・提供 分類法、医師・患者への情報提供、EBM
    13 現場での業務、中毒情報 病院・卸・企業におけるDI、中毒情報の取扱い

    1

    項目 医薬品情報の重要性
    授業内容 医薬品の適正使用、薬害、医薬品医療機器総合機構の役割

    2

    項目 医薬品の情報源(1)
    授業内容 資料の種類、厚生労働省および製薬企業からの医薬品情報

    3

    項目     〃  (2)
    授業内容 情報の活用、インタビューフォーム

    4

    項目 医薬品情報の収集(1)
    授業内容 文献検索法、検索語、シソーラス

    5

    項目     〃   (2)
    授業内容 コンピュータ検索、データベース、検索効率

    6

    項目 医薬品の開発に伴う情報
    授業内容 GLP、GCP、GMP、GQP、ICH、治験

    7

    項目 医薬品の市販過程に伴う情報
    授業内容 市販後安全対策、GVP、GPSP、薬剤疫学の研究デザイン

    8

    項目 医薬品添付文書〔医療用、一般用〕
    授業内容 医薬品添付文書の意義と役割

    9

    項目 医療用医薬品添付文書(1)
    授業内容 基本情報〔効能・効果、用法(含:時間薬理学)など〕

    10

    項目      〃    (2)
    授業内容 使用上の注意〔警告、禁忌、副作用、高齢者への投与など〕

    11

    項目      〃    (3)
    授業内容 動態(含:遺伝子多型)、理化学的知見などその他の項目

    12

    項目 医薬品情報の分類、伝達・提供
    授業内容 分類法、医師・患者への情報提供、EBM

    13

    項目 現場での業務、中毒情報
    授業内容 病院・卸・企業におけるDI、中毒情報の取扱い