• 臨床分析学

    [Analysis of Clinical Chemistry]

    開講情報
    • 3年次後期

      1.5単位必修

    担当教員
    • 教授安井 裕之

      教授北出 達也

    備考  

    概要

    臨床分析学とは、病因の診断ならびに病態解明や治療方針の決定などを目的として、ヒトの体内物質を定性および定量する分析化学である。分析試料は、血液・尿・唾液などの体液、赤血球・白血球などの細胞、肝臓・腎臓・筋肉などの生検組織、および人体の画像診断と非常に多岐にわたる。測定対象の物質は、病気により増減する内因性物質や、薬物治療モニタリング(TDM)に代表される血中薬物濃度があげられる。種々の生体試料から目的物質だけを高感度・高選択的に分析する技術や方法論について、基本的知識を講義する。

    授業の一般目標

    臨床現場や薬学研究で、生体試料から目的物質だけを高感度・高選択的に分析する技術を適切に応用するために、代表的な分析法の基本的知識を習得する。

    成績評価法・基準

    原則として、定期試験で評価する。

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    使用しない。適宜、プリントを配布する。

    参考書

    書名 著者名 出版社名
    薬学生のための臨床化学 後藤順一他 共編 南江堂
    今日の臨床検査2007-2008 櫻林郁之介他 共編 南江堂
    バイオセンサー 鈴木周一 編 講談社
    メディカルノート画像診断 小川敏英 編 中村書店
    NEW薬学機器分析 伊藤允好他 共著 廣川書店

    学習項目・学生の到達目標

    学習項目 担当教員 学生の到達目標
    1 臨床分析学序論
    生体試料の取扱いと前処理
    安井裕之 薬学における臨床分析学の重要性を説明できる。
    検査試料の扱い方、保存方法、前処理を説明できる。
    2 測定データの解釈と精度管理 安井裕之 測定値に影響する要因や精度管理手法を説明できる。
    3 免疫測定法 安井裕之 免疫反応を用いた分析法の原理と実用例を概説できる。
    4 酵素を用いる分析法 安井裕之 酵素を用いた分析法の原理と実用例を概説できる。
    5 ドライケミストリー 安井裕之 各方式のドライケミストリーの原理と実用例を概説できる。
    6 薬物治療モニタリング(TDM) 安井裕之 TDMの対象である医薬品の血中薬物測定法を概説できる。
    7 薬毒物分析と遺伝子分析 安井裕之 代表的な中毒物質の分析とヒトの遺伝子分析を概説できる。
    8 バイオセンサー 北出達也 バイオセンサーの原理および応用例を概説できる。
    9 医療用センサー 北出達也 血圧計、血糖測定器などの医療用センサーの原理を概説できる。
    10 超音波診断法 北出達也 超音波診断法の基礎原理と診断例を概説できる。
    11 エックス線CT 北出達也 エックス線CTの基礎原理と診断例を概説できる。
    12 MRI 北出達也 MRIの基礎原理と診断例を概説できる。
    13 PET、SPECT 北出達也 PET、SPECTの基礎原理と診断例を概説できる。

    1

    学習項目 臨床分析学序論
    生体試料の取扱いと前処理
    担当教員 安井裕之
    学生の到達目標 薬学における臨床分析学の重要性を説明できる。
    検査試料の扱い方、保存方法、前処理を説明できる。

    2

    学習項目 測定データの解釈と精度管理
    担当教員 安井裕之
    学生の到達目標 測定値に影響する要因や精度管理手法を説明できる。

    3

    学習項目 免疫測定法
    担当教員 安井裕之
    学生の到達目標 免疫反応を用いた分析法の原理と実用例を概説できる。

    4

    学習項目 酵素を用いる分析法
    担当教員 安井裕之
    学生の到達目標 酵素を用いた分析法の原理と実用例を概説できる。

    5

    学習項目 ドライケミストリー
    担当教員 安井裕之
    学生の到達目標 各方式のドライケミストリーの原理と実用例を概説できる。

    6

    学習項目 薬物治療モニタリング(TDM)
    担当教員 安井裕之
    学生の到達目標 TDMの対象である医薬品の血中薬物測定法を概説できる。

    7

    学習項目 薬毒物分析と遺伝子分析
    担当教員 安井裕之
    学生の到達目標 代表的な中毒物質の分析とヒトの遺伝子分析を概説できる。

    8

    学習項目 バイオセンサー
    担当教員 北出達也
    学生の到達目標 バイオセンサーの原理および応用例を概説できる。

    9

    学習項目 医療用センサー
    担当教員 北出達也
    学生の到達目標 血圧計、血糖測定器などの医療用センサーの原理を概説できる。

    10

    学習項目 超音波診断法
    担当教員 北出達也
    学生の到達目標 超音波診断法の基礎原理と診断例を概説できる。

    11

    学習項目 エックス線CT
    担当教員 北出達也
    学生の到達目標 エックス線CTの基礎原理と診断例を概説できる。

    12

    学習項目 MRI
    担当教員 北出達也
    学生の到達目標 MRIの基礎原理と診断例を概説できる。

    13

    学習項目 PET、SPECT
    担当教員 北出達也
    学生の到達目標 PET、SPECTの基礎原理と診断例を概説できる。

    備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)

    代謝分析学分野の研究室(愛学館5階)まで来て下さい。
    薬品分析学分野の研究室(8号館3階)まで来て下さい。