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薬理学実習
[Pharmacology, Lab.]
開講情報 -
3年次後期
1単位必修
担当教員 -
教授河野 茂勝
教授竹内 孝治
教授谷口 隆之
教授中田 徹男
准教授北村 佳久
准教授小原 幸
准教授奈邉 健
准教授加藤 伸一
助教天ヶ瀬 紀久子
助教高田 和幸
助教鳥羽 裕恵
助教藤井 正徳
備考 概要
薬理学とは、「薬物と生体との関わり合いを取り扱う学問」であり、生物学、生化学、解剖学、生理学、病態生化学、病態生理学および薬物治療学と密接に関連する。薬理学実習では、主として実験動物を用いたin vitroおよびin vivo実験を実施して、種々薬物の効果を観察することにより、薬理実験の基本的技能を身に付けるとともに、薬理学をはじめとした生物系科目の理解をさらに深める。
授業の一般目標
In vivo実験では、代表的な実験動物の適正な取り扱いならびに代表的な投与方法を身に付けるとともに、血圧および呼吸に影響を与える薬物、利尿薬、鎮痛・抗炎症薬ならびに中枢神経系に影響を及ぼす薬物についての理解を深める。In vitro実験では、摘出臓器の取り扱い方法を身に付けるとともに、平滑筋および心筋に影響を及ぼす薬物についての理解を深める。
成績評価法・基準
出席、実習態度、レポートおよび実習試験を参考に総合的に評価する。
教科書
書名 著者名 出版社名 実習書を配布する。 学習項目・学生の到達目標
回 学習項目 担当教員 学生の到達目標 1 実習講義 薬理学 薬理学実習の心得、生命倫理を含めた実験動物の取り扱い方法、ならびに実習内容の概略を理解し、説明できる。 2 平滑筋に影響を及ぼす薬物（消化管） 薬理学 摘出モルモット回腸標本を用いた実験を実施できる。また、それに及ぼす各種活性薬および拮抗薬の作用機序を理解し、説明できる。 3 平滑筋に影響を及ぼす薬物（血管） 薬理学 摘出ラット胸部大動脈標本を用いた実験を実施できる。また、それに及ぼす各種活性薬および拮抗薬の作用機序を理解し、説明できる。 4 心房に影響を及ぼす薬物 臨床薬理学 摘出モルモット心房標本を用いた実験を実施できる。また、それに及ぼす各種活性薬および拮抗薬の作用機序を理解し、説明できる。 5 血圧および呼吸に影響を及ぼす薬物 臨床薬理学 ラットの血圧および呼吸に及ぼす各種活性薬および拮抗薬の作用を観察し、これらの作用機序を理解し、説明できる。 6 利尿薬 薬物治療学 ラットにおけるアセタゾラミドおよびフロセミドの利尿効果を測定できる。また、これらの薬物の作用機序を理解し、説明できる。 7 鎮痛・抗炎症薬 薬物治療学 マウスの酢酸ストレッチング法ならびにラットのカラゲニン誘発足浮腫法を用いたモルヒネ、アスピリンおよびインドメタシンの鎮痛／抗炎症効果を測定できる。また、これらの作用機序を理解し、説明できる。 8 中枢神経系に影響を及ぼす薬物 病態生理学 マウスを用いた中枢興奮薬、催眠薬、鎮静薬および抗てんかん薬の効果を測定できる。また、これらの作用機序を理解し、説明できる。 9 二重盲検法 病態生理学 実習生自身を被験者とした二重盲検法によるカフェインの効果を測定できる。また、カフェインの作用機序を理解し、説明できる。 第1回
学習項目 実習講義 担当教員 薬理学 学生の到達目標 薬理学実習の心得、生命倫理を含めた実験動物の取り扱い方法、ならびに実習内容の概略を理解し、説明できる。 第2回
学習項目 平滑筋に影響を及ぼす薬物（消化管） 担当教員 薬理学 学生の到達目標 摘出モルモット回腸標本を用いた実験を実施できる。また、それに及ぼす各種活性薬および拮抗薬の作用機序を理解し、説明できる。 第3回
学習項目 平滑筋に影響を及ぼす薬物（血管） 担当教員 薬理学 学生の到達目標 摘出ラット胸部大動脈標本を用いた実験を実施できる。また、それに及ぼす各種活性薬および拮抗薬の作用機序を理解し、説明できる。 第4回
学習項目 心房に影響を及ぼす薬物 担当教員 臨床薬理学 学生の到達目標 摘出モルモット心房標本を用いた実験を実施できる。また、それに及ぼす各種活性薬および拮抗薬の作用機序を理解し、説明できる。 第5回
学習項目 血圧および呼吸に影響を及ぼす薬物 担当教員 臨床薬理学 学生の到達目標 ラットの血圧および呼吸に及ぼす各種活性薬および拮抗薬の作用を観察し、これらの作用機序を理解し、説明できる。 第6回
学習項目 利尿薬 担当教員 薬物治療学 学生の到達目標 ラットにおけるアセタゾラミドおよびフロセミドの利尿効果を測定できる。また、これらの薬物の作用機序を理解し、説明できる。 第7回
学習項目 鎮痛・抗炎症薬 担当教員 薬物治療学 学生の到達目標 マウスの酢酸ストレッチング法ならびにラットのカラゲニン誘発足浮腫法を用いたモルヒネ、アスピリンおよびインドメタシンの鎮痛／抗炎症効果を測定できる。また、これらの作用機序を理解し、説明できる。 第8回
学習項目 中枢神経系に影響を及ぼす薬物 担当教員 病態生理学 学生の到達目標 マウスを用いた中枢興奮薬、催眠薬、鎮静薬および抗てんかん薬の効果を測定できる。また、これらの作用機序を理解し、説明できる。 第9回
学習項目 二重盲検法 担当教員 病態生理学 学生の到達目標 実習生自身を被験者とした二重盲検法によるカフェインの効果を測定できる。また、カフェインの作用機序を理解し、説明できる。 備考(担当教員に対する質問等の連絡方法)
各担当分野の教員の研究室まで来ること。
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