[Safety Pharmacology]
| 開講情報 |
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| 担当教員 |
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| 備考 |
医薬品は常に有効性と安全性とのバランスの上で使用される。適切に使用されてはじめて、安全で有効な医薬品として疾患の治療に有用な手段となる。サリドマイドは妊婦の特定の時期に服用されると、胎児に重篤な先天性奇形を惹起する。多くの妊婦に処方された結果、多数の奇形児が生まれる悲惨な薬害となった。しかしながら、一部の疾患に対する高い有効性から、最近米国において厳格な制限の下での使用が認可された。医薬品が適切に使用されるために、医薬品の専門家としての薬剤師の役割がますます高まっている。医療安全性学は、医薬品の適正使用にあたり、患者の安全性確保のために基礎となる毒性学や薬物動態学等を網羅する重要な学問分野である。講義では、薬の安全性の認識、毒性試験の基礎と実際、各種臓器毒性とその機構、薬物動態と毒性について解説する。
定期試験の成績で評価する。
| 書名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|
| 医薬品の安全性 | 長尾 拓 編 | 南山堂 |
| 書名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|
| 回 | 項目 | 授業内容 |
|---|---|---|
| 1 | 医薬品の安全性と毒性予測 | 安全性評価、毒性予測の課題、ゲフィチニブ、TGN1412 |
| 2 | 医薬品の毒性試験 | 毒性試験の種類、GLP |
| 3 | 一般毒性 | 単回および反復投与毒性試験の実際 |
| 4 | 生殖発生毒性 | 先天奇形学の基礎、サリドマイド |
| 5 | 〃 | 薬物 露と発生障害、生殖発生毒性試験の実際 |
| 6 | がん原性 | 発癌の基礎、発癌物質の代謝活性化 |
| 7 | 遺伝毒性 | 遺伝毒性試験の原理 |
| 8 | 薬物依存 | 薬物依存の基礎と依存性試験 |
| 9 | 安全性薬理 | 安全性薬理試験法、心毒性 |
| 10 | 主要臓器における毒性 | 肝毒性、腎毒性、感覚器毒性、神経毒性 |
| 11 | 免疫毒性、薬物動態と毒性 | 薬物アレルギーの基礎と試験法、薬物代謝と毒性 |
| 12 | 薬物相互作用と毒性 | 相互作用と毒性発現、ソリブジン |
| 13 | 毒性学における最近の課題 | 内分泌撹乱物質、トキシコゲノミクス、ES細胞 |
第1回
| 項目 | 医薬品の安全性と毒性予測 |
|---|---|
| 授業内容 | 安全性評価、毒性予測の課題、ゲフィチニブ、TGN1412 |
第2回
| 項目 | 医薬品の毒性試験 |
|---|---|
| 授業内容 | 毒性試験の種類、GLP |
第3回
| 項目 | 一般毒性 |
|---|---|
| 授業内容 | 単回および反復投与毒性試験の実際 |
第4回
| 項目 | 生殖発生毒性 |
|---|---|
| 授業内容 | 先天奇形学の基礎、サリドマイド |
第5回
| 項目 | 〃 |
|---|---|
| 授業内容 | 薬物 露と発生障害、生殖発生毒性試験の実際 |
第6回
| 項目 | がん原性 |
|---|---|
| 授業内容 | 発癌の基礎、発癌物質の代謝活性化 |
第7回
| 項目 | 遺伝毒性 |
|---|---|
| 授業内容 | 遺伝毒性試験の原理 |
第8回
| 項目 | 薬物依存 |
|---|---|
| 授業内容 | 薬物依存の基礎と依存性試験 |
第9回
| 項目 | 安全性薬理 |
|---|---|
| 授業内容 | 安全性薬理試験法、心毒性 |
第10回
| 項目 | 主要臓器における毒性 |
|---|---|
| 授業内容 | 肝毒性、腎毒性、感覚器毒性、神経毒性 |
第11回
| 項目 | 免疫毒性、薬物動態と毒性 |
|---|---|
| 授業内容 | 薬物アレルギーの基礎と試験法、薬物代謝と毒性 |
第12回
| 項目 | 薬物相互作用と毒性 |
|---|---|
| 授業内容 | 相互作用と毒性発現、ソリブジン |
第13回
| 項目 | 毒性学における最近の課題 |
|---|---|
| 授業内容 | 内分泌撹乱物質、トキシコゲノミクス、ES細胞 |