• 基礎演習 ハイリスク薬

    [Basic Seminar]

    開講情報
    • 1年次通年

      1.5単位必修

    担当教員
    • 教授渡辺 徹志

    備考  

    概要

     薬が世に送り出されるまでには、有効性や安全性を調べるために、動物実験や人を対象とした臨床試験(治験)が行われます。そして、動物実験や治験のデータを厚生労働省に提出し、審査を通過したものが医薬品として製造され、使用されます。動物実験、治験および審査にはそれぞれ3~4年、5~6年および1年以上がかかり、有効性、安全性等に関して多くの労力をかけて調査が行われます。一方、医薬品の中にはその薬効などから、重大な副作用が生じる可能性の高いものや取扱い上注意を要する危険な医薬品があり、「ハイリスク薬」に分類されています。「ハイリスク薬」が処方される疾病は決して特殊なものではなく私達の身近にそれらの薬を必要とする患者さんがたくさんおられます。
     本セミナーでは、「ハイリスク薬」に分類される医薬品のうち、以下に記す「ハイリスク薬」課題から各自が一つ選び、その薬が処方される疾病はどのようなものか、なぜハイリスクなのか、何に注意しなければならないのかなどについて、書籍やインターネットなどで調べ、発表会およびレポートとして報告してもらいます。また、最新の医療技術、医療現場などについて知るため、施設見学したり第一線で活躍されている方々に講演していただくことも予定しています。

     「ハイリスク薬」課題:オランザピン(統合失調症治療薬)、パロキセチン(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、アミオダロン(不整脈治療薬)、トリプタン系片頭痛薬、ワルファリンカリウム(抗凝血薬)、クロピドグレル(抗血小板剤)、インスリン製剤(糖尿病薬)、メトホルミン製剤(血糖降下剤)、エタネルセプト(抗リウマチ薬)、ティーエスワン(抗悪性腫瘍薬)、イマチニブ(分子標的治療薬)、モルヒネ(鎮痛剤)  [参考書:薬の教室 薬事普及ハンドブック第41号-ハイリスク薬のチェックポイント- 2009~2010年版 社団法人 京都府薬剤師会]