• 基礎演習 生命の光科学

    [Basic Seminar]

    開講情報
    • 1年次通年

      1.5単位必修

    担当教員
    • 教授有本 收

    備考  

    概要

     我々にとって光は身近な存在ですが,本来,地球上の生命は母なる太陽からもたらされる光と本質的なかかわり合いを持っています。光は生命の起源に重要な役割を果たしたと考えられていますが、生物は生命を維持する為のエネルギー源(光合成から始まる食物連鎖)として、また適切な生育環境を獲得する為の情報源として光を利用してきました。また一方で、近年の科学技術の進歩に伴って、光は生命科学研究や医療現場で多彩な使われ方をされ始めています。光(ここでは広い意味で捉え、電磁波一般を指すことにします)を利用したX線CTやPET、MRIなどは臨床現場で不可欠ですし、下村修先生のノーベル賞受賞で脚光を浴びた「光るタンパク質」GFPは生命科学の研究分野で大いに貢献しています。
     本セミナーでは課題設定・調査・発表・議論を通じて、光を使った先端診療・治療、生命科学研究、創薬研究などの具体例を皆で学んでいきます。テーマとしては例えば「ホタルはどのように光る?」という素朴なものから、GFPや発光生物、紫外線と日焼け、視覚の素過程、皮膚の光老化、光と体内時計、PET・MRI、様々なレーザー治療、生体分子イメージング、人工光合成、光ピンセットによる1分子操作、等々が考えられるでしょう。これら以外でも皆さんのユニークで興味深い課題追求を期待します。