• 先端生物無機化学概論

    [Introduction to Advanced Analytical and Bioinorganic Chemistry]

    開講情報
    • 6年次前期

      1単位選択

    担当教員
    • 教授安井 裕之

      講師吉川 豊

    備考  

    概要

     先端生物無機化学概論では、2~3年次生で学んだ分析化学・生命錯体化学・臨床分析学をベースにして、それらの知識を発展させた最新の分析方法(技術)と無機医薬品開発に関する講義を行う。
     臨床薬学では、次世代型である超高感度のTDM分析装置、センサー、遺伝子診断、分子イメージングの技術開発が目覚しいため、これらの技術に関して実例をあげて解説する。さらに、近年注目されている生体微量元素(バイオマイクロミネラル)の生理学や分子生物学に関する最新の知見を紹介し、これに基づいた創薬戦略、ニュートリションサポートを概説する予定である。

    授業の一般目標と、準備学習

     薬学領域における最新の分析技術による診断学と、最新の生体微量元素(バイオマイクロミネラル)学に関する考え方を身につけ、その考え方を研究や業務に応用できる能力を涵養する。
     事前に学習項目に対応する参考書の該当箇所に目を通すなど、簡単な予習をした上で講義に臨んで下さい。復習については、講義・板書内容に関する配布プリントの該当箇所を再読し、ノートにまとめる工夫をして下さい。

    学習項目・学生の到達目標

    No. 学習項目 担当教員 学生の到達目標
    1 次世代型分析による診断学① 安井 臨床薬学で重要なバイタルサイン・フィジカルアセスメントについて概説でき、次世代型TDM分析法について説明できる。
    2 次世代型分析による診断学② 安井 薬毒物中毒の検査法と遺伝子診断の分析法について原理と臨床適用例を概説できる。
    3 次世代型分析による診断学③ 安井 最新の分子イメージング技術を用いた分析法の原理と生体機能解析への応用を概説できる。
    4 次世代型分析による診断学④ 吉川豊 最新のドライケミストリーおよびセンサーの技術を用いた分析法の原理と応用を概説できる。
    5 最新の生体微量元素学① 吉川豊 バイオマイクロミネラルに関する最新の生理学と分子細胞生物学を説明できる。
    6 最新の生体微量元素学② 吉川豊 無機医薬品の全貌を理解し、バイオマイクロミネラルを用いた創薬戦略を説明できる。
    7 最新の生体微量元素学③ 安井 バイオマイクロミネラルを含む輸液およびサプリメントによる最新の栄養補給法を説明できる。

    No.1

    学習項目 次世代型分析による診断学①
    担当教員 安井
    学生の到達目標 臨床薬学で重要なバイタルサイン・フィジカルアセスメントについて概説でき、次世代型TDM分析法について説明できる。

    No.2

    学習項目 次世代型分析による診断学②
    担当教員 安井
    学生の到達目標 薬毒物中毒の検査法と遺伝子診断の分析法について原理と臨床適用例を概説できる。

    No.3

    学習項目 次世代型分析による診断学③
    担当教員 安井
    学生の到達目標 最新の分子イメージング技術を用いた分析法の原理と生体機能解析への応用を概説できる。

    No.4

    学習項目 次世代型分析による診断学④
    担当教員 吉川豊
    学生の到達目標 最新のドライケミストリーおよびセンサーの技術を用いた分析法の原理と応用を概説できる。

    No.5

    学習項目 最新の生体微量元素学①
    担当教員 吉川豊
    学生の到達目標 バイオマイクロミネラルに関する最新の生理学と分子細胞生物学を説明できる。

    No.6

    学習項目 最新の生体微量元素学②
    担当教員 吉川豊
    学生の到達目標 無機医薬品の全貌を理解し、バイオマイクロミネラルを用いた創薬戦略を説明できる。

    No.7

    学習項目 最新の生体微量元素学③
    担当教員 安井
    学生の到達目標 バイオマイクロミネラルを含む輸液およびサプリメントによる最新の栄養補給法を説明できる。

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    プリントを配布する。

    参考書

    書名 著者名 出版社名
    薬剤師のためのバイタルサイン 狭間研至 南山堂
    フィジカルアセスメント 日野原重明 医学書院
    臨床分析学のサブノート 安井裕之、吉川 豊 共著 京都廣川書店
    生命錯体無機化学のサブノート 廣田 俊、安井裕之 共著 京都廣川書店

    成績評価方法・基準

     毎回の受講態度、および定期試験で総合的に評価する。

    オフィスアワーなど担当教員に対する質問等の方法

     代謝分析学分野の研究室(愛学館5階)まで来て下さい。