[Introduction to Advanced Biochemistry and Molecular Biology]
| 開講情報 |
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| 担当教員 |
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| 備考 |
遺伝子研究の進歩により生命への理解が飛躍的に発展してきており、現在ではいかに多くの疾患に遺伝子が関与しているかがクローズアップされてきている。ここに至って医学・医療は遺伝子の知識なしには成り立たなくなったとさえいえる。さらに、ゲノム技術はバイオ産業や製薬分野に盛んに取り入れられ、薬剤探求のための適切な疾病標的の検出を加速している。本概論ではヒトゲノム、遺伝子解析技術、遺伝子治療、がんの分子生物学、アポトーシスの分子メカニズムなどについて概説するとともに、最新の分子医学的研究も紹介する。
生命のプログラムである遺伝子を理解し、バイオテクノロジー分野の医学・薬学領域における研究の基礎と応用について理解できるようになるために、遺伝子工学を始め分子生物学に関する基本的知識を修得する。さらに、がんの分子生物学やアポトーシスに関する基本的知識を修得する。
講義を受けるにあたって、事前に資料等に目を通すなど予習し、講義後には復習をすることが望ましい。
| No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 |
|---|---|---|---|
| 1 | ヒトゲノムと遺伝子組み換え技術の基礎 | 畑山 | 遺伝子組換え技術を理解し、ヒトゲノムの構成と発現、およびその解析法を概説できる。 |
| 2 | 遺伝子治療 | 畑山 | 遺伝子を用いた治療法の基礎を学び、さらにポストゲノム研究について理解する。 |
| 3 | 分子シャペロンの基礎と応用 | 畑山 | 熱ショックタンパク質から分子シャペロンの発見の歴史、および最新の分子医学的研究を紹介する。 |
| 4 | 遺伝子解析技術の医療分野での応用 | 山岸 | 多因子疾患の遺伝子診断、および創薬ターゲット探索への遺伝子解析技術の利用について概説できる。 |
| 5 | 細胞増殖シグナルとがん遺伝子・がん抑制遺伝子 | 山岸 | 細胞増殖シグナル伝達におけるがん遺伝子およびがん抑制遺伝子産物の関与について理解し、概説できる。 |
| 6 | 細胞周期とがん | 山岸 | 細胞周期の進行に関わる分子メカニズムについて理解し、癌化への関与を概説できる。 |
| 7 | アポトーシスの分子メカニズム | 山岸 | アポトーシスの分子メカニズムについて概説できる。 |
No.1
| 学習項目 | ヒトゲノムと遺伝子組み換え技術の基礎 |
|---|---|
| 担当教員 | 畑山 |
| 学生の到達目標 | 遺伝子組換え技術を理解し、ヒトゲノムの構成と発現、およびその解析法を概説できる。 |
No.2
| 学習項目 | 遺伝子治療 |
|---|---|
| 担当教員 | 畑山 |
| 学生の到達目標 | 遺伝子を用いた治療法の基礎を学び、さらにポストゲノム研究について理解する。 |
No.3
| 学習項目 | 分子シャペロンの基礎と応用 |
|---|---|
| 担当教員 | 畑山 |
| 学生の到達目標 | 熱ショックタンパク質から分子シャペロンの発見の歴史、および最新の分子医学的研究を紹介する。 |
No.4
| 学習項目 | 遺伝子解析技術の医療分野での応用 |
|---|---|
| 担当教員 | 山岸 |
| 学生の到達目標 | 多因子疾患の遺伝子診断、および創薬ターゲット探索への遺伝子解析技術の利用について概説できる。 |
No.5
| 学習項目 | 細胞増殖シグナルとがん遺伝子・がん抑制遺伝子 |
|---|---|
| 担当教員 | 山岸 |
| 学生の到達目標 | 細胞増殖シグナル伝達におけるがん遺伝子およびがん抑制遺伝子産物の関与について理解し、概説できる。 |
No.6
| 学習項目 | 細胞周期とがん |
|---|---|
| 担当教員 | 山岸 |
| 学生の到達目標 | 細胞周期の進行に関わる分子メカニズムについて理解し、癌化への関与を概説できる。 |
No.7
| 学習項目 | アポトーシスの分子メカニズム |
|---|---|
| 担当教員 | 山岸 |
| 学生の到達目標 | アポトーシスの分子メカニズムについて概説できる。 |
| 書名 | 著者名 | 出版社名 |
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| プリントを配布する | ||
| 書名 | 著者名 | 出版社名 |
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| ヒトの分子遺伝学 第2版 | ストラカン、リード | メディカル・サイエンス・インターナショナル |
| がんの分子生物学 | ペコリーノ | メディカル・サイエンス・インターナショナル |
| ヴォート基礎生化学 第3版 | ヴォート他 | 東京化学同人 |
定期試験の成績を主とし、出席などの平常点を加味して評価する。
担当教員にe-mailにて質問、あるいは対面質問の日時を予約すること。
畑山:hatayama@mb.kyoto-phu.ac.jp、山岸:yamagisi@mb.kyoto-phu.ac.jp