[Introduction to Hospital-Acquired Infection Control]
| 開講情報 |
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|---|---|
| 担当教員 |
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| 備考 |
院内感染は患者のみならず、医療従事者の生命を脅かし、また医療経済の大きな損失をもたらす重要な問題である。院内感染の発生や拡大の防止のために、多くの病院では標準予防策、感染経路別対策や消毒薬の使用法などの知識と技術を身に付けた医師、看護師や薬剤師などから構成された感染制御チーム(ICT)が活躍している。本概論では、感染制御専門薬剤師の基礎の修得を目的として、京都府立医科大学の感染対策部の協力のもとに、院内感染制御のために必要な知識や技能についての講義・実習を行う。
(授業の一般目標)
病院薬剤師として求められる院内感染対策に必要な知識、技能を修得する。
(準備学習)
感染症学で使用した教科書における関連個所について予習することを求める。
| No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 |
|---|---|---|---|
| 1 | 院内感染における微生物(耐性菌) | 後藤直 | 院内感染で重要な微生物について列挙し、その特徴を説明することができる |
| 2 | 院内感染の実情と感染対策の必要性 | 藤田直 | 院内感染およびその現状について説明できる |
| 3 | 院内感染の実例 | 藤田直 | 実例を挙げて、病院等で発生した院内感染について説明することができる |
| 4 | 標準予防策と感染経路別対策 | 藤田直 西内 |
院内感染制御のための標準予防策と感染線経路別の対策について説明でき、さらに実施することができる |
| 5 | 手指衛生とその重要性 | 奥田 | 院内感染における手指衛生の重要性について説明でき、さらに院内感染防止に求められる手指の洗浄・消毒を実施することができる |
| 6 | 消毒薬の種類と使用方法 | 藤田直 小阪 |
院内感染の防止に必要な消毒薬を列挙し、その使用法について説明できる |
| 7 | 薬剤師とICT(感染対策チーム) | 藤田直 小阪 |
院内感染防止のための感染対策チームにおける薬剤師の役割について説明できる |
No.1
| 学習項目 | 院内感染における微生物(耐性菌) |
|---|---|
| 担当教員 | 後藤直 |
| 学生の到達目標 | 院内感染で重要な微生物について列挙し、その特徴を説明することができる |
No.2
| 学習項目 | 院内感染の実情と感染対策の必要性 |
|---|---|
| 担当教員 | 藤田直 |
| 学生の到達目標 | 院内感染およびその現状について説明できる |
No.3
| 学習項目 | 院内感染の実例 |
|---|---|
| 担当教員 | 藤田直 |
| 学生の到達目標 | 実例を挙げて、病院等で発生した院内感染について説明することができる |
No.4
| 学習項目 | 標準予防策と感染経路別対策 |
|---|---|
| 担当教員 | 藤田直 西内 |
| 学生の到達目標 | 院内感染制御のための標準予防策と感染線経路別の対策について説明でき、さらに実施することができる |
No.5
| 学習項目 | 手指衛生とその重要性 |
|---|---|
| 担当教員 | 奥田 |
| 学生の到達目標 | 院内感染における手指衛生の重要性について説明でき、さらに院内感染防止に求められる手指の洗浄・消毒を実施することができる |
No.6
| 学習項目 | 消毒薬の種類と使用方法 |
|---|---|
| 担当教員 | 藤田直 小阪 |
| 学生の到達目標 | 院内感染の防止に必要な消毒薬を列挙し、その使用法について説明できる |
No.7
| 学習項目 | 薬剤師とICT(感染対策チーム) |
|---|---|
| 担当教員 | 藤田直 小阪 |
| 学生の到達目標 | 院内感染防止のための感染対策チームにおける薬剤師の役割について説明できる |
| 書名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|
| 指定しない | ||
| 書名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|
| 薬剤師のための感染制御マニュアル | 日本病院薬剤師会 | 薬事日報社 |
| 標準予防策実践マニュアル | ICHG研究会 | 南江堂 |
レポートおよび小試験によって評価する。
質問等は直接愛学館6F微生物・感染制御学分野に来るか、後藤(ngotoh@mb.kyoto-phu.ac.jp)または奥田(okuda@mb.kyoto-phu.ac.jp)までメールで連絡してください。