[Communication Studies & Discourse Analysis]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
人は発話をどのように理解するのか。話者と聞き手が一つの発話行為をどう理解するのか。携帯電話に代表されるように、一人当たりの発話量は増大の一途をたどるかにみえる現代社会で、果たして、どれほどの人が発話を客観的に見直しているのだろうか。対話が成り立つということはどういうことであるのか。対話のプロセスを、話者の視点と聞き手の視点を確認しながら、語用論の観点から日頃無意識に使っている日本語に対して、理解を深める一助となるように分析を試みる。我々の日常生活における談話分析に加えて、「医療現場とことばの役割」に関しても、論文を読み、クラスで考察、議論していく予定である。
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将来、皆さんの大半は臨床薬剤師として患者の生死に直接かかわる現場の第一線で活躍し、貢献する専門職につくことでしょう。例えば、専門家である医療従事者そして非専門家である患者との対話はどのようになされているのか考察することは、患者の理解を深める一助となるでしょう。皆さんも経験があると思いますが、かってイギリスの病院で、医師から,「私たちはあなたのために此処にいますから,いつでもいらっしゃい。」ということばを聞いた時のこと,私は今でも忘れず,其の時の光景をありありと思い出します。その温かい言葉と優しいまなざしは、傷の痛みを忘れさせてくれました。医療従事者の言動が患者に与える影響は、計り知れないものがあるでしょう。また、21世紀の社会構成は、自国内でも、ますます多様な価値観が共生する社会となるでしょうし、異文化との接点も日常化し、より複雑になり、言葉によるコミュニケーション(伝達)の必要性が一層求められるでしょう。言葉は、私たちそのものを具現する手段であり、時には武器に、また時には至福の美酒となり、私たちの自己形成に大きな役割を果たします。これから、専門職を目指す皆さんに、私たちが日頃何気なくやりとりしている話し言葉、書き言葉について、ちょっと立ち止まって、「言葉とは?」「理解するということは?」考えてほしいと思い、このクラスを開講します。
言語を考察するに当たって、1.自他の認識と人称、2.呼びかけ語等、について考えるところから、始めます。
コミュニケーションスキル育成の一助となるように,日頃何気なく使っている日常表現について、客観的な視点から考察する。そして、ことばに付随する感情面にもスポットライトをあて、ことばの魅力、ことばの底力に気づき,人と人が理解しあうということは、どういうことなのか考える機会にしたい。論文の書き方等も、適時指導説明する。
No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 |
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1 | 自他の認識と人称,日本語と他言語の比較 | 児玉富 | 各自の日常生活で使われている人称詞を考察する。 |
2 | 呼びかけ表現等 | 児玉富 | 日常会話の中での呼びかけ語とその背景にある人間関係を考察する。 |
3 | 応答詞,あいづち等 | 児玉富 | 考察、討議、発表 |
4 | 終助詞 | 児玉富 | 考察、討議、発表 |
5 | 相互行為と認知及び言語変化 | 児玉富 | 考察、討議、発表 |
6 | 相互行為と認知及び言語変化 | 児玉富 | 考察、討議、発表 |
7 | 相互行為と認知及び言語変化 | 児玉富 | 考察、討議、発表 |
8 | 相互行為と認知及び言語変化 | 児玉富 | 考察、討議、発表 |
9 | 相互行為と認知及び言語変化 | 児玉富 | 考察、討議、発表 |
10 | 相互行為と認知及び言語変化 | 児玉富 | 考察、討議、発表 |
11 | 相互行為と認知及び言語変化 | 児玉富 | 考察、討議、発表 |
12 | 相互行為と認知及び言語変化 | 児玉富 | 考察、討議、発表 |
13 | 患者と医療従事者の談話 | 児玉富 | 考察、討議、発表 |
14 | Review | 児玉富 | レポート提出 |
15 | 総括・まとめ |
No.1
学習項目 | 自他の認識と人称,日本語と他言語の比較 |
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担当教員 | 児玉富 |
学生の到達目標 | 各自の日常生活で使われている人称詞を考察する。 |
No.2
学習項目 | 呼びかけ表現等 |
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担当教員 | 児玉富 |
学生の到達目標 | 日常会話の中での呼びかけ語とその背景にある人間関係を考察する。 |
No.3
学習項目 | 応答詞,あいづち等 |
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担当教員 | 児玉富 |
学生の到達目標 | 考察、討議、発表 |
No.4
学習項目 | 終助詞 |
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担当教員 | 児玉富 |
学生の到達目標 | 考察、討議、発表 |
No.5
学習項目 | 相互行為と認知及び言語変化 |
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担当教員 | 児玉富 |
学生の到達目標 | 考察、討議、発表 |
No.6
学習項目 | 相互行為と認知及び言語変化 |
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担当教員 | 児玉富 |
学生の到達目標 | 考察、討議、発表 |
No.7
学習項目 | 相互行為と認知及び言語変化 |
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担当教員 | 児玉富 |
学生の到達目標 | 考察、討議、発表 |
No.8
学習項目 | 相互行為と認知及び言語変化 |
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担当教員 | 児玉富 |
学生の到達目標 | 考察、討議、発表 |
No.9
学習項目 | 相互行為と認知及び言語変化 |
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担当教員 | 児玉富 |
学生の到達目標 | 考察、討議、発表 |
No.10
学習項目 | 相互行為と認知及び言語変化 |
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担当教員 | 児玉富 |
学生の到達目標 | 考察、討議、発表 |
No.11
学習項目 | 相互行為と認知及び言語変化 |
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担当教員 | 児玉富 |
学生の到達目標 | 考察、討議、発表 |
No.12
学習項目 | 相互行為と認知及び言語変化 |
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担当教員 | 児玉富 |
学生の到達目標 | 考察、討議、発表 |
No.13
学習項目 | 患者と医療従事者の談話 |
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担当教員 | 児玉富 |
学生の到達目標 | 考察、討議、発表 |
No.14
学習項目 | Review |
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担当教員 | 児玉富 |
学生の到達目標 | レポート提出 |
No.15
学習項目 | 総括・まとめ |
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担当教員 | |
学生の到達目標 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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社会言語学への招待(社会/文化/コミュニケーション) | 田中春美、田中幸子編 | ミネルヴァ書房 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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クラス適時指示 |
出席状況,報告/発表(ハンドアウトも含む)/討論内容、レポートによる総合評価
第一回目のクラスで、連絡方法等クラスの進め方について説明、受講者は必ず出席すること。ゼミ方式。希望者が多い場合は人数制限有り。受講希望者は,この授業に対する関心点を1枚(B5)に書いて、第1回目のクラスで提出すること。上記予定表(tentative schedule)は、受講者の希望分野等も考慮するため,適時内容変更の可能性有り。