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文化論A
[Culture A]
開講情報 -
1年次後期
1.5 単位選択
担当教員 -
非常勤講師田中 祐理子
備考 概要
この授業では、われわれが生きている現代日本の文化とは一体どのようなものなのかをより深く考えるために、「科学・技術」、「社会」、「個人」、「近代」という４つのキーワードを取り上げて、これらの概念の意味、歴史的背景、現代の生活との関係を探っていく。この４つのキーワードはすべて、歴史的に探っていくと、１８世紀や１９世紀のヨーロッパの文化・歴史につながる。このように一見、私たちからは遠く離れたもののように感じられる時代・場所が、本当に私たちの生活と関係しているのか。関係しているならば、それは何故なのか。授業の中では、それぞれの主題キーワードについて導入的なテキストを一緒に読みつつ、キーワードの意味や考えるべき問題点を整理し、歴史を学びながら、これを私たち自身の日々の経験、実感に引きつけて論じ合える機会を設けて、共に考えていきたい。
授業の一般目標と、準備学習
この授業では主題ごとに一本ずつ読むべきテキストを紹介して、受講生全員がこれを一緒に読んだ上で議論していく。受講生には学術的な文章を理解した上で自分の考えを作り上げること、自分自身をより広い文化的・歴史的視座の中に位置づけることを学んでほしい。テキストの他に参考文献も紹介するので、読書案内として利用してもらいたい。
学習項目・学生の到達目標
No. 学習項目 担当教員 学生の到達目標 1 オリエンテーション 田中 授業の目的、形式・構成について理解する 2 現代日本の文化論的分析 田中 現代日本の文化を分析するための主要概念を学び、授業全体の基本的視座を獲得する 3 科学・技術から考える① 田中 「科学」と「技術」が持っている意味を確認し、論じるべき問題を取り出す 4 科学・技術から考える② 田中 「科学」と「技術」の問題の歴史的背景を学ぶ 5 科学・技術から考える③ 田中 「科学」「技術」と現代日本の文化の関係について考える 6 近代とは何か① 田中 「近代」の意味を問い直し、論じるべき問題を取り出す 7 近代とは何か② 田中 「近代」の概念の歴史的背景を学ぶ 8 近代とは何か③ 田中 「近代」の概念・歴史と、現代日本の文化の関係について考える 9 社会とは何か① 田中 「社会」の意味を確認し、論じるべき問題を取り出す 10 社会とは何か② 田中 「社会」の概念の歴史的背景を学ぶ 11 社会とは何か③ 田中 「社会」の概念・歴史と現代日本の文化の関係について考える 12 個人とは① 田中 「個人」の意味を問い直し、論じるべき問題を取り出す 13 個人とは② 田中 「個人」の概念の歴史的背景を学ぶ 14 個人とは③ 田中 「個人」と「社会」と「近代」の関係を考え、現代日本の文化を総合的に問い直す 15 総括・まとめ No.1
学習項目 オリエンテーション 担当教員 田中 学生の到達目標 授業の目的、形式・構成について理解する No.2
学習項目 現代日本の文化論的分析 担当教員 田中 学生の到達目標 現代日本の文化を分析するための主要概念を学び、授業全体の基本的視座を獲得する No.3
学習項目 科学・技術から考える① 担当教員 田中 学生の到達目標 「科学」と「技術」が持っている意味を確認し、論じるべき問題を取り出す No.4
学習項目 科学・技術から考える② 担当教員 田中 学生の到達目標 「科学」と「技術」の問題の歴史的背景を学ぶ No.5
学習項目 科学・技術から考える③ 担当教員 田中 学生の到達目標 「科学」「技術」と現代日本の文化の関係について考える No.6
学習項目 近代とは何か① 担当教員 田中 学生の到達目標 「近代」の意味を問い直し、論じるべき問題を取り出す No.7
学習項目 近代とは何か② 担当教員 田中 学生の到達目標 「近代」の概念の歴史的背景を学ぶ No.8
学習項目 近代とは何か③ 担当教員 田中 学生の到達目標 「近代」の概念・歴史と、現代日本の文化の関係について考える No.9
学習項目 社会とは何か① 担当教員 田中 学生の到達目標 「社会」の意味を確認し、論じるべき問題を取り出す No.10
学習項目 社会とは何か② 担当教員 田中 学生の到達目標 「社会」の概念の歴史的背景を学ぶ No.11
学習項目 社会とは何か③ 担当教員 田中 学生の到達目標 「社会」の概念・歴史と現代日本の文化の関係について考える No.12
学習項目 個人とは① 担当教員 田中 学生の到達目標 「個人」の意味を問い直し、論じるべき問題を取り出す No.13
学習項目 個人とは② 担当教員 田中 学生の到達目標 「個人」の概念の歴史的背景を学ぶ No.14
学習項目 個人とは③ 担当教員 田中 学生の到達目標 「個人」と「社会」と「近代」の関係を考え、現代日本の文化を総合的に問い直す No.15
学習項目 総括・まとめ 担当教員 学生の到達目標 教科書
書名 著者名 出版社名 授業内でコピーを配布する 参考書
書名 著者名 出版社名 授業内で毎回紹介する 成績評価方法・基準
授業内で４回短いレポートを課し、これと定期試験の成績を合わせて評価する。
オフィスアワーなど担当教員に対する質問等の方法
原則として質問等は授業後に教室で受け付けます。どうしても必要な際は、tnky@zinbun.kyoto-u.ac.jpへのメールも可。
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