• 健康科学

    [Health and Sports Sciences]

    開講情報
    • 1年次前期

      1.5 単位必修

    担当教員
    • 准教授長澤 吉則

      講師沼尾 成晴

    備考  

    概要

     現代のめざましい科学技術の発展により、余暇時間は増加し生活全ての面において豊かになってきた。各種疾病への罹患数は増加しているが、医療技術進歩や有効な新薬開発に伴い、死亡率の低下、そして延命率が高くなっている。これは平均寿命の延長に寄与している反面、超高齢化社会への道を辿ることとなっている。少子化とともに、治療や介護による社会的負担の増加は大きな課題でもある。
     このような時代背景であるからこそ、健康科学の立場から運動やスポーツの目的、意義、効果を理解し、健康増進や疾患の改善・予防およびQOL(生活の質)向上等健康に寄与する内容について学ぶ。

    授業の一般目標と、準備学習

     健康の維持増進、疾患の予防、改善効果に貢献できるための運動生理学的基礎知識を習得し、具体的運動処方について自ら作成・実践できる能力を養う。
     体内の生理学的メカニズムは極めて複雑であり、また計算を必要とする内容や数値(基準値)が多いため事前にテキストに目を通し、特に復習を中心に学習をすすめて欲しい。

    学習項目・学生の到達目標

    No. 学習項目 担当教員 学生の到達目標 SBOコード
    1 健康と運動 長澤吉 健康増進と体力について説明できる C11-(3)-①-1
    2 運動とエネルギー供給      長澤吉 運動の特性と効果(無酸素性、有酸素性運動)について説明できる C9-(4)-②-2
    3 運動と筋収縮 その1 長澤吉 体の動く仕組み(筋)について説明できる C8-(3)-①-4
    4 運動と筋収縮 その2 長澤吉 体の動く仕組み(神経系)について説明できる C8-(1)-②-1,2,3
    5 運動と呼吸・循環機能 長澤吉 呼吸器、循環器の働きと酸素摂取量について説明できる C8-(1)-⑤,⑥-1
    6 運動と呼吸・循環機能 長澤吉 酸素負債、酸素借、運動中のエネルギー供給系の役割について説明できる C8-(1)-⑤-1,2
    7 ウォーミングアップとクーリングダウン 長澤吉 運動前後のコンディショニング、筋ポンプ作用について説明できる C8-(3)-⑥-1
    8 運動処方の概要 運動処方の原則について説明できる。実践例を理解し意義、目的、手順について説明できる
    9 運動処方における心拍数 運動処方と生理学的反応(心拍数)の関わりについて説明できる C8-(1)-⑤-2
    10 運動処方における血圧 運動処方と生理学的反応(血圧)の関わりについて説明できる C8-(1)-⑤-1
    11 運動処方におけるエネルギー 運動処方と酸素摂取量、消費エネルギーの関わりについて説明できる C9-(4)-②-2,3
    12 肥満に対する運動処方 生活習慣病(肥満)の基礎的病態を理解し、改善のための運動処方について説明できる C11-(3)-④-1,2,3
    13 脂質異常症、高血圧症に対する運動処方 生活習慣病(脂質異常症、高血圧症)の基礎的病態を理解し、改善のための運動処方について説明できる C11-(3)-④-1,2,3
    14 糖尿病、心疾患に対する運動処方 生活習慣病(糖尿病、心疾患)の基礎的病態を理解し、改善のための運動処方について説明できる C11-(3)-④-1,2,3
    15 総括・まとめ

    No.1

    学習項目 健康と運動
    担当教員 長澤吉
    学生の到達目標 健康増進と体力について説明できる
    SBOコード C11-(3)-①-1

    No.2

    学習項目 運動とエネルギー供給     
    担当教員 長澤吉
    学生の到達目標 運動の特性と効果(無酸素性、有酸素性運動)について説明できる
    SBOコード C9-(4)-②-2

    No.3

    学習項目 運動と筋収縮 その1
    担当教員 長澤吉
    学生の到達目標 体の動く仕組み(筋)について説明できる
    SBOコード C8-(3)-①-4

    No.4

    学習項目 運動と筋収縮 その2
    担当教員 長澤吉
    学生の到達目標 体の動く仕組み(神経系)について説明できる
    SBOコード C8-(1)-②-1,2,3

    No.5

    学習項目 運動と呼吸・循環機能
    担当教員 長澤吉
    学生の到達目標 呼吸器、循環器の働きと酸素摂取量について説明できる
    SBOコード C8-(1)-⑤,⑥-1

    No.6

    学習項目 運動と呼吸・循環機能
    担当教員 長澤吉
    学生の到達目標 酸素負債、酸素借、運動中のエネルギー供給系の役割について説明できる
    SBOコード C8-(1)-⑤-1,2

    No.7

    学習項目 ウォーミングアップとクーリングダウン
    担当教員 長澤吉
    学生の到達目標 運動前後のコンディショニング、筋ポンプ作用について説明できる
    SBOコード C8-(3)-⑥-1

    No.8

    学習項目 運動処方の概要
    担当教員
    学生の到達目標 運動処方の原則について説明できる。実践例を理解し意義、目的、手順について説明できる
    SBOコード

    No.9

    学習項目 運動処方における心拍数
    担当教員
    学生の到達目標 運動処方と生理学的反応(心拍数)の関わりについて説明できる
    SBOコード C8-(1)-⑤-2

    No.10

    学習項目 運動処方における血圧
    担当教員
    学生の到達目標 運動処方と生理学的反応(血圧)の関わりについて説明できる
    SBOコード C8-(1)-⑤-1

    No.11

    学習項目 運動処方におけるエネルギー
    担当教員
    学生の到達目標 運動処方と酸素摂取量、消費エネルギーの関わりについて説明できる
    SBOコード C9-(4)-②-2,3

    No.12

    学習項目 肥満に対する運動処方
    担当教員
    学生の到達目標 生活習慣病(肥満)の基礎的病態を理解し、改善のための運動処方について説明できる
    SBOコード C11-(3)-④-1,2,3

    No.13

    学習項目 脂質異常症、高血圧症に対する運動処方
    担当教員
    学生の到達目標 生活習慣病(脂質異常症、高血圧症)の基礎的病態を理解し、改善のための運動処方について説明できる
    SBOコード C11-(3)-④-1,2,3

    No.14

    学習項目 糖尿病、心疾患に対する運動処方
    担当教員
    学生の到達目標 生活習慣病(糖尿病、心疾患)の基礎的病態を理解し、改善のための運動処方について説明できる
    SBOコード C11-(3)-④-1,2,3

    No.15

    学習項目 総括・まとめ
    担当教員
    学生の到達目標
    SBOコード

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    テキストを配布する

    参考書

    書名 著者名 出版社名
    運動生理学20講 勝田  茂 朝倉書店
    臨床医のためのスポーツ医学1~4 小野三嗣他 朝倉書店
    運動処方の指針 アメリカスポーツ医学協会  南江堂

    成績評価方法・基準

     原則として定期試験によって評価する

    オフィスアワーなど担当教員に対する質問等の方法

     連絡先:ynaga@mb.kyoto-phu.ac.jp(長澤吉准教授)