• 生命科学

    [Life Science]

    開講情報
    • 1年次前期

      1.5 単位必修

    担当教員
    • 教授長澤 一樹

      教授後藤 直正

      助教西田 健太朗

      助教開 章宏

      助教松尾 剛明

    備考  

    概要

     生物科学は自然科学の一領域として、自然現象のうちの生物に関するあらゆる事象を研究の対象とする学問であり、分類学、形態学、生態学、生理学、生化学、遺伝学、免疫学、発生学、分子生物学、微生物学などの種々の領域を含んでいる。近年、特に生命現象の分子レベルでの研究の進歩は生命の基礎部分のみならず、遺伝子操作によるバイオテクノロジーなどの、いわば応用部門においても著しいものがある。生命科学の講義では、広範囲におよぶ生物科学領域のうち、生物系専門科目の理解に必須となる細胞に焦点を絞り、基礎知識を修得できるよう解説する。

    授業の一般目標と、準備学習

     薬学を学ぶ上で必要な生命科学の基礎力を身につけるために、細胞構成成分、細胞、遺伝、情報伝達、エネルギー産生に関する基礎的知識、技能、態度を修得する。
     講義の前に教科書の該当箇所を読むなどの予習をするようにしてください。

    学習項目・学生の到達目標

    No. 学習項目 担当教員 学生の到達目標 SBOコード
    1 生命科学序論・生体の物質基盤 長澤一・開 生体を構成する基本的な成分の構造と機能について概説できる。 C3-(2)-①-1
    C9-(1)-①-1,2
    C9-(1)-②-1,2,3
    C9-(1)-③-1
    C9-(2)-①-2,3
    C9-(3)-①-1,2
    2 生体の物質基盤 生体を構成する基本的な成分の構造と機能について概説できる。 C3-(2)-①-1
    C9-(1)-①-1,2
    C9-(1)-②-1,2,3
    C9-(1)-③-1
    C9-(2)-①-2,3
    C9-(3)-①-1,2
    3 遺伝子の働き(複製) 長澤一 DNAの複製について説明できる。 C9-(2)-②-1,2,3,4
    C9-(2)-④-1,3
    4 遺伝子の働き(転写・翻訳) 長澤一 セントラルドグマおよびDNAからRNAへの転写ならびにRNAからタンパク質への翻訳の過程について説明できる。 C9-(2)-②-5,6
    C9-(2)-③-1,2,3,4,5
    5 遺伝子の働き(SNP・調節) 長澤一 遺伝子の変異が機能に及ぼす影響ならびに遺伝子発現の調節について説明できる。 C9-(2)-④-2
    C9-(2)-⑤-1
    6 細胞の基本構造 西田 細胞膜および細胞内小器官の構造と機能について説明できる。 C8-(2)-①-1,2,3
    C8-(2)-②-1,2,3
    C8-(2)-③-1
    C8-(2)-⑤-1,2
    C9-(3)-①-3
    C9-(3)-③-5
    7 細胞内輸送 西田 細胞膜および細胞内小器官の構造と機能について説明できる。 C8-(2)-①-1,2,3
    C8-(2)-②-1,2,3
    C8-(2)-③-1
    C8-(2)-⑤-1,2
    C9-(3)-①-3
    C9-(3)-③-5
    8 情報伝達の基本 松尾剛 細胞内および細胞間シグナル伝達について概説できる。 C3-(2)-②-2
    C9-(3)-③-1,4
    9 ATP合成 松尾剛 細胞内エネルギー産生と代謝経路について概説できる。 C9-(4)-②-1,2,3,4,7
    10 原核細胞1 後藤直 細菌の構造と増殖機構を説明できる。 C8-(4)-①-2
    C8-(4)-②-1,2,3
    11 原核細胞2 後藤直 細菌の構造と増殖機構を説明できる。 C8-(4)-①-2
    C8-(4)-②-1,2,3
    12 原核細胞3 後藤直 細菌の遺伝子伝達(接合、形質導入、形質転換)について説明できる。 C8-(4)-②-6
    13 原核細胞4 後藤直 ウイルスの構造と増殖過程を説明できる。 C8-(4)-④-1,2,3
    14 原核細胞5 後藤直 真菌や原虫の性状について説明できる。 C8-(4)-⑤-1,2
    15 総括・まとめ

    No.1

    学習項目 生命科学序論・生体の物質基盤
    担当教員 長澤一・開
    学生の到達目標 生体を構成する基本的な成分の構造と機能について概説できる。
    SBOコード C3-(2)-①-1
    C9-(1)-①-1,2
    C9-(1)-②-1,2,3
    C9-(1)-③-1
    C9-(2)-①-2,3
    C9-(3)-①-1,2

    No.2

    学習項目 生体の物質基盤
    担当教員
    学生の到達目標 生体を構成する基本的な成分の構造と機能について概説できる。
    SBOコード C3-(2)-①-1
    C9-(1)-①-1,2
    C9-(1)-②-1,2,3
    C9-(1)-③-1
    C9-(2)-①-2,3
    C9-(3)-①-1,2

    No.3

    学習項目 遺伝子の働き(複製)
    担当教員 長澤一
    学生の到達目標 DNAの複製について説明できる。
    SBOコード C9-(2)-②-1,2,3,4
    C9-(2)-④-1,3

    No.4

    学習項目 遺伝子の働き(転写・翻訳)
    担当教員 長澤一
    学生の到達目標 セントラルドグマおよびDNAからRNAへの転写ならびにRNAからタンパク質への翻訳の過程について説明できる。
    SBOコード C9-(2)-②-5,6
    C9-(2)-③-1,2,3,4,5

    No.5

    学習項目 遺伝子の働き(SNP・調節)
    担当教員 長澤一
    学生の到達目標 遺伝子の変異が機能に及ぼす影響ならびに遺伝子発現の調節について説明できる。
    SBOコード C9-(2)-④-2
    C9-(2)-⑤-1

    No.6

    学習項目 細胞の基本構造
    担当教員 西田
    学生の到達目標 細胞膜および細胞内小器官の構造と機能について説明できる。
    SBOコード C8-(2)-①-1,2,3
    C8-(2)-②-1,2,3
    C8-(2)-③-1
    C8-(2)-⑤-1,2
    C9-(3)-①-3
    C9-(3)-③-5

    No.7

    学習項目 細胞内輸送
    担当教員 西田
    学生の到達目標 細胞膜および細胞内小器官の構造と機能について説明できる。
    SBOコード C8-(2)-①-1,2,3
    C8-(2)-②-1,2,3
    C8-(2)-③-1
    C8-(2)-⑤-1,2
    C9-(3)-①-3
    C9-(3)-③-5

    No.8

    学習項目 情報伝達の基本
    担当教員 松尾剛
    学生の到達目標 細胞内および細胞間シグナル伝達について概説できる。
    SBOコード C3-(2)-②-2
    C9-(3)-③-1,4

    No.9

    学習項目 ATP合成
    担当教員 松尾剛
    学生の到達目標 細胞内エネルギー産生と代謝経路について概説できる。
    SBOコード C9-(4)-②-1,2,3,4,7

    No.10

    学習項目 原核細胞1
    担当教員 後藤直
    学生の到達目標 細菌の構造と増殖機構を説明できる。
    SBOコード C8-(4)-①-2
    C8-(4)-②-1,2,3

    No.11

    学習項目 原核細胞2
    担当教員 後藤直
    学生の到達目標 細菌の構造と増殖機構を説明できる。
    SBOコード C8-(4)-①-2
    C8-(4)-②-1,2,3

    No.12

    学習項目 原核細胞3
    担当教員 後藤直
    学生の到達目標 細菌の遺伝子伝達(接合、形質導入、形質転換)について説明できる。
    SBOコード C8-(4)-②-6

    No.13

    学習項目 原核細胞4
    担当教員 後藤直
    学生の到達目標 ウイルスの構造と増殖過程を説明できる。
    SBOコード C8-(4)-④-1,2,3

    No.14

    学習項目 原核細胞5
    担当教員 後藤直
    学生の到達目標 真菌や原虫の性状について説明できる。
    SBOコード C8-(4)-⑤-1,2

    No.15

    学習項目 総括・まとめ
    担当教員
    学生の到達目標
    SBOコード

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    生命科学 東京大学生命科学教科書編集委員会(編) 羊土社
    薬学領域の病原微生物学・感染症学・化学療法学 西島正弘、後藤直正、増澤俊幸、河村好章(編) 廣川書店

    参考書

    書名 著者名 出版社名
    生物学入門 石川 統 東京化学同人
    The Cell細胞の分子生物学 中村・松原(監訳) 東京化学同人

    成績評価方法・基準

    原則として、定期試験で評価する。

    オフィスアワーなど担当教員に対する質問等の方法

    講義室や研究室(愛学館6階)で随時受け付けます。E-mailでの質問にも返答します。ただし、PCからのメールを受信できる媒体から送信してください。その際、必ず氏名を明記すること。E-mailアドレス:長澤nagasawa@mb.kyoto-phu.ac.jp、開hiraki@mb.kyoto-phu.ac.jp、西田nishidak@mb.kyoto-phu.ac.jp、松尾tmatsuo@mb.kyoto-phu.ac.jp、後藤ngotoh@mb.kyoto-phu.ac.jp