[Introduction to Advanced Biomolecular Mechanism]
開講情報 |
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担当教員 |
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備考 |
前半は機器および臨床分析学を、後半は生物物理化学を基盤として、「膜」を主役とした生命分子機構と応用について解説する。
<前半>生体膜や人工膜を用いた人工透析について原理や人工透析を受けている患者に対する処方上の注意点等を概説すると共に、分離膜を用いた薬物スクリーニングの原理とそれを応用した薬物鑑定等の科学捜査における機器分析法についても概説する。
<後半>生体膜は、構造体として細胞の構造維持に寄与するだけでなく、多様な生体反応の場として重要である。後半では、生体膜の構成成分と性質について解説し、DDS等への応用についても触れる。
人工透析および分離膜を用いた薬物スクリーニング法について概要を理解できる。さらに、生体膜の役割および疾患治療などへの応用について概要を理解できる。受講前に配布資料等を通覧しておいて下さい。また、受講後には自分でまとめを作成する等の復習をしておいて下さい。
No. | 学習項目 | 担当教員 | 学生の到達目標 |
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1 | 人工透析(1) | 北出 | 人工透析の原理および装置について概説できる。 |
2 | 人工透析(2) | 北出 | 患者の管理およびケアの要点について概説できる。 |
3 | 科学捜査における薬毒物鑑定 | 武上 | 薬物スクリーニング法および科学捜査における薬毒物鑑定に用いられる機器分析法について概説できる。 |
4 | 生体膜の構造と性質 | 小暮 | 生体膜の構造・物性と機能について概説できる。 |
5 | 生体膜の輸送系 | 濱 | 生体膜を介した物質輸送機構について概説できる。 |
6 | 生体膜を介したシグナル伝達機構 | 土谷 | 生体膜を中心とするシグナル伝達機構について概説できる。 |
7 | 生体膜の薬物送達システムへの応用 | 小暮 | 生体膜のDDSや遺伝子治療への応用について概説できる。 |
8 | 総括・まとめ |
No.1
学習項目 | 人工透析(1) |
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担当教員 | 北出 |
学生の到達目標 | 人工透析の原理および装置について概説できる。 |
No.2
学習項目 | 人工透析(2) |
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担当教員 | 北出 |
学生の到達目標 | 患者の管理およびケアの要点について概説できる。 |
No.3
学習項目 | 科学捜査における薬毒物鑑定 |
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担当教員 | 武上 |
学生の到達目標 | 薬物スクリーニング法および科学捜査における薬毒物鑑定に用いられる機器分析法について概説できる。 |
No.4
学習項目 | 生体膜の構造と性質 |
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担当教員 | 小暮 |
学生の到達目標 | 生体膜の構造・物性と機能について概説できる。 |
No.5
学習項目 | 生体膜の輸送系 |
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担当教員 | 濱 |
学生の到達目標 | 生体膜を介した物質輸送機構について概説できる。 |
No.6
学習項目 | 生体膜を介したシグナル伝達機構 |
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担当教員 | 土谷 |
学生の到達目標 | 生体膜を中心とするシグナル伝達機構について概説できる。 |
No.7
学習項目 | 生体膜の薬物送達システムへの応用 |
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担当教員 | 小暮 |
学生の到達目標 | 生体膜のDDSや遺伝子治療への応用について概説できる。 |
No.8
学習項目 | 総括・まとめ |
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担当教員 | |
学生の到達目標 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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適宜プリントを配布する。 |
書名 | 著者名 | 出版社名 |
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新やさしい透析療法 | 井上 隆 監修 | 診断と治療社 |
生体膜:分子構造と機能 | ロバート B. ゲニス(西島正弘 他訳) | シュプリンガー・フェアラー |
薬物作用と生体膜 | 藤井達三・寺田 弘・野村靖幸 | 南江堂 |
原則として、出席と定期試験およびレポート等を参考にして評価する。
薬品分析学分野の研究室(躬行館4階)および薬品物理化学分野の研究室(躬行館4階)まで来て下さい。