• 先端臨床薬学概論

    [ Introduction to Advanced Clinical Pharmacy]

    開講情報
    • 6年次前期

      1単位選択

    担当教員
    • 教授西口 工司

      教授矢野 義孝

      講師辻本 雅之

    備考  

    概要

     薬剤師は、社会から有効かつ安全で安心な薬物療法の提供を期待されている。この期待に応えるためには、患者個々の遺伝子情報や病態に応じた医薬品の選択、投与量の調節など、医薬品適正使用の推進に必要となる確かなエビデンスの創生が重要である。
     本講義では、医薬品適正使用を推進するために臨床の最先端で行われている先進的な研究内容や実践的な取り組みについて概説する。また、医薬品適正使用の推進、さらには医薬品開発のためにも必須となる臨床データの解析方法について、実践的な解析手法を習得できる機会を提供する。

    授業の一般目標と、準備学習

     医薬品適正使用の推進に必要なエビデンスを創生するために、医薬品適正使用に関する先進的かつ実践的な現状の取り組みを理解するとともに、臨床データの解析手法を習得する。5年次までの関連科目の教科書やプリントなどに目を通すなど、予習をして講義に臨んでもらいたい。

    学習項目・学生の到達目標

    No. 学習項目 担当教員 学生の到達目標
    1 医薬品適正使用の実践(1) 西口 医薬品適正使用の現状と薬剤師の役割を理解する。
    2 医薬品適正使用の実践(2) 西口 遺伝情報から代表的な医薬品の作用発現変動を予測する手法を理解する。
    3 医薬品適正使用の実践(3) 西口 遺伝情報から代表的な医薬品の体内動態変動を予測する手法を理解する。
    4 医薬品適正使用の実践(4) 辻本 代表的な医薬品の相互作用およびPK-PD理論を理解する。
    5 医薬品適正使用の実践(5) 辻本 腎機能低下患者に特有の薬物動態を理解する。
    6 臨床統計解析の実践(1) 矢野 代表的な臨床論文を読み統計的観点からその概要を理解する。
    7 臨床統計解析の実践(2) 矢野 臨床試験データに対する統計解析手法を理解し実践できる。
    8 総括・まとめ

    No.1

    学習項目 医薬品適正使用の実践(1)
    担当教員 西口
    学生の到達目標 医薬品適正使用の現状と薬剤師の役割を理解する。

    No.2

    学習項目 医薬品適正使用の実践(2)
    担当教員 西口
    学生の到達目標 遺伝情報から代表的な医薬品の作用発現変動を予測する手法を理解する。

    No.3

    学習項目 医薬品適正使用の実践(3)
    担当教員 西口
    学生の到達目標 遺伝情報から代表的な医薬品の体内動態変動を予測する手法を理解する。

    No.4

    学習項目 医薬品適正使用の実践(4)
    担当教員 辻本
    学生の到達目標 代表的な医薬品の相互作用およびPK-PD理論を理解する。

    No.5

    学習項目 医薬品適正使用の実践(5)
    担当教員 辻本
    学生の到達目標 腎機能低下患者に特有の薬物動態を理解する。

    No.6

    学習項目 臨床統計解析の実践(1)
    担当教員 矢野
    学生の到達目標 代表的な臨床論文を読み統計的観点からその概要を理解する。

    No.7

    学習項目 臨床統計解析の実践(2)
    担当教員 矢野
    学生の到達目標 臨床試験データに対する統計解析手法を理解し実践できる。

    No.8

    学習項目 総括・まとめ
    担当教員
    学生の到達目標

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    使用しない(プリントを配布します)

    参考書

    書名 著者名 出版社名
    4年次の調剤学(辻本:相互作用)ならびにテーラメイド薬物治療学の配布資料

    成績評価方法・基準

     試験、レポートおよび出席を総合的に評価する。

    オフィスアワーなど担当教員に対する質問等の方法

     在室時随時(西口、辻本:愛学館5階臨床薬学分野、矢野:臨床薬学教育研究センタ-3階)
    事前にメール連絡することが望ましい(西口: kohshi@mb.kyoto-phu.ac.jp、
    矢野:yano@mb.kyoto-phu.ac.jp、辻本:tsujimt@mb.kyoto-phu.ac.jp)