• がん化学療法概論

    [Introduction to Cancer Chemotherapy]

    開講情報
    • 6年次前期

      1単位選択

    担当教員
    • 教授吉貴 達寛

      講師中村 暢彦

    備考  

    概要

     癌や肉腫などの悪性腫瘍に対する、抗悪性腫瘍作用のある薬剤を用いた「がん化学療法」について概説する。この治療法の目的は、癌の根治、延命、癌の縮小、症状の軽快である。この目的に適う薬剤として、殺細胞性抗癌剤から、比較的最近登場した分子標的薬までを幅広く取り上げ、対象疾患として、患者数の多いもの、治療成績の良いもの、逆に治療抵抗性のものまで、できるだけ多くの悪性腫瘍について説明する。また、抗腫瘍効果を高める多剤併用療法だけでなく、抗癌剤による副作用対策についても説明をする。

    授業の一般目標と、準備学習

     がん患者に効果的で安全性の高い薬物療法を提供するために、悪性腫瘍の臨床所見、ステージ分類、治療レジメンなど、がん化学療法に関する専門的知識を習得する。

    学習項目・学生の到達目標

    No. 学習項目 担当教員 学生の到達目標
    1 序論 吉貴 悪性腫瘍におけるがん化学療法の役割について概説できる。
    2 泌尿器がん・卵巣がん・
    子宮がん
    吉貴 代表的な化学療法について、治療レジメンを列挙でき、内容を説明できる。
    3 頭頸部がん・皮膚がん・
    骨・軟部腫瘍
    吉貴 代表的な化学療法について、治療レジメンを列挙でき、内容を説明できる。
    4 肺がん・胃がん 中村暢 代表的な化学療法について、治療レジメンを列挙でき、内容を説明できる。
    5 大腸がん・肝・胆・膵がん 中村暢 代表的な化学療法について、治療レジメンを列挙でき、内容を説明できる。
    6 造血器腫瘍・支持療法 中村暢 代表的な化学療法について、治療レジメンを列挙でき、内容を説明できる。
    7 乳がん・小児がん 吉貴 代表的な化学療法について、治療レジメンを列挙でき、内容を説明できる。
    8 総括・まとめ

    No.1

    学習項目 序論
    担当教員 吉貴
    学生の到達目標 悪性腫瘍におけるがん化学療法の役割について概説できる。

    No.2

    学習項目 泌尿器がん・卵巣がん・
    子宮がん
    担当教員 吉貴
    学生の到達目標 代表的な化学療法について、治療レジメンを列挙でき、内容を説明できる。

    No.3

    学習項目 頭頸部がん・皮膚がん・
    骨・軟部腫瘍
    担当教員 吉貴
    学生の到達目標 代表的な化学療法について、治療レジメンを列挙でき、内容を説明できる。

    No.4

    学習項目 肺がん・胃がん
    担当教員 中村暢
    学生の到達目標 代表的な化学療法について、治療レジメンを列挙でき、内容を説明できる。

    No.5

    学習項目 大腸がん・肝・胆・膵がん
    担当教員 中村暢
    学生の到達目標 代表的な化学療法について、治療レジメンを列挙でき、内容を説明できる。

    No.6

    学習項目 造血器腫瘍・支持療法
    担当教員 中村暢
    学生の到達目標 代表的な化学療法について、治療レジメンを列挙でき、内容を説明できる。

    No.7

    学習項目 乳がん・小児がん
    担当教員 吉貴
    学生の到達目標 代表的な化学療法について、治療レジメンを列挙でき、内容を説明できる。

    No.8

    学習項目 総括・まとめ
    担当教員
    学生の到達目標

    教科書

    書名 著者名 出版社名
    特に指定しない 適宜プリントを配布する

    参考書

    書名 著者名 出版社名
    がん必須ポイント 吉村 知哲 (編著) じほう
    分子標的治療薬[作用機序と臨床] 元吉 和夫、大野 竜三 (編集) メディカルレビュー社

    成績評価方法・基準

    定期試験の成績を中心に評価する

    オフィスアワーなど担当教員に対する質問等の方法

    ・各講義終了後
    ・Emaiでの質問 Email: yoshiki@mb.kyoto-phu.ac.jp