• 精神医学概論

    [Introduction to Psychiatry]

    開講情報
    • 6年次前期

      1単位選択

    担当教員
    • 非常勤講師船曳 康子

      非常勤講師川勝 一雄

    備考  

    概要

     本講義は計7回(薬剤師より2回、精神科医より5回)行うことを予定している。精神医学に関しては、総論、症候論、そして治療の全体像から薬物治療の位置づけ、薬の使い方(標準的な使用法、服薬管理、拒薬・退薬時など)、それから薬理へと解説していく。また、より専門的に、薬物療法の変遷と最近の考え方(ドパミン仮説、レセプター占有率と薬効・副作用、治療薬開発の流れなど)について講義予定である。

    授業の一般目標と、準備学習

     精神医学の概略、その中での薬物治療の役割を把握して、向精神薬の知識を養う。
     準備学習は特に必要とはしないが、興味があれば、下記の参考書など、精神医学に関する本を読む。

    学習項目・学生の到達目標

    No. 学習項目 担当教員 学生の到達目標
    1 精神医学総論 船曳 精神医学の全体像をつかみ、社会的意義を理解する
    2 症候論 船曳 精神医学に位置づけられる疾患概念の概略を知る
    3 治療法 船曳 精神科における治療の全体像につき理解する(治療関係性、環境調整、精神療法、薬物療法など)
    4 薬物療法(1) 船曳 向精神薬の薬理作用、副作用の概略、また疾患ごとの代表的な使い方を知る
    5 薬物療法(2) 川勝 統合失調症を例に、薬物療法の適正化を学ぶ
    6 服薬、アドヒアランス(1) 川勝 入院患者における内服管理の方法・工夫につき理解する
    7 服薬、アドヒアランス(2) 船曳 外来患者における内服管理の方法・工夫につき理解する
    8 総括・まとめ

    No.1

    学習項目 精神医学総論
    担当教員 船曳
    学生の到達目標 精神医学の全体像をつかみ、社会的意義を理解する

    No.2

    学習項目 症候論
    担当教員 船曳
    学生の到達目標 精神医学に位置づけられる疾患概念の概略を知る

    No.3

    学習項目 治療法
    担当教員 船曳
    学生の到達目標 精神科における治療の全体像につき理解する(治療関係性、環境調整、精神療法、薬物療法など)

    No.4

    学習項目 薬物療法(1)
    担当教員 船曳
    学生の到達目標 向精神薬の薬理作用、副作用の概略、また疾患ごとの代表的な使い方を知る

    No.5

    学習項目 薬物療法(2)
    担当教員 川勝
    学生の到達目標 統合失調症を例に、薬物療法の適正化を学ぶ

    No.6

    学習項目 服薬、アドヒアランス(1)
    担当教員 川勝
    学生の到達目標 入院患者における内服管理の方法・工夫につき理解する

    No.7

    学習項目 服薬、アドヒアランス(2)
    担当教員 船曳
    学生の到達目標 外来患者における内服管理の方法・工夫につき理解する

    No.8

    学習項目 総括・まとめ
    担当教員
    学生の到達目標

    参考書

    書名 著者名 出版社名
    標準精神医学 野村総一郎・樋口輝彦・尾崎紀夫 医学書院
    こころの治療薬ハンドブック 青葉安里・諸川由実代 星和書店

    成績評価方法・基準

    試験(記号選択式)

    オフィスアワーなど担当教員に対する質問等の方法

    教務課にその旨申し出る